嫌いな人に対してストレスを溜めない14個の接し方!

今回は、嫌いな人に対してストレスを溜めない接し方を説明します。嫌いな人が出来てしまうメカニズムや、実際に体験談ベースで嫌いな人とどのように接していたかなど、様々な情報を集めたので、是非参考にして頂ければ幸いです。

では、いってみましょう!

なぜ、嫌いな人が出来てしまうのか

悪いところは目についてしまうから

人は必ずポジティブな面とネガティブな面の両方を持っています。そして、良いところより、悪い所の方が目立ちやすいです。嫌いな人が出来るメカニズムは、このように、相手の欠点ばかり目がいってしまい、それをあなた自身が許容できない為です。

また、人にはどうしても許せない事項というものが、多かれ少なかれ存在します。そのボーダーラインを超えてしまう方は、嫌いな人に分類されてしまいます。

相手も自分の事を嫌っているから

あなたが嫌いな人は、相手もおそらくはあなたの事が嫌いです。他人は自分を映す鏡と言われるように、あなたが嫌いな相手は、同様に、相手もあなたに対してネガティブな感情を抱いています。

このように相互作用してしまう場合、よりお互いの関係が悪化し、嫌いな人になってしまう可能性が高いです。鏡の前の自分をどんどん嫌いになっていくように、相手の短所が目についてしまいます。

実は相手の性格が見えてない場合もある

相手の一面的な部分しか見えておらず、本当の性格が見えていない場合もあります。例えば今回の記事を書くにあたり、以下のような体験談を頂きました。


30代女性の体験談

彼女の同僚に、いつも不機嫌そうで短気で口の悪い男性がいました。彼女は生理的に嫌いなタイプだと思い、初めは極力接触を避けていました。

しかし長年接している内に、実は彼は極度の恥ずかしがり屋で、女子が怖く、話し方がわからず、そういう態度をとっていたことが分かりました。その男性は非常にシャイで、それを隠すように乱暴な話し方をしており、本当は竹を割った様な性格で、仕事熱心でフェミニストでした。


上記の様に、人は見かけによらない事も、また多いです。相手の断片的な部分しか見えておらず、嫌いな人に分類してしまっている事も良くある事です。

嫌いな人に対してストレスを溜めない接し方!

意識的に褒めてみる

どんな人が嫌いかは人それぞれかと思いますが、これは『自慢話をしたがる自尊心の高い方』に有効な方法です。自慢話をしたい人は常にしゃべります。まともに受け止めてくれる人がいない場合が多いので、じっくりとお話を聞いて、ときどき褒めてと機嫌が良くなります。

例えば、嫌いな人の接し方に困っている人は、意識的に以下の言葉を使ってみましょう。

  • 「すごいですね!」
  • 「さすがですね!」
  • 「それは思いつかなかったです!勉強になります!」
上記の様な言葉は、社会人としては基本なので、既に実践されているかも知れませんが、意外と喜ばれます。その他にも、相手に合わせて、様々な褒め言葉を考えてみましょう。

例えおべっかだとしても、きちんと相手を褒めれば、嫌いな感じの人でも、心を開いてくれることが多いです。ところどころおだてつつ、楽しくお話出来れば、相手の気分を良くさせて、お互い気持ちの良い人間関係を築くことが出来ます。

必要最低限の会話で済ます

自分が嫌いな人に対しては、あえて笑顔をふりまいたりせずに、学校や仕事で必要な、最低限の会話で済ますことも、対処法の一つです。

人の思考は固まりやすいもので、嫌いと思った人に対しては、あなたが相応の努力をしない限り、好きにはなれません。その為、なるべく接触をさけて、自分にストレスがかからなく状態にしてみましょう。相手の存在自体を、自分の中で消し去ります。

この方法の注意点として、完全に無視する事や、仕事に支障が出るようなことは、絶対に行ってはいけない点です。それは、あなたの印象を悪くし、更に対人関係を悪化させます。仮面の笑顔でも良いので、相手になるべく嫌な雰囲気が伝わらない様に心掛けましょう。

