陰口を気にしない7つ方法と陰口を言ってしまう人の心理

あなたの周りに陰口をたたく人はいますか?

あの人っていつも仕事が遅いわよね?一体何をしているのかしら・・・。

○○部長って実ははげてるよね!隠しててかっこ悪い!

陰口は時に同じ話題を共有するスパイスになったり、はたまた実は叱咤激励のアドバイスだったり、扱いが難しいものです。今回はそんな人により捉え方や感じ方の違う『陰口』を、陰口を言う人の心理や対処法を通してみていきます。

陰口を言ってしまう人の心理

陰口をつい癖のように発言してしまう人は、どんな思考回路をしているのでしょうか?もしあなたが周りの陰口に悩んでいるなら、まず相手がどのタイプなのかをしっかり見極めましょう。

陰口を言う心理①他人を貶めて優越感を感じようとしている

陰口を言う人には強い劣等感が隠されています。

その劣等感に押しつぶされない様に他人を貶め、優越感を感じる事で自分を保っています。それはその本人が無自覚な場合もありますし、劣等感を認めそれに苦しんでいる辛さから自我を保てず、他人を利用する事で自分の価値を見出している場合もあります。

つまり自信のなさから目に見えない不安感を常に抱えており、それをどうにも出来ない現実から目を逸らした結果、陰口を言うターゲットを見つけることで、はけ口を見出しているのです。

しかしその時に得られた優越感は持続するものではなく、一時的に優れていると錯覚しただけなので、またその感覚を得る為に繰り返し陰口を叩いてしまいます。

よく優秀な人を相手にとって、あの人は頭は良いけどつまらない、という陰口を叩く人がいます。これは陰口を叩いている人の劣等感が優秀な人を見る事により刺激されて、自我を保つのが辛くなってしまった為に引き起こされています。実際につまらないかどうかは事実でなくても、居たたまれない自分を一時的にでも高めたくて他人を貶めてしまうのです。

こうして優越感を得て自分が優秀な存在のような錯覚を味わうのが癖になり、繰り返し麻薬に手を出してしまう中毒者の様に陰口を楽しんでしまうのです。

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陰口を言う心理②プライドが高く自分より優れたものを嫌悪している

陰口を言う人はプライドが高く、自分以外の人は何においても自分より劣っていると思い込む傾向があります。

なので、少しでも自分より目立ったり他人から良い評価を受けている人を見ると、それを認めたくない気持ちが高まり陰口が飛び出てしまいます。そして、優れた自分が陰口を言う事で、ターゲットとなる人の周囲の評価下げようと無意識に心理が働いてしまうのです。

このような自分が一番でなければ気に入らないタイプの人は、わがままで攻撃的な性格をしている為、他人からどう思われようと気にせず自分を貫きます。また、実際に優れていたり、賢く目立つタイプの事も多く、影響力が強いのを自覚していて厄介です。

このタイプの陰口を言う人は、集団カーストの上位に属し周囲の人間を従えている傾向が強く、自分の地位やステータスに執着している人と言えます。

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陰口を言う心理③相手をしてもらえない事からの逆恨み

憧れの存在に相手にされない事に苛立ちを感じ、逆恨みをして陰口を言う人もいます。陰口を言われる人というのは何かしらの目立つ部分を持っていますし、魅力的で周囲からも慕われる存在であればあるほど、それに対して様々な感情を抱く人が必ず現れます。

たとえばこちらに悪気がなくても、期待通りの反応をもらえない時は被害妄想をして、相手にされていないと思い込んでしまう人もいます。本来ならば憧れていて羨ましい存在なのにも関わらず、その存在に遠く及ばない嫉妬心と、特別な存在になれない苛立ちからその人の陰口を加速させるのです。

こういうタイプの人は陰口を言う人に執着していて、その人の事ばかりを考えている可能性があります。被害妄想による虚言も多くあるのがこのタイプです。

また、憧れの強い人や執着心が過剰な人には愛情不足である場合が多く見られるので、一度執着されるとしつこく、自分を認知して欲しい一心で陰口を言い、わざと困らせて構ってもらおうとしています。

陰口を言う心理④自分を投影して不愉快に感じている

自分と似たタイプの人に自分自身を投影し、コンプレックスになっている部分を目の当たりにした時に苛立ち、その陰口を言う人がよく見られます。

様々なタイプの人が存在する中で、似た要素を持つ人には特にライバル心が強く表れるもので、目に留まりやすいのです。特に自分を見ているかのようなマイナスの面が目に入ると不愉快に感じ、嫌悪感を強く抱きます。

