今回は人間関係が苦手な方に向けて、人間関係を円滑にするための様々な方法について説明します!
人は色々な人と関わることで、生活を営んでいます。そのため、人間関係を構築する事は、決して避けては通れない道ですが、どうしてもそれを上手く出来ずに、苦手意識を持っている人は多くいます。
そのような方がこのエントリーを読んで、何かヒントを掴めたら幸いです。
以下、簡単な目次となります。
人間関係が苦手になる原因は?
まず、何故人間関係が苦手になってしまうのか、その原因を考えてみましょう。
人との関りは複雑で、原因は幾つも挙げられますが、その中でもよく見られる例をまとめてみました。
自分がどれだけ合致しているのか、まずは確認してみて下さい!
原因1. 真面目で几帳面すぎる
人間関係で悩んでいるあなたは、きっととてもいい人です。真面目に目の前の人と向き合って、真剣に付き合おうと考えているからこそ、もっと円滑な関係にしたいという悩みが生まれるのだと思います。
自分のことしか考えていない、いわゆる「自己中心的な人」は、相手との関係に悩んだりしないでしょう。
あなたは今の会話パターンを変えて、もっとコミュニケーション上手になりたいと考えているのかもしれません。そう思うこと自体、あなたが真面目な人である証拠です。
しかし、そのことで少し几帳面になりすぎてはいませんか?
今、苦しいなら、それは「もっと上手に人と接しなければ」と真面目に考えすぎて自分で自分の首を絞め、苦手意識を持ってしまっていることが原因なのかもしれません。
原因2.失敗を恐れて緊張しすぎる
真面目で一生懸命なあなたは、人間関係で今まで嫌な思いをしたことがあるのかもしれません。
上手く自分の言いたいことが伝わらなかったり、良く理解できずに誤解してしまったりして、誰かに冷たくされた経験が忘れられない、そんな辛い思い出があるのではないでしょうか。
そういうことを経験すると、誰かと話すときに「また同じような苦い思いをするのではないだろうか」と、身構えてしまうのも頷けます。失敗は誰にでも怖いものですし、とっつきにくく感じる相手なら、尚のこと緊張してしまいますよね。
不安や恐れは、気持ちや態度を萎縮させてしまいます。上手く人と付き合えないと感じるのは、あなたの中のその強い緊張感が根本にあることの表れでしょう。
原因3. 相手に期待しすぎる
「私は人間関係が苦手」という方の中には、いつも相手に多くを期待してしまう「癖」がある方がいます。
会ったばかりなのに、「分かってくれるでしょう?」とすぐに理解を求めるような言い回しをし、「あなたもそう思うわよね?」と、同意するのが当たり前、という問いかけ方をしてしまう習慣はありませんか?
職場の同僚やママ友など、立場が同じように思える人なら、すぐに「ですよね!」という反応が返ってくるのが当然だ、と思い込んでいる人は要注意です。
あなたは相手の答えを既に決めてしまっているので、期待通りの返事がないと、がっかりしてしまいます。
「私はいつも分かってもらえない」と寂しさを感じているなら、それはあなたの「期待グセ」が原因になっているかもしれません。
原因4.自分を出しすぎる、もしくは出さなすぎる
誰でも、自分の事を話したいという気持ちがあるのは当然のことです。
良いことがあったり、反対に悪いことがあったりしたとき、何か問題を抱えた時など、それをとにかく誰かに聞いてほしいと考えますよね。
そんな時、あなたにはその話を聞いてくれる優しい友人がいて、いつも黙って耳を傾けてくれるとします。その話が長くなって、電話を持つ手が疲れてきても、その人は一言も文句を言いません。
しかし、その友達があなたからのそんな電話に、本当は悩んでいるとしたらどうですか?
あなたからの着信音に、ウンザリして「また自分のことばかりの話かぁ」と内心ガッカリしているとしたら、この関係はいいものではありませんね。
このような場合、あなたは自分を出しすぎ、お友達は自分を出さなすぎ、という状態になっていると言えます。
これではどちらにも不満が募る、良くない関係となってしまいます。こんなことが続くと、大切なこの友人と疎遠になってしまうかもしれません。
自分をプッシュしすぎる人、自分をプッシュできない人はどちらも要注意です!