嫌いな人からのストレスは自分の損だと考える

嫌いな人と接する場合、会う前から憂鬱だったり、嫌だなという気持ちが態度に出てしまったり、会っている時間を楽しめず、ストレスにさらされる場合が多いです。しかし、仕事や学校、ご近所づきあいなど、どうしても嫌いな人と付き合わなければならない場面が、生活において発生します。

それならば、負の感情を持っている自分がもったいないと考えを変えてみましょう。「嫌いな人からどうして自分がこんなに嫌な思いをしてストレスを受けなければならないのか。」そう考えて、どうせ関わらなければならないのだから、嫌いなところに多少目をつぶって、「この人にもいいところがあるかもしれない、面白いところがあるかもしれない。」と探ってみると良いです。

嫌いな相手の性格を直せというのは、非常に難しい話です。簡単に人は変わりません。しかし自分の考えや心持ちを変えることは、心掛け一つで意外に簡単にできます。そうすれば嫌いな人から受けるストレスも減ります。

嫌いな人の事が好きと即席暗示をかけてみる

嫌いな人と接する時は、自分に即席の暗示をかける事も方法の一つです。「実は私は、相手の事が好き 。相手はすごく良い人。」と10回位自分に言い聞かせた後、嫌いな人と話します。

自分が嫌いな相手は、相手も自分を嫌っている事が非常に多いです。そのため、上記の様に、何度も念じた後に話してみると、「大嫌いオーラ」が相手に伝わらず、人間関係に波風立てずに過ごせます。自分を騙すことになりますが、嘘でも嫌いオーラを消して付き合った方が、ストレスは少なくて済みます。

あまりに暗示をかけたままだと、精神的な負荷が大きい為、その後に自分への暗示をリセットします。「大嫌いだよね、頑張ったね、偉いぞ、私!」という感じで、数回自分に言い聞かせしょう!

些細な事でも相手の良い部分を見つける

嫌いな人と話す時は、本当に些細な事でも良いので、相手の良い部分を見つける癖をつけてみましょう。嫌な部分は目につきやすいですが、人間探せば良い部分は必ずあります。

髪をいつもキレイにしてるとか、声が大きくはっきりしているとか、会話から汲み取れるほんの少しの要素でも良いので、凄いと思うよう心掛けてみて下さい。特に、自分と違って良いと思うポイントに絞って探す事が、コツの一つです。

そして、相手の良い点が見つかったら、自分もそれを見習い、頑張ろうという気持ちを持つようにします。すると、嫌な人でも良いところがあって、相手の頑張っているところが見えてきますよ!

嫌いな人と接することは修行だと思い込む

嫌いな人と接する場合、それは自分を成長させるための、一種の修行だと割り切る事も、ストレスを溜めない方法の一つです。

嫌いな人から、意地悪な事を言われたり、蔑む言葉を言われたりと、不快な気持ちを与えられたとします。そういう時こそ、自分の心を成長させるチャンスと思い、相手に対して最上級の敬意を払って、良い対応をとるように心掛けてみましょう。すると、不思議と嫌いな人と話してるはずなのに、そういう対応が出来た自分自身に嬉しくなり、「よし今回も成長したぞ!」と楽しくなることが出来ます。

この方法の良い点は、敬意を払って接すると、相手もそれに気づき、次第に変わってくる事がある点です。嫌いな相手に敬意を払う事は、プライドが傷つくかも知れませんが、それも修行の内だと割り切れれば、きっと明るい道が見えてくるはずです。

嫌いな人と接し自分を振り返ってみる

嫌いな人と接した時に、一度自分自身の行動を振り返ってみましょう。相手の嫌いな部分に着目し、自分にもその要素がないか、冷静な気持ちで洗い出してみます。

自分は相手のどの部分が嫌いで、どのように考えているのかということを、徹底的に分析します。例えば「時間にルーズだから嫌いだ!」という相手がいたとして、自分を振り返った時、たとえ時間をきっちり守っていたとしても、人間関係にだらしない部分があったり、なにか似た要素を持っていたりすることがあるはずです。

そのように、嫌いな人との接触を自分の意識の改革のチャンスと捉えれば、相手に対して感じていた、怒りや悲しみも次第になくなります。最初は分析しながら、腹が立つかも知れませんが、とことんやってみるとおのずと結果はついてきますよ!

