見返りを求めない人間になる8つの方法

今回は、見返りを求めない人間になる方法についてお話します。人は例えば相手にしてあげた行動に対して、見返りを求めがちです。確かに、無償の奉仕だけでは社会は回りませんが、中には全く見返りを求めず、様々な人に貢献している素晴らしい方もいます。

今回は、そのように、見返りを求めない清い人間になる為の方法について、以下に記載していきます。

では、いってみましょう!

 

見返りを求めない人間になる8個の方法

常に余裕のある状態を保つ

人に何かをする事は、悪い事ではありませんが、果たしてそれが双方にとって本当に良い事だったのかわかりません。良かれと思ってしたことでも、余裕がない時に何かをすると、見返りを求めてしまいがちです。

基本的に、見返りを求めない人間は、余裕がある人です。相手に提供したものが少額の物や簡単な行為だった場合はあまり気にしないと思いますが、高額の物や手間や時間のかかる行為だった場合、やはり見返りを求めてしまう傾向が強いです。「あの時、助けてあげたのに・・・。」など、過去の行為に対して見返りを求める人を見る事は多々ありますが、その発言は、やはり余裕のなさから出てくることが多いです。

心の余裕を常に保ち続けることは、中々難しい事ですが、しっかりと自己分析した上で、自分の性格を把握し、余裕ある行動を心掛けてみて下さい。

自分のした行動に満足すること

自分のした行動

人に何かをしてあげた時、親切な人、優しい人で終われば良いものの、ついつい何か見返りを期待してしまう気持ちは、誰しも少なからずはあります。何かしてあげたんだから、見返りを求めて当たり前だろうという人もいれば、見返りを求めてしまう自分の卑しさにがっかりする方もいるはずです。

では、見返りを求めない人になるにはどうすれば良いか。それは、『何かをしてあげた自分に満足すること』です。見返りを求めてしまうということは、何かをしてあげた自分に対して、何か対価が欲しいという欲求があるということです。

その欲求を自分で満たして自己完結してしまうのです。『自分はなんて優しい人間なんだろう』と思い込んだり、『今日は良いことをして気分が良いから、好きなお菓子を買って帰ろう』などと自分に言い聞かせます。本来なら人に褒めて欲しい、何か見返りが欲しいと思っていた部分を、自分自身で埋めるのです。

上記の様に自分の中で留めておけば、少なくとも対外的には見返りを求めない人になりますし、それを重ねていけば、無理に思い込まなくても、自然と良いことをした自分に満足出来るようになります。

自立心を持つこと

見返りを求めない人間になるには、まず第一に自分が自立する必要があります。誰かに精神的または経済的に依存していると、何かをしてもらうことに慣れてしまい、相手に対して見返りを求めてしまいがちです。

見返りを求めると言うことは、よく言えば相手に対する期待度が高いと言えますが、必ずしもその期待に応えられるとは限らないので、見返りを得られなかったときに大きな失望感を感じてしまいます。勝手に何かしてもらえると、自分が一方的に期待しているだけなのに、裏切られたと言う気持ちになってしまうのです。

精神的、経済的に自分が自立していると、良い意味で相手に対する期待が少なくなります。何故かと言うと、自分1人でも生きていくのに困っていないため、相手に依存する必要がないからです。また、何らかの事情により経済的に依存しているとしても、心まで依存していなければ、相手に依存することはないので、過度な見返りを求めることはなくなります。

見返りを求めない無償の愛を受けていた事を思い出す

どの人も、皆、母親のお腹から産まれました。皆、昔は一人では何もできない赤ちゃんだったのです。その時は、見返りを求めずにお世話をしてくれた誰かが必ずいたはずです。見返りばかり求める人生を歩んでいる人は、一度そのことを思い出してみましょう。

人は必ず赤子の時は、見返りのない無償の愛を受けています。どんな偉い人も、お年寄りもそれは同様です。それを思い出すことが出来れば、不思議と他者に対して見返りなどを求めず、優しく接する事が出来るようになります。

この方法がマッチしそうな方は、是非一度、自身の両親に自分の幼少期の話を聞いてみましょう!きっとご両親の無償の愛を思い出し、他者への接し方が変わるはずです。

人生の損得はプラスマイナスゼロと考える

人間が死ぬ瞬間、その人の人生で得したこと損したこと、これはプラスマイナスゼロと言われることがあります。見返りを求めてるばかりの人生でも、プラスマイナスゼロ、普通に生きててもプラスマイナスゼロです。

見返りを求めない人間になりたい方は、是非上記の考えを取り入れてみましょう。結果としてプラスマイナスゼロになるならば、見返りを求め、がめつく生きても、最終的には大きなしっぺ返しを食らいます。

他人に対する期待感と損得の感情を捨てる

人間なら、他人に色々な期待をすることがあります。それが見返りを求めることに繋がるので、注意が必要です。逆に見返りを求めない人間になるなら、期待感を捨てることが大事です。この方法では相手に対する期待感を忘れることが必要です。つまり、損得で相手と接しないことが基本になります。

具体的には、他人と行動する際に結果を意識しないことです。人間は相手と接することから何かの結果が生まれる部分を知っています。つまりその結果には良いものと悪いものが存在しているのです。だからこそ、行動の後にある見返りを意識します。

しかし、その期待感や損得の感情を捨てると、単純に相手と接するだけで終わります。結果を考えないので他人と平等に接することができます。そこには相手に対する見返りも存在していないのです。この方法を使えば、その時だけの感覚で相手と接することができます。つまりその場だけの付き合いが上手くできるので、見返りも関係なくなります。

やや後ろ向きの方法ですが、どうしても見返りを期待しがちな人は試してみましょう!