原因5.真正面から立ち向かいすぎる
「苦手なものは、努力して克服しよう」「正面から立ち向かえば、私も人間関係を円滑にできるはずだ」と、あなたは頑張っているのだと思います。
学校のクラスメートとの関係をスムーズにしたい、家庭の中がギクシャクした雰囲気なのをどうにかしたい、職場の仲間ともっといい付き合いをしたい、いろいろな場面で人間関係の悩みは尽きないものです。
しかし、そのうまく行かない原因のひとつに、あなたの「立ち向かう」姿勢があるとしたらどうでしょうか。
「人間関係」をあたかも憎い「敵」のように見なして、攻略しなければ自分が負ける、というような対抗意識を燃やしすぎてはいませんか?
あなたは一体、何に勝つために戦っているのでしょうか。
人と人との付き合いは、「認めるこころ」が基本です。関係そのものや相手の示す態度を、あなたがコントロールすることが、スムーズな人間関係というわけではないのです。
相手に立ち向かって、自分の思い通りの関係にしようとしているなら、その「コントロールフリーク」と呼ばれる態度が、人間関係がうまくいかない大きな要因の一つと言えます。
原因6.デリケートすぎる
繊細さは日本人の素晴らしい特性のひとつです。
優しくて相手を思いやる気持ちがあり、細かい気持ちの端々を見抜いて、直接言われなくても先回りして相手を理解できます。
繊細さがあるからこそ、日本の芸術品は細部にわたって緻密で高度ですし、仕事も丁寧なので完成度の高い物を創ることができます。
人間関係が苦手なあなたも、きっと繊細で、デリケートな心の持ち主でしょう。気配りが出来る人で、いつもきちんとした毎日を送っているはずです。
誰かに会うといつも疲れてしまう、だから寂しいけれど明日の休みは一人で過ごそうかな、孤独が好きなわけではないのに・・・そんな風に感じてしまう自分が嫌で、もっと積極的になりたいと悩んでいるのかもしれません。
人と会うのが疲れるのは、ただあなたが繊細すぎるからです。直接何も言われていないのに、相手の感情を裏読みしてしまって、「あ、この人は私を嫌いなのだ」などとびくびくしてはいませんか?
こんな気持ちに思い当たる節がある人は、デリケートすぎるその心が、人との付き合いを非常に困難なものにしてしまっているのです。
人間関係を円滑にする具体的な13個の改善方法!
さて、人間関係が苦手になってしまった原因は分かったでしょうか。原因が分かったのであれば、後はそれを直すだけです!
本項では、具体的に人間関係を円滑にするための改善方法についてご紹介します!
心の持ち方から、具体的な行動まで様々な改善案をまとめているので、是非参考にしてみて下さい!
改善1.まずは笑顔が一番
コンビニの店員さんとの短いやり取りでも、親子の会話でも、どんな状況でも笑顔は気持ちがいいものです。
どんな人間関係でも、その基本となるのは、やはり笑顔ではないでしょうか。
「にこっ」とされて、嫌な気持ちになる人はいません。挨拶から、込み入った仕事の話まで、どれをとっても「笑顔」を潤滑油にすることで、その関係はスムーズになるはずです。
人間関係に苦手意識のある人は、まず微笑むことから始めてみてください。最初はちょっと緊張して、上手く笑えないと感じるかもしれませんが、ほんの少し口角を上げるだけでいいのです。
あきらめずに何度でもチャレンジしてみましょう。これは男女問わず、どんな年齢層の人でもすぐに取り掛かれる改善方法ですね!
改善2. 会話は「相手8割、自分2割」
人間関係には「会話」が不可欠です。人は言葉で、あらゆることを相手に伝えようとします。
何気ない言葉に人は喜んだり悲しんだり、怒りを覚えたり愛を感じたりします。
このように、とても大切な「会話」ですが、これが苦手という方は意外と多いものです。
話しかけられた時点で緊張してしまったり、合槌のタイミングが分からなかったりと、スムーズに話し合うというのはなかなかに技術を必要とする行為ですよね。
そんな時は、とにかく「話したい人は、話すことが目的なので、まずは聞いてあげる」と決めておくのがいい方法です。
優しく頷きながら、その話をとりあえず聞きましょう。「気の利いたことを言わなくては」と、焦る必要は全くありません。何か意見を求められたときに初めて、少しだけ丁寧に答えればいいのです。
「80パーセント聞いて20パーセント話す」、そのくらいがちょうどいい会話スタイルなのだと最初から知っていれば、気持ちに余裕を持って、会話を楽しむことができるでしょう。
改善3.親切の押し売りはしないこと
あなたは人と付き合っていて、むっとするのはどんな時ですか?
