毎日笑いあって、苦楽を共にして、仲良く年を取っていく・・。そんな夫婦がいる反面、離婚率は上がり4人に1人は離婚しているという現代。
夫婦が末永く円満でいる秘訣とは一体どんなものでしょうか?
結婚生活が辛いものになるか、あたたかく安らぎを持てるものになるかは全ては、あなたとあなたのパートナー次第です。
夫婦円満になれるカップルの特徴
夫婦でもカップルでも、円満でいる人たちには共通の特徴が存在します。ここからは自分たちに当てはまるか?を考えながら読んでみましょう。
相手のための我慢が苦ではない
相手のためにお互いに譲れるカップルは、長く関係を続けるカップルの特徴です。
「せっかくの休みだから、どこかへ出掛けたい」と思ったとします。でも、パートナーにどうしたいか聞いてみたら、「疲れたから家で休みたい」と言われてしまいました。さて、あなたならどう対応しますか?
相手を思いやる気持ちがあれば、「疲れたなら、ゆっくり過ごそう」と自分の気持ちを即座にリセットすることも時には必要です。
カップルとはいえ、それぞれの個性を持っているわけですから、いつもまったく同じ考えでいられるわけではありません。それでも、2人の考えていることに隔たりが生じたとしたら、それをいかに埋めようとするか。その積極性こそが思いやりの形なのです。
円満なカップルの場合は、当たり前のように相手の意向に寄り添ったり、2人の間でうまく折り合いをつける案を出そうと自然と努力が生れているのです。
お互いの違いを認められる
お互いを個として認められているのが、円満でいるカップルの特徴です。
どんなに仲が良い2人でも、小さな違いはたくさん存在します。
例えば、一方は外出から帰ったら、すぐに手洗いうがいをする。しかしながら、もう一方はまずコーヒーを1杯飲んでひと休みしてから次のことをする。
これは小さい頃からの習慣の違いで、大人になってから改めようとすると大きなストレスになります。こういったお互いの小さな違いを見過ごすことができるなら、衝突することは最小限ですむでしょう。
また、これが長い時間で当たり前になってくると、一方が手洗いうがいを済ませてきたら、テーブルの上には美味しいコーヒーが待っているなんて素敵な出来事が起こるかもしれません。
このように、2人の間の違いを不満因子と捉えずそれぞれの個性だ、と納得できていれば二人の間に無闇は争いは生まれず円満でいられます。
食事の好みが同じ
食べ物の好みは、円満夫婦には欠かせません。
何が食べたいのか、いつ食べたいのか。その欲求をどのように満たすのかということは本当に大切で、この点に満足している人が送る生活の質はとても高いと言えます。
つまり、食生活において不満がない人は概ね幸せに過ごしているということなのです。しかしながら、誰かと一緒に食事をするとなると、自分の思うような食生活とはならないこともあります。
相手の好みが薄味だったら、多少は物足りなさを感じたとしても合わせる必要が出てくるかもしれません。また、こってりした洋食が好みだったとしても、相手が好まなければ自然と食べる回数を減らす必要が出てくるでしょう。
食の好みは結婚生活を送るうえで欠かせない要素といっても過言ではありません。だからこそ、この点がピッタリあっているカップルは食い違いがあるカップルよりより円満な家庭を築きやすくなります。
夫婦円満になれるカップルになる秘訣
さて、夫婦円満になれるカップルの特徴の次は、円満夫婦になるための夫婦円満の秘訣を伝授していきます。