また、同じような立ち位置の存在に対しても似たような嫌悪感を感じる事があります。自分とその人を比べ、勝手に優劣をつけようとします。この優劣というのは集団におけるカーストの中で、どちらの人間が周囲に影響力を持つ人材なのかという点においてです。周囲を自分の方に引き付ける為に、陰口を言って周囲の評価を操作します。同じような人は二人としていらないと決めつけているのです。

これは陰口を言う人にとってその人が脅威である証拠で、自分でも知らぬうちにそれを認めているということです。同じ立ち位置の存在がいる事で自分の思い通りにいかない不都合に納得がいっておらず、貶めようとして陰口を周囲に吹き込んでいます。

心理⑤羨ましい気持ちが歪んでいる

羨ましくてたまらなく、嫉妬心が募る時、人はその相手に対して攻撃的になります。

羨ましいと純粋に感じている時は、憧れを強く持ち信者のような心持ちで接していますが、それが行き過ぎると自分がそうなれない現実とのギャップに嫉妬心が強くなってしまい、羨望から憎悪へと感情が変化していくのです。

そういう人は、特にステータスに対して強く執着を持っている傾向が強く見られます。世の中にはお金持ちやそうでない人、美しい人、普通の人、背の高い人低い人、色々な人が存在しています。誰しもこんな風になりたい、と憧れを抱くものですし、目標としてその人を掲げて邁進する人もいます。ですが、現実としてそれが叶わない事も多々あり、大きく挫折した時、嫉妬心と憎悪に感情が変化し、陰口へと発展します。

「自分も頑張っているのにその人だけずるい」「あいつは何も努力せずに全てを手に入れている」と、事実を自分の解釈歪めてしまい、上手く行かない気持ちのやり場を相手に向けます。しかし直接攻撃をする勇気はないので、陰口として放出し気持ちを落ち着かせるのです。

陰口を言う心理⑥仲間内との関係を保つ為

陰口を言う人はそれを仲間内との何気ない会話のひとつとして利用している可能性があります。人は話題がない時、よく人の悪口をネタにします。それはその場にいる自分を標的にして傷つけられることなく、簡単に人と共有できるからです。

また、誰かの悪口を通して人と共感し、仲間意識を生み出そうとします。本当は特に陰口を言うほど悪く思っていない人に対しても、その場の雰囲気や仲間内との関係性を加味して陰口に参加します。非常に卑怯で、弱い存在です。

そういう人は一人で直接文句を言いに来る勇気を持っていません。見ていない所だからと気持ちが大きくなり、相手を貶めて自分の方が優位に立っていると錯覚しているだけです。仲間内にも自分を強く見せて馬鹿にされないよう尽力していて、そうしていなければ仲間との関係性を保てる自信がないのです。

このように自分自身の存在の為に、都合よく陰口を利用している人もいます。

心理⑦満足してない自分の鬱憤を晴らしている

自分自身の現状に満足できず、ストレスを抱えている人がその発散の為に陰口を言うのは良くあることです。その人に直接関わりがないとしてもなんとなくスッキリするからなどという自分勝手な理由で、簡単に人を侮辱します。

そのような感情のコントロールに問題のある人は、少なからず同じように人に傷つけられた経験を持っています。そしてそれを解消できず抱えている為、同じ気持ちを味合わせようとしているのです。

よくある匿名のSNSでの誹謗中傷はこうしたパターンが多く見られます。顔も見えない相手なので、直接的に陰口をぶつける(直接文句は言われても存在がはっきりしないので陰口と似ている)という特殊な形になります。

また、個人的なストレスを抱えているのにも関わらず全く関係のない相手の陰口を言う事で、優越感に浸ろうとするものもあります。やり場のない怒りや憎しみを他者に向ける事で落ち着かせようとしているのです。

人はそれぞれ悩み事があっても分かりづらいもので、何故か自分より他人の方が幸せそうに思える事があります。自分ばかりが悩みや問題を抱えているという思い込みから、関係のない他人にも同じ思いをさせようと傷つけ、それに爽快感を覚えてしまっています。

心理⑧退屈な自分を埋める為に暇つぶしをしている

陰口をいう人の中でも特殊で、最もたちが悪いのが、単純に暇つぶしとして陰口を楽しんでいる人たちです。

意味もなく喧嘩をする人と同じように、退屈しのぎとして陰口を楽しんでいます。自分で楽しい事を見つけけられず、それでいて平坦では物足りないと感じているのです。

日常の中で手軽に出来る暇つぶしとして陰口を楽しむので、身近な存在をそのターゲットにします。いじめの主犯格になりやすいタイプであり、人に共感する能力が著しく欠けています。孤独感が強く自分自身の人生に退屈しているので、陰口を言う事で優越感に浸り自分の存在価値を確かめています。