回り回って自分のためになる

世の中には善意のみで動ける人間もいますが、全ての人間がそうではありません。人に何か親切なことをしたり、プレゼントをしたり、善行と言われる行動をしたとき、つい見返りを求めてしまうが人間というものです。

それならば思い切って、全ては自分の為と思えば良いのです。進んで善いことをする人間や、人を喜ばすことができる人間は、実はしっかりとその恩恵を受けています。例えば、善行を見ていた人が周りにそれを伝えれば、その人の評価は自然と上がります。

素晴らしい人間だという評価が付けば、仕事を任せてもらえたり、異性を紹介されたり、社会的評価が上がることもあるでしょう。回り回って自分の為になるのだと思えば、一つ一つの行いに見返りなど求めなくなります。そして、自分の為に善い行いを積極的にしようと心がけていると、いつしか善いことをするのが当たり前になってきます。

それが自然と行えるようになれば、もう見返りなど求める自分はいなくなっているはずです。歯を磨いたり、顔を洗ったり、食事をするように、その行いが生活の一部となれば、見返りなどなくても動けるようになります。

徳を得るための行動と考える

目の前の相手に対して見返りを求めると、その人との人間関係が辛いものになっていきます。その為、見返りを求めない人間関係を構築するために、自身の行動は全て徳を積む為のものという考えを持ってみましょう。

人間は誰しも欲深く、見返りを求める気持ちを完全になくし、全て徳を積むと考えて行動することは中々難しいです。しかし、日々の出来事に感謝し、ゴミが落ちていたから拾ってゴミ箱にいれるなど、本当に些細な事から始めることで、少しずつ、頭の中にいる見返りを求める自分を消すことが出来ます。

このように、日々、自分の精神を高めていけば、自然と周りの目も変わり、より善行を行うことが気持ち良くなります。注意点としては、例え何かを行っても、誰かにアピールをしないことです!

見返り求めない人間になろうと思った体験談

見返りを求める人間のみっともなさを知った


40代前半女性の見返り求めない人間になろうと思った体験談

知り合いの同い年の女性に、見返りを多く求める人がいました。よくいろいろな物をくれる人で、日常的にアメとかガムを職場の人に配り歩いていました。ところがある日、彼女が私にこんなことを言ったのです。私はみんなに色々あげているのに全然お返しをくれない、と。

それから私は彼女にお菓子をもらうと、必ずお菓子を買って返すようになりました。また、彼女が退職することになり、今まで辞めた人のプレゼントのために大金を払ってきたので、自分が辞める時は好きな物をプレゼントしてもらいたいと言って、ブランドの財布をねだってきました。

私は仕方なく部署内で、みんなからお金を集めました。みんな、お金を出してくれましたが呆れていました。誰も心から彼女にプレゼントをあげたいと思った人はいないでしょう。

彼女は、アメやガムをあげていたのだから、当然の見返りだと思っていたのでしょう。しかし、少なくとも、周りの目は非常に冷ややかでした。見返りを最初から求めた行動は、このように人を失望させることが多いです。


見返りが前提の行動は、人を落胆させてしまうという、典型的な体験談ですね。

まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

人を傷つけたり、裏切ったりする人は、その行動の結果が自分に返ってくるのと同じように、善行は時間はかかっても、必ず形を変えて大きくなり、いつかは自分に返ってきます。つまり、見返りを求めずとも、正しい行動をしていれば、必ずそれは実を結ぶという事です。

見返りを求めない人間になりたい方は、まず上記の考えを頭に入れておきましょう。そのことを常に意識していれば、次第と相手に対して善行をする際も、見返りを求めないようになります。

このエントリーを読んだ方が、少しでも見返りを求めない人間になれる事を祈って。

1 COMMENT

野澤純一

こんばんは。見返りを求めていて、本当に落ち込んでいました。あれだけやってあげたのに、自分には何にもやってくれない。どーして?って思っていたところに、ここにたどり着きました。両親が育ててくれたから今の自分がある。周りの人達の善意があって今の自分があると気づきました。自分の行為は巡りめぐって自分にかえって来ることがわかりました。すごく気分が楽になりました。ありがとうございます。いろいろありますが、心に余裕をもって生きていきたいと思います。本当にありがとうございます。

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