喧嘩が多い・最近パートナーに魅力を感じない。そんな人も今一度これを読んで、円満夫婦になる秘訣を盗んでいってください。
夫婦円満の秘訣①:パートナーを過大評価しない
仲良しの夫婦やカップルは、相手に期待をかけすぎていません。
「私の夫は妻想い」「妻は料理が上手だから毎日が幸せ」このように、自分のパートナーを褒めることはとても良いことであり、微笑ましくもあります。
ただし、そんな風に相手のことをいつも高く評価していると、時として評価の真逆の事態が起こった時、急に心に隙間風が吹いてしまいます。
「料理上手だと思っていたのに、料理の元を使って楽をしていた」
「妻思いだと思っていたのに、髪を切ったことを気づかなかった」
こんな風に、好ましいと思っていた部分が牙をむいてしまった時、人は恋や愛から覚めてしまいます。
ですが、相手を過大評価せずフラットに見る目を養っておくと「妻思いだけど時に抜けている可愛い夫」「料理上手だけど気づかないところで、ちゃんと手も抜いていて、バランス感覚に優れた妻」と、相手の悪い所も合わせて受け入れることができます。
どんなに素敵だと思っている人でも、100%あなた自身の期待に応えられる人はいません。結婚は生活です。相手を過大評価しすぎず、時にはフラットな気持ちで向き合うことを考えてみてください。
夫婦円満の秘訣②:相手が嫌がることをしない
相手が嫌がることは絶対しない、という線引きができているカップルは長く円満でいることができます。
人は誰しも「これだけは譲れない」ということを持っています。
そのことを相手に正確に伝えることができ、また相手もその気持ちを尊重してくれることができるカップルであれば、穏やかな気持ちで時間を過ごすことができます。
例えば、「お金の貸し借りだけは、親であったとしてもしない」と決めていたとします。そのことを知っているにもかかわらず、「自分には関係のないこと」と割り切って考えるようなパートナーと、あなたはこれからも一緒に歩いて行けそうですか?
誰しもがもつ「絶対領域」をあえて侵入しないこと、親しき中にも礼儀を持つこと、それがお互いを尊重しそして思い合えるカップルです。
夫婦円満の秘訣③:パートナーが好きなものを3つ以上言える
さて質問です。あなたの大切な人が好きなものを、10秒以内にできるだけたくさん答えてください。
あなたはこの問題にいくつ答えることができましたか?
「パートナーを大切にしたい」と思う気持ちがあったとしても、実際には相手のことをもっと深く知る過程をおざなりにしてしまう人がいます。
また、自分の好きな人には自分の好きなものについて理解を示して欲しいと考えるのが自然です。語り合い、耳を傾けることで、お互いの好きなものを知ることができるのです。
そこで、自分がパートナーの好きなものをいくつ言えるのかテストしてみてください。食べ物でも、趣味でも構いません。親友の名前でもいいでしょう。とにかく、3つ以上挙げられればまずまず。5つ以上言えたら合格です。
反対に、「考えてみたら、何が好きなのか知らなかった」となれば、少し心配です。でも、だからといって即ダメなカップルというわけでもありません。知らないことがあるならば、自分から「何が好き?」と、今からでも聞けばいいのです。
そうやって、改めてお互いを知り合うことができたなら、関係性を深くしてもお互いを尊重できる夫婦になることができます。自分達に足りない関係性は、「これから改善していけばいい」と考えてみましょう。
夫婦円満の秘訣④:悩みを打ち明けることができる
あなたは大切な人に悩みを打ち明けることができますか?