家庭環境などで自分の居場所がない人などがこのような人になりやすく、寂しさや孤独感が原因で精神的に成熟しておらず、自分を肯定することを苦手としているので、何に対しても面倒や退屈を感じます。

こうした日常への不満が他者に向けられたとき、陰口や悪口が生まれ、それがエスカレートして大々的ないじめになっていきます。歪んだ方法で自分の精神的苦痛を埋めようとしているのです。

心理⑨自分の存在を確立する為に悪口を言う

悪口や陰口を言う事によって、自分の存在をアピールしようとする人がいます。そうした人は自分をどのように表現すれば良いのかが分からず、他人を貶めて自分を大きく見せる事しか出来ません。そもそも自信がないので、他人への嫉妬心も強く、素直に他人の良さを認められないのです。

他人の粗探しをしてはそれを別の人へ唆し、気が付いた自分はその人より優れているとアピールしています。実際には何の意味もない行為ですが、その人にとってはそれが自分自身を確立する為の重要なことで、自信がなく自己肯定感が低さ故にこうして誰かに自分をアピールしないと不安感が募り自己を保てなくなるのです。

また、よく何に対しても文句ばかり言う人がいます。自分の非を認めず他人のせいにしたり、何の理由もなく他人の容姿や行動にケチをつけるのは自分はそんな人間とは違うとアピールしたいからこその文句で、それ自体に意味を持っているわけではありません。自分の為に他人を利用しているだけです。

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陰口を言う人を気にしない方法

陰口を気にしない方法①悪口を言う人の愚かさを理解する

人を呪わば穴二つ、因果応報。こんな言葉を聞いたことがありますよね?

悪口を言う人は非常に愚かで卑怯です。その陰口がいつか自分に返ってくる、ということもよく理解できていません。

そもそも悪口や陰口を言う時点で、こちらに負けを認めています。

全うな意見ならば、文句でも悪口でもなく議論として話し合い、解決へ結びつけられるかもしれません。しかし、それをしようともせず一方的に悪口を発信するのは『面と向かってやりあったら負ける』と相手が感じているからです。

要するにこうした卑怯で一方的な人に対しての怒りや憤りさえ感じる事が勿体ないのです。

愚かな人、可哀想な人として、その陰口や悪口を言っている人を理解し、無視しておきましょう。陰口は気にすれば気にするほど、相手が喜んでしまうだけです。陰口が気になる時は、相手のことを全力で『こんなことでしか対抗できないかわいそうな人』というスタンスを持っていましょう。

陰口を気にしない方法②羨んでいるからこその発言と思う

陰口や悪口を言われる人は、何かしらの目立つ部分を持っています。それはステータスであったり、羨望の的になる魅力がある証拠です。優越感に浸っても構いません、羨ましいんだなと思い、相手にしないようにしましょう。

たとえそれが自分では自覚出来ないとしても、人は他人が良く見えるものなので誰にでも当てはまります。分かりやすい例で言うと、テレビなどで活躍する芸能人には、多くのファンが存在します。しかし実際にはファンだけではなくアンチも多く存在します。アンチの中には元ファンの人もいたりしますが、「良さが分からない」、「こんな人が芸能人ならば自分もなれる気がする」、という様に芸能人を下に見るタイプのアンチがいます。この様なタイプの人は、自分と似たような、或いは自分より劣っているのに華やかで目立つ事を羨み、妬んで悪口を言います。

つまりは実際は負けている部分があるから自分より優れて見えて羨ましいのに、それを認めたくないのです。他人と自分とを比較しなければ自我を保てない自己肯定感の低さから、他人を傷つけて自分を守ろうとしています。非常に自分勝手で幼稚な発想です。なので、陰口や悪口を言われていたとしても、それを逆にステータスとして受け止め軽く受け流す事をお勧めします。

陰口を気にしない方法③反面教師として捉える

陰口悪口を言われた人は傷つく人の気持ちを理解できます。

陰口悪口を言う人を反面教師として捉え、勉強させてもらったと前向きな発想を持ち気持ちを切り替えてみましょう。言われてしまった事や傷ついた気持ちは簡単に消せるものではありませんが、嫌な経験を敢えて逆手に取り、これからの自分の人生においての教訓にしていく位の強さも必要です。