「そんなこと、あなたに言われる筋合いはない」「それは自分で決めますから、口を出さないで下さい」そんな風にイライラすることあるのではないでしょうか。
もし、これに心当たりがあるなら、あなたは自分のプライベートをさらけ出しすぎている可能性があります。
もちろん、オープンに自分を表現できるのは素晴らしいことです。しかし、相手があまりにも細かいことに口を出してくると感じるなら、あなたがその「細かいこと」まで、他人に開けっ広げにしすぎている可能性が高いです。
相手がずかずかと土足で、自分のテリトリーに踏み込んでくるように感じるときには、今後は個人情報開示を控えるよう、気にしながら会話してみましょう。
相手は親切心で、あなたにアドバイスしてきているかもしれませんが、親切の「押し売り」が続くと、人は段々嫌気が差してくるものです。
また、これを逆に自分にも当てはめて、自分も相手に入り込みすぎて関係を壊していないか、振り返ってみることも大切になるでしょう。
改善4.相手との関係に完璧を求めない
ある程度親密な人間関係の中では、個人的感情が一定量入ってくるのが自然です。親子であれ夫婦であれ、長い付き合いの恋人であれ、相手を思う感情があってこそ成り立っています。
しかし、そのような中では時に、「私はこんなに好きなのに、あなたはなぜ愛情を返してくれないのか」「こんなにしてあげたのに、どうして喜んでくれないのか」「あなたのことを一番に考えて決めた学校なのに、どうして辞めたいのか」などという、腹立たしい気持ちになることがあると思います。
相手の反応が、自分の期待していたものと違うとき、あなたはその人との関係までぶち壊しになったように感じてしまうのです。
そんな時、あなたは相手との「完璧な気持ちのやり取り」を期待しすぎた状態に陥っているのです。
それに気付いたときにはすぐ、「この人は、私を幸せにするためだけに生きているのではない」と自分に言い聞かせてみましょう。
相手にはその人独自の幸せがあり、相手はそれを掴むために生きているのです。あなたの期待通りに事が運ばなくても、その関係自体が悪いわけではありません。
コントロールフリークの状態に陥っていると、人間関係は絶対に立ち往生するため、時々振り返って、自分を押し付けすぎていないか反省してみるといいでしょう。
改善5.愛と感謝は言葉にして伝える
長年連れ添ってきた夫婦には、「阿吽の呼吸」のようなものがあると言います。
何も言わなくても、お互いの気持ちが分かっている信頼感や、行動が読める安心感があって、静かで心地の良い関係性を保っているのでしょう。
そういう仲でも、小さなことで「ありがとう」と言われたら、その二人はますます仲良く過ごせるに違いありません。
長年一緒いても、「愛してるよ」と言い合う外国人のご夫婦は、見ているこちらもしあわせな気持ちになりますよね。
そのため、あなたも、相手を思う気持ちが沸き上がってきたとき、言葉にしていく練習をしましょう。
ドアを開けてもらった時に、食事を準備してくれた人に、隣に座ってテレビを見ている相手に、「いつもありがとう」「すきだよ」と言ってみてください。
ちょっと驚かれるかもしれませんが、その人はきっと嬉しさで笑顔になることでしょう。
改善6.「ごめんなさい」と素直に謝ることを心がける
人間は不完全ですから、必ず間違いを犯します。また、病気になることも怪我をすることもありますね。仕事や家庭で周囲の人に心配をかけたり、不快な思いをさせたり、迷惑をかけたりすることもあるでしょう。
そんなときに、あなたはすぐに謝ることができていますか?