相手の気持ちを失いたくないために、ウソでその場を言い繕ってしまう人がいます。心の中では、「嫌われたくない」という一心なのかもしれません。
ただ結婚生活が辛いと感じる大きな原因の一つは、悩みを打ち明けられず一人で抱え込むことから起こってしまいます。
例えば、「目玉焼きは醤油で食べる」派だったとします。でも、相手が「絶対にウスターソース」派だったらどうしますか?ただ単に、相手を喜ばせるために「同じだね」とウソを言ったとしても、長い期間を共に過ごしていれば、そのウソが自分自身を苦しめる原因にもなり得るのです。
ウソはいつか隠し通せなくなってしまいます。また、最悪のケースではパートナー解消となってしまうかもしれないのです。
ウソも方便とは言いますが、やはりカップルならばお互いが正直に語り合えることはとても大切です。ときには、都合の悪いことを話さなくてはならないかもしれません。
それでも話し合えるからこそ、お互いに解り合い、許しあい、慈しむことができるのです。自分の内面をさらけ出し、ありのままの自分を好きになってもらった喜びは何物にも代えがたいと気付くはずです。
夫婦円満の秘訣⑤:「してあげたい」気持ちを抱く
円満な夫婦は、お互いに「○○をしてあげよう」という気持ちを常に抱いています。
誰かに優しくしてあげるということは、誰もができる素敵な行為です。ただし、他人にはできても、本当に仲良くなってしまうと優しい気持ちを忘れてしまうこともあります。
でも、夫婦円満である2人は、いつでも何かをしてあげたいという気持ちが途切れることがありません。そう、「してあげる」ではなく、「してあげたい」という気持ちなのです。
この、「してあげたい」という気持ちを自然に抱けるようになるからこそ、お互いに相手は特別な存在なのだと強く意識するようになります。
「大切にされている」と思えばこそ、相手のことも最優先に大切にしたくなるもの。だからこそ、自然と温かく居心地のいい家庭ができていくのです。
円満夫婦の秘訣⑥:些細なことでもありがとうという
日常の些細なことでも「ありがとう」と言葉に出すことを惜しまないでください。
毎日ご飯を作ってくれてありがとう。
毎日働いてくれてありがとう。
毎日見送ってくれてありがとう。
夫婦での生活が長くなればなるほど「やって当たり前」「できていて当たり前」ということが増えていきます。ですがそれを当たり前と感じて感謝の気持ちを忘れると、円満な家庭からは遠ざかってしまいます。
当たり前のことでも、お礼を言われると嬉しいものです。言わなくても態度で分かる、そんなことをいちいち言っていられない。そう感じる人は、結果的に夫婦の仲が悪くなりそこから生じる様々な問題に直面する方が、よっぽど大変だとは思いません?
夫婦円満の秘訣は、毎日の小さなことの積み重ねでしかありません。
最近相手に「ありがとう」といっていなかったら、今日夫が帰ってきてから、奥さんに夕食のときにさらりと一言感謝の気持ちを伝えてみてください。
円満の秘訣⑦:パートナーの欠点を許す
相手の欠点を許せる心を持ちましょう。
人間、誰もがひとつやふたつや十や二十は欠点があります。それは言い換えれば、一個人の個性であり、他人に迷惑を掛ける重大な欠点でない限り、いちいち気にするのは損です。
もしも、2人の中が上手くいっていない状態であれば、相手の欠点が許し難く、目について苛立ってしまうことでしょう。反対に、お互いがお互いを必要とし、仲睦まじく過ごしているときには欠点を問題視することはなく、難なく許せてしまいます。
もし今あなたが、パートナーの欠点を許せない!と感じる場合は、自分が相手の欠点にどのくらい腹が立っているのか数値化してみましょう。
10点満点で考えたとして、あなたが気になっている欠点はどのくらいでしょうか?