また、悪口や陰口を言う人というのは大抵お喋りで、噂好きです。その場にいない人の話題を平気でこちらへ話してきますし、ほぼ100%こちらの話題どこかで話しています。

そういった陰口を好みそうな人種を把握していき、もし自分以外の人の話題が出たときは同調しないようにしましょう。反面教師としてその人の言動を受け止め、嫌悪感を感じる会話や話題の振り方を真似しない様にする事が大切です。

人は学びがあればそれを力に出来ます。

辛い経験は思い出したくないものですが、それをただ風化させるのではなく自分で正しさを判断するための材料にする事は重要です。陰口や悪口を言う人と同じにならないよう、言われた時の気持ちを受け止めそれを乗り越えていきましょう。そうすれば、言っている人達がとてもちっぽけに思えてきますよ。

陰口を気にしない方法④悪口や陰口を言われた事に執着するのをやめる

悪口や陰口を気にする時間を無駄と思いましょう。

落ち込んでその事ばかりを気にしていても、それはなくなる事はありません。子供時代のように誰かが注意をして一時的になくなったとしても、そういう人は陰口を辞める事なく続けますし、ある程度の年齢になった人の内面を簡単に変える事は不可能に近いです。

言われた陰口や悪口がどのようなものかはっきりとしない時は尚更考えてもキリがなく、その人にも悪口にも執着していては時間ばかりが経ち、精神的にもストレスがかかります。言われてしまった気持ちでこちらまで憎しみや怒りなどの負の感情を抱えてしまう前に、執着から逃れ自由になりましょう。

その人達は陰口や悪口に執着しています。こちらが気にすればするほどその人達の思うつぼで、幼稚な行為への餌を与える事になってしまいます。同じ土俵に立たない様に何を言われてもそれに執着せず、気にしない強さを持ちましょう。

陰口を気にしない方法⑤悪口が聞こえてきたらその場を去る

陰口をもし耳にしたときは、聞き入れる前にその場から遠ざかりなかったことにしましょう。

一度自分に対するネガティブな事を聞いてしまうと、いつまでもそれが頭から離れない様になってしまう可能性もあります。

もしその場を離れることで悪口を言っている人達が何かしら思ったとしても、気にする事はありません。そのような悪意のある人たちのする事に対してこちらが我慢しなければならない理由はないです。根性論も精神論も関係なく、嫌なことから逃げるのは悪い事ではなく、自分を守る為の手段として当然の行動です。

その場を変えられなければ耳栓をしても良いですし、いっそのこと環境自体を変えてしまっても構いません。自分の精神が安定していて健やかに生活出来る方法を最優先に考えましょう。他人に左右されて人生の一部を壊されてしまわないように、我慢はせず自分の身を守りましょう。

陰口を気にしない方法⑥悪口を言っている人達を空気や物と思う

少しユニークは方法ですが、悪口や陰口を言う人達を空気や物(野菜やロボットなど)と思いましょう。

悪口を言っている人を同じ感情のある人間だと思うと腹を立ててしまいます。何故同じ人として生まれたのに他人の痛みを想像できないのだろうと考え始めると、余計に空しくなってきますし、そのような思考の人の為にこちらの労力を使っても意味がありません。その人達が他人を傷つけない様になるかどうかはその人達の問題であり、傷つけられた側がそれを考えても、残念ながらそこには何も生まれないのです。

悪口を言っていても、意志を持たないものとして扱う事ができれば何とも思いません。つまらないものを面白く変換して過ごすのは気持ちを切り替える為にも有効であり、気の持ちようで物事の受け取り方は大きく変化させられます。例えば、車のETCやAIなどが発言する内容はプログラムされているものであり、その発言に対して苛立ちを感じても意味はありません。

相手を人と思わず、無機質なもの自分とは全く違うもの捉えるのも出征術の一つといえます。

陰口を気にしないで生きよう

陰口や悪口を言われると心が傷ついてしまうのは誰でも同じです。

ただ陰口をいつまでも引きずるか、相手の馬鹿さかげんに呆れて相手にしないかはあなたが選ぶことができる選択肢です。陰口を言われたら「この人はかわいそうな人だなぁ」「満たされていないんだろうなぁ」と相手に同情してあげましょう。

あなたが傷つくことこそが、相手が一番喜ぶことなのですから。

陰口を言われた時、すぐに自分が防御態勢に入るのではなく、「気にしない」というスタンスを取ることができたら最強なのです。陰口を言ってしまう人の心理を知り、そしてその上で自分の気持ちに折り合いをつけられるようになれば、これからのあなたの見える世界はきっと変わってくるはずです。

この記事が、誰かに陰口や悪口を言われて凹んでしまったあなたの心に届きますように。

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