ミスをした、勘違いしてしまった、身体を壊して休んでしまった、そういう時は、色々と言い訳を並べるよりも、まず「ごめんなさい」と言葉に出して謝ることが大切です。
もちろんそのミスについては、様々な原因があるでしょうし、あなただけの問題ではないことも多いでしょう。風邪を引くのは、あなたの体調管理が甘かった、という単純なものではないことも多々あります。
それでもとにかく、まずは「申し訳ありませんでした」と言う事で、人間関係の第一関門はクリアできます。その後で理由を述べる機会があれば、その時に関係する情報を伝えればいいのです。
そうすることで、あなたは素直に自分の非を認められる、強い人として認識してもらうことができますから、今後の周囲との関係は必ず良くなっていきます。
改善7.「すべての人は平等である」ことを思い出す
自分が相手にどう思われているか、という事をとても気にする人は、人間関係に押しつぶされることがあります。
自分は軽く見られている、バカにされている、といつも卑下されているように感じてしまうなら、反発的な気持ちが表に出てしまい、つい皮肉っぽい態度を取るようになってしまいます。
逆に相手を手の届かない高級品のように扱って、自分はあなたに比べて取るに足りない、下らない人間だと感じてしまうなら、「私なんかどうせ」と自分の価値を自分で下げ、勝手にその人との関りを辛いものと捉えてしまうでしょう。
このように謙遜しすぎたりへりくだりすぎたり、反対に高圧的になったり卑屈になったりしていると、当たり前ですがその人と、いい関係を望むことはできません。
人間は基本的に、ひとつの命を与えられた平等な存在だという事を忘れないようにしましょう。すべての人は横に並んで歩いているのです。
誰とでもつい上下関係を考えてしまう、そんな傾向がある場合は、これをやめるだけで気持ちがかなり楽になるはずです。
改善8.不快な人から離れる
例えばあなたが、ある人と仲良くしようと努力しているとしましょう。
話しかけるタイミングを工夫したり、話題を考えたりして会ってみますが、何度かトライしてもなんだか会話が噛み合わず、何回会ってもどうもしっくりきません。
その人の言う事、することがいちいち気に障るし、なんだかイライラする気がします。そんな時、あなたはどうするでしょうか。
そんな時はズバリ、あなたは無理にその人と仲良くする必要はありません。
その人とは離れ、関係を持たないようにしていいのです。
仕事やPTA、学校で会う先生やクラスメートなど、すぐにはその人と会わないようにすることができない環境もあると思いますが、とにかく不快だと感じる人と、無理に関係を深める必要はないのだ、という事を覚えておきましょう。
年度替わりの時期を見計らって、別の場所で活動するようにすることができるかもしれませんし、休憩室を使う時間をずらす、時にはその人がいるところに行くのをやめる、そのようにして具体的な「離れ方」を考えてください。
「みんなと仲良くしなければならない」という固定観念は捨ててしまいましょう。嫌な感じがする、合わない人と無理に付き合い続ける必要はないのです。
この考えを取り入れると、人間関係が円滑になり、気持ちが楽になる人は大勢いるはずです。
改善9.いい関係はいい距離感が大切
あなたに何年も会っていない友人がいるとします。
時々会いたいね、と連絡は取りあっていますが、遠方だったり忙しかったりして、なかなかその機会が持てません。
あなたはそんな友人のことを、急に憎く思ったり、急に大嫌いになったりすることがあるでしょうか。恐らく、それはないはずです。
それは、その友人とは「距離」があるからです。時間的な距離、物理的な距離、どちらの距離もあなたたちの友情を一定に保つのに役立っているのです。
こう考えると、親子、夫婦、同僚、クラスメート、そんな周囲の人とは誰とでも、ある程度の距離感が必要だということが分かります。どんなに仲が良くても、べったりしすぎるのはトラブルの素です。
寄りかかりすぎて距離が近すぎると、些細なことが問題の種になってしまいます。今近くにいるのは、あなたにとってとても大切な人に違いありません。
下らないことで、そんな大事な人を失うことがないように、普段から誰とでも程よいスペースを保っていきましょう。
改善10.あなたの些細な気持ちの変化は誰も気にしていない
人間関係が苦手だと感じている人の多くは、言われたことやされたこと、そのひとつひとつに自分の心がかき回されてしまう、繊細な感情の持ち主です。
相手のことが気になりすぎるデリケートな人は、少しきつい言い方をされただけで深く傷ついてしまいます。
ただ真顔でいただけの相手を見て、「あ、私のことを怒っているのかもしれない」と不安に駆られてしまったり、数分返事が遅かっただけで、「嫌われてしまった」と悲しくなるので、人と付き合っていくのが非常に困難で、「生きづらい」と感じてしまうのでしょう。