とにかく間を外してみる

嫌いな人と接する時は、間を外してみることもストレスを溜めない方法の一つです。とにかく長時間接する事を避け、短時間接したら少し間を取り、心を平静に保つようしてみましょう。

職場の同僚などで、非常に距離が近い場合は、中々難しい方法ですが、例え物理的な距離が取れなくても、精神的な距離を取る努力をしてみて下さい。例えば、嫌いな人と相対して話しているときも、身体は相手の方を向いていますが、頭の中では全く違う事を考え、思考を逃がします。

嫌いな人と話す時はどうしても嫌悪感があり、中々思考だけを外に追いやる事は難しいですが、例えば何か自分の好きな事を考えたり、逆に全く頭の中を無にしたりなど、方法は様々です。何度か練習してみて、自身に合った思考法を探してみて下さい。

この方法が上手く行くと、相手のことが嫌いな人ではなく「どうでもいい人」になり、心に負担をかけることなく、スルーすることが出来ます。相手の言動にいちいち反応する事も無くなり、ストレスもたまらなくなります。

感情をいっさい表に出さないことで自分を守る

必要最低限の会話しかしないと同様の方法ですが、嫌いな人に対して、一切感情を表に出さず接する事で、ストレスを大幅に軽減することが出来ます。

嫌いな人と話す時は、別の自分が話していると思い込み、怒りや苛立ちなどの感情を出さず、常に平坦に接します。そうする事で、嫌いな人から何かいやみや悪口を言われても、聞き流すことが出来、心の負担が減ります。

接し方としては、質問された時に、「はい」か「いいえ」の返答のみをする、具体的な話の場合は「どうだろう」と濁したり、「わからない」と回答することが基本です。また、こちらからは質問しない、話を広げないという様にしてみて下さい。

このような接し方は、相手に嫌悪感を与える為、あまりにやり過ぎると、より関係が悪化してしまうので、その点は注意してください!

嫌いな人ほど見方につける

嫌いな人へのストレスを溜めない方法は、あなたが自身の性格を変えない場合、その方との関係を断ち切ることがベストです。しかし、職場の都合などで、どうしても関係を続けなければならない場合、逆に味方につけてしまう方法もあります。

人間関係の構築が上手な人は、苦手な相手ほど仲良くしようと気を使ってる事を、ご存知でしょうか。お互いが嫌い合う状態は、それだけ両者が気になる存在であり、惹きつけあって、反響し合っているということです。つまり、味方につければ、負の感情が逆転し、それは大きな絆へと繋がります。

具体的に味方につける方法は、とにかく、自分から相手に好意を寄せることです。多大な努力が必要ですが、嫌いという感情をばっさりと捨て、好きな相手と接するように、嫌いな人と話してみて、相手が喜ぶ事をしてあげましょう。

3回ツンして1回デレる

かなり変わった方法ですが、3回ツンな態度を取り、最後の1回でデレを見せる方法です。具体的にはは、嫌いだから関わりたくないという気持ちを3回は全力で出し、3回出した後に「え、私嫌われてるのかな?」と相手が思い出した時に、それをカバーするポジティブな言葉を投げかけます。

この方法の場合、3回のツンに耐えれない人が多く、自然と相手と距離を取ることが出来ます。しかし、たまにデレを入れるので、完全に疎遠にはならず、適度な距離感を保つことが出来ます。3回は全力で嫌いなオーラを出せるので、自分自身に対してもストレスフリーな点が魅力です。

ツンとデレを上手い塩梅で行わなければならず、コミュニケーション能力が高い方に向いた方法ですが、是非試してみましょう!