「そうめんをすする音が、気持ち悪い」→3点
「なんでも否定的に返してくる」→8点
「髪を切ったのに、気づかなかった」→5点
実際に点数にしてみると、あれ?私怒りすぎてたかな?これはちょっとひどかった。と事象を客観的に見ることに繋がります。
許せない所はお互いに話し合って、ちょっとだけ気になるくらいのところは『お互い様』と目を瞑る。そんなさりげない気遣いも夫婦円満には欠かせません。
円満夫婦の秘訣⑧:自分だけの趣味を持つ
お互いに自分だけの趣味を持てるっているカップルは、理想的な円満生活が送れます。
仲が良いからといって四六時中一緒にいるのは幸せと言えるのでしょうか。一緒にいられなくてもお互いを信頼していれば、不安になることもなく、何ら問題ありません。
また、四六時中一緒にいないと不安になってしまうのは、お互いに依存しているからかもしれません。信頼と依存はまったく別物です。例え離れている時間が長くなってしまったとしても、壊れることのない関係性が理想です。
そこで、改めて自分にはパートナーが不在でも確実に楽しめる趣味があるのか考えてみてください。もしも無いのであれば、これから探しに出かけましょう。
趣味を楽しんでいるときには自分だけの世界に没頭し、心に程良い刺激を与えることができます。そして、そのような時間が持てるということは、少なからず人間的な成長の機会を持っているということ。だからこそ、パートナーはあなたに魅力を感じ続けるのです。
いつも同じような会話しか生まれないと退屈してしまうのはお互いにとって、とても寂しいことです。自分だけの世界を広げ、パートナーとのより良い距離感を保つことで、円満な関係性を継続できるようになります。
円満夫婦の秘訣:⑨パートナーの気持ちを推し量る
パートナーの気持ちを推し量ろうとする気持ちが持てるカップルになりましょう。
相手の立場に立って、こういったらどう感じるだろうか?こういうことをしたら悲しむだろうか?自分目線ではなく、相手の目線に立って行動しあえるカップルならお互いの嫌なことをせず、気持ちのいい生活を続けていけます。
この時、片方だけが我慢し察しようとするのではいけません。自分の気持ちを推しはかってもらえて嬉しいから、相手のことも大事にしたくて自分も相手の気持ちを推しはかる。
こんな正の循環が生れてはじめて、夫婦が円満でいられる環境が生れます。
嬉しいことをされたら、喜ぶだけで終わらず自分も嬉しいことを投げ返してください。そのラリーが続く限り笑顔が絶えない明るい夫婦でいられるはずです。
円満夫婦の秘訣⑩:パートナーの持ち物を大切にする
パートナーの持ち物を大切に思い扱いましょう。
自分のものだからこそ、その価値を理解し、大切にするのは当たり前のことです。しかしながら、それが他人のものとなると扱いがぞんざいになってしまうこともあるでしょう。
円満なカップルの場合、お互いの持ち物を大切にする気持ちがとても強い傾向にあります。それは、お互いの生活を尊重し、全てに気を配っている証でもあります。
また、相手に対する気持ちが薄れてくると、持ち物に対する気持ちにも変化が現れ、以前ほど大切に扱うことはなくなります。
人は意外にわかりやすい生物です。大切な人の持ち物は大切。そうでない人の持ち物は、それなり。これが本音であり、大切に扱えるということは相手を想う気持ちが確かであるということなのです。
円満夫婦の秘訣⑪:お互いの目を見て話す
夫婦こそ、お互いに会話が必要です。
目を見てお互いに本音を話したり、子供のこと家計のことで食い違うことが出てきたら『話し合って』何とかしていくしかありません。
ここで、どちらか一方だけが悩んでしまうと
「どうして私だけ、こんなに色々考えなくちゃいけないの?」
「どうして俺だけ、こんなに辛いんだ!?」
と気持ちがお互いから離れてしまいかねません。
人はどんなに思い合っていてもお互いの気持ちを完璧に理解することはできません。だからこそ会話が必要であり、会話からお互いの妥協点や見直すことが生れてくるのです。
離婚してしまう夫婦の特徴として、お互いの気持ちがわからなくなった。会話が減りお互いが話し合うことが嫌になったというのは、少なくない離婚理由の一つです。
お互いに100%分かり合うことができないからこそ、会話を大切にして行く必要があるのです。
円満夫婦でいたいあなたへ贈るメッセージ
円満夫婦でいるためには、お互いの努力がかかせません。
「結婚はゴールではなく、スタートである」
ともいうように、結婚生活というのは新しい家族の形をあなたとパートナーで築いていくものです。
ぜひこれから結婚して、パートナーと新しい家庭を築いていく人は、円満な家庭を作るために、そして今夫婦の在り方について悩んでいる人は、円満な家庭になるために、この記事の夫婦円満の秘訣をぜひ実行してみてください。
あなたの家庭がいつまでも、キラキラ穏やかに輝く家庭でありますように。
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