このように相手の感情、言葉に振り回されてしまう人は、「人間はみなそれぞれ、自分の事を世界の中心だと思っているものだ」と自分に言い聞かせましょう。
人はみな、自分のことで精一杯で生きています。あなたが敏感になって、毎日気にしているような些細な気持ちの変化のことなど、実際他の人はほとんど気に留めてないです。
自分の気持ちをいい意味でしっかり「固定」しておきましょう。振り回されて心が疲弊しないように、「誰も気にしていない、私はこのままでいいのだ」と、毎日再確認するようにしてください。
改善11. ちいさな贈り物はいいクッションになる
特にメッセージを込める事柄がなくても、小さなプレゼントは人間関係を円滑にしてくれます。
例えば、友達に可愛いカードを郵送して、その人がその封を開けた時の表情を想像してみてください。きっとあなたまで思わず笑顔になってしまうことでしょう。
自分のおやつのついでに、ひとつチョコを多く買って、隣のデスクの後輩にあげてみるのはどうでしょう。
または、帰宅途中に駅前のフラワーショップで、白い花を一輪求めてみてみるのはいかがですか。それを家で待っていてくれるお母さんに渡せは、それは親の心にいつまでも残る、とても素敵なプレゼントになります。
人と人とは言葉だけでつながっている訳ではありません。
何と表現したらいいか分からない、その淡い愛情を形にしてみるのです。高価でなくて構いません。
このような「何でもない日の小さな贈り物」はきっと、あなたとその人との関係を柔らかいものとしてくれるでしょう。
改善12.いい人になりすぎる必要はない
あなたは人間関係の中で、何が一番キツいと感じていますか?
もしそれが、人の話や行動にいつも振り回されてしまう、頼まれると断れない、嫌と言えない、そういう類であれば、あなたは「いい人」になりすぎている可能性があります。
何でも受け入れる態度を示していると、相手はそういうものだと思うようになって、要求はエスカレートしていくものです。
興味のない話を、延々と聞かされるのに嫌気がさしているなら、「ごめんなさい、この後予定があるので」と言って席を立つ勇気を持ちましょう。
忙しい仕事を終えて自宅に戻った時、家族が我先にと、用事を押し付けてくることにイライラしているなら、「今はそれをする時間はありません」とはっきり断ることです。
丁寧に、きちんと伝えた言葉は、必ず相手に伝わります。何でも黙って受け入れてしまう「いい人すぎる」態度をやめて、時にはきっぱりと「しない、できない」と伝えることも、人間関係を円滑にするうえで重要な要素の一つです。
改善13.共通点はなくても逃げ腰になる必要はない
世界中を探しても、自分と同じ人は絶対にいません。同じ親から生まれていても、同じ年でも、例えどんなに四六時中顔を合わせている仲間だとしても、同じことを考え、同じように感じるわけではありません。
それを踏まえてみれば、共通点がない人とは上手く付き合えない、と逃げ腰になる必要はないことが分かります。
年齢が離れた人からは、自分が知らなかった観点からの話が聞けますし、全く違う職種の人が持っている専門知識には、感心するものがあるでしょう。違いがあるからこそ、人は人と付き合ってみたいと思うのです。
自分だけの経験や思考パターンを押し付けて、違いを悪いこととしてとらえるのを止めましょう。「違いを楽しむ」気持ちを持つと、異なる環境の人ともいい関係が保てます。
世界中の「違う」人たちと、違いを話題にして楽しい関係が持てたらいいと思いませんか?
人間は、今あなたが見ている世間だけに存在しているのではありません。視野を広げて、気持ちも広げて考えると、今直面している人間関係の悩みは、それほどあなたを左右する大きな問題ではないことに気付くでしょう。
まとめ
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
人間は人それぞれで、「心底分かり合う」ことなど結局はできないものです。だから面白いのだと、リラックスしてその人との関係を楽しむ気持ちのゆとりこそが、あなたを苦しい人間関係から救う最大のコツです。
「誰とでも分かり合うことは元々不可能なのだ」と再確認しましょう。その上で肩の力を抜いて、普段のあなたでいてください。
そしてそんなあなたの周囲にいる、あなたとは少しずつ違う人たちから何かを学んだり、あなたの持つ情報を分けたりしていきましょう。それが今まであなたが苦手だと思っていた、人間関係を円滑にする近道です!
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