嫌いな人を上回る為に努力する

自分自身をスキルアップし、周りにその努力を認めさせ、嫌いな人からも一目置かれる存在になる方法です。この方法は、嫌いな人とのコミュニケーションを改善する方法ではない為、選出するかどうか迷いましたが、実際に高度な仕事が出来る様に必死に努力した結果、職場環境を改善した体験談を頂いたので記載しました。

他の方に無い、秀でたスキルを持っている方は、必ず周りから一目置かれる存在になります。そして、そのような存在になる事が出来れば、嫌いな人があなたを見る目も、周りに影響され少しずつ変わっていきます。仕事を精一杯頑張り、成果を出す事を目標としても良いですし、難関資格にチャレンジしてみても面白いです。ひたすら努力する人を、蔑む人は多くは居ません。

努力が実り、何かを達成しても、相手の見る目が変わらなかった場合でも、あなた自身がそれをやり切ったという充実感に包まれ、相手の事など気にならなくなっているはずです!

にこやかに対応する

嫌いな人と接する時は、あえて笑顔を絶やさず、にこやかに対応することも、方法の一つです。嫌いだからこそ、わざと愛想良く、にこやかに対応し、何を言われても常に笑顔を忘れないようにしましょう。

ニコニコと接してくる相手に対して、人は嫌な対応をし辛くなるものです。例え相手がどんなに酷い暴言を吐く方でも、こちらが常に笑顔で聞いていれば、その内に「この人には何を言っても無駄だ。」と考える様になります。

笑顔は自分自身を守る最高の武器でもあります。その武器を上手く活用して、嫌いな人との対人関係を乗り切ってみましょう!

嫌いな相手の立場にたって考えてみる

嫌いな人をなぜ、嫌いと感じるのでしょうか。一度相手の立場に立って冷静に考えてみると、気持ちが整理され、楽になります。

嫌いな人を、ただ嫌いと割り切らず、それを言語化し、相手の気持ちを汲み取り、嫌いな感情を客観的に自分の中で理解する事が、この方法のメリットです。相手の立場に立って考えるためには様々な方法がありますが、以下のエントリーにて、相手の立場に立って考える方法をまとめている為、自身に合った方法を探してみましょう。

対人関係はまず、相手を理解する事から始まります。例え嫌いな相手だったとしても、前向きな人間関係を築きたいと考えている方は是非参考にしてみて下さい。

相手の立場に立って考える10個の方法!

嫌いな人への対処法の体験談

本項では、嫌いな人への具体的な対処法を、体験談ベースでお話します。嫌いな人へのより実体験ベースの話を知りたい方は、是非参考にして下さい。

水面下で転職活動をした


40代前半女性の体験談

職場の上司で酷い女性がいました。感情的で、嫉妬深く、新人イジメをしたり、気に入らない人がいると、権力を行使して退職に追い込むようなことをしていました。自分を守る為、私は負の感情をいっさい女上司の前で出さないことにし、プラスの感情のみで接していました。当然ですが、挨拶、笑顔などは積極的に出すようにしましたし、そして指示された仕事はきちんとこなしました。

数年経つうちにイジメられることもなくなり、信用も勝ち取りましたが、心の中ではどうしても彼女を好きになれず、水面下で転職活動を続けました。彼女そのものが変わることは永遠にないと思ったので、離れて二度と会わないことが一番だと考えたのです。


感情を抑え、現実的な判断をした一例です。

まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。嫌いな人に対するストレスを溜めない対処法について、様々な視点から記載しました。どの方法にも共通している点は、冷静になる事です。感情的になればなるほど、関係は悪化し、ストレスが溜まってしまいます。

今回のエントリーの方法で、少しでもあなたの対人関係が良好になる事を祈っています。

 

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