コントロールフリークとは?その特徴と改善方法について説明!

今回は「コントロールフリーク」について、その詳細な意味や、特徴、また合わせて改善方法について説明していきます。

「コントロールフリーク」について詳しく知りたい方や、また、自分がコントロールフリークかどうか確認したい方は、是非本エントリーを参考にしてみて下さい!

以下、目次となります。

「コントロールフリーク」とは何か?

最近良く聞かれるようになった、「コントロールフリーク」とは、どういう意味でしょうか。

「コントロール」とは「支配、管理、抑制力」のことで、「フリーク」というと、「熱狂、異常」という意味合いがあります。つまりは、「支配することに異常な執着を示す人、またはその行為」という定義が当てはまります。

この「コントロールフリーク」は、専門的な観点から言えば、人格障害(パーソナリティ障害)の傾向がある人が示す症状のひとつです。

パーソナリティ障害の中でも「自己愛性人格障害」と呼ばれる、「ありのままの自分を受け入れ愛することが出来ない人」が、特に「コントロールフリーク」になりやすい、という特徴があります。

しかし、パーソナリティ障害ではなくても、コントロールフリークに近い行動を取ってしまう人はたくさんいます。

もし今、人との関係がぎくしゃくしていると思っているなら、一度自分がコントロールフリーク傾向(すべての物事が、「自分の」考えに沿って行われることを強く望む状態。またそうするように人をコントロール下に置かないと気が済まない人)を示していないか、振り返ってみましょう!

なぜ「コントロールフリーク」になってしまうのか?

なぜ、人は「コントロールフリーク」になってしまうのでしょうか。

要因は様々ありますが、その中でも、「自分に自信がなく、精神的に未熟なこと」が招く、性格のアンバランスさが大きな要因です。

これは「自己愛性パーソナリティ障害」の大きな特徴なのですが主に、親との歪んだ関係が原因で、「見捨てられ不安」を持ったまま育った人に起こります。

具体的に「見捨てられ不安」とは、ありのままの自分ではなく、親の気に入る行動を取らないと愛してもらえない、という恐怖のことです。

これを感じながら育った人は、大人になってから、今度は自分が相手に同じこと、つまり「私の気に入る行動をしないと許さないぞ!」と相手に求め、支配しようとしてしまうのです。

また、親の機嫌を取ることで、見捨てられないように頑張らなければならなかった人、実際に幼いころに親を亡くした経験がある人の中にも、「見捨てられ不安」を持ち続けて、コントロールフリークになってしまう人がいます。

大切なはずの相手に、「私のいうことを聞かないと、あなたを見捨てて一人ぼっちにしてしまうぞ!」と脅すことで、相手が自分から離れていかないようにするのです。

このような強いトラウマがなかったとしても、人は誰でも多かれ少なかれ、独りぼっちは怖いという「見捨てられ不安」を持っています。

人は誰でも、「コントロールフリーク化してしまう瞬間」があるということになりますね。

あなたはコントロールフリーク?簡単な心理チェックテスト!

さて、コントロールフリークの概要については理解出来たでしょうか。ここでは、簡単な心理テストを行います!

以下の状況について考えて、あなたのコントロールフリーク度を確かめてみましょう!

テスト1.隣に席をする人が座っていた場合

あなたの隣に、時折ゴホゴホと咳をする人が座っているとします。その時あなたの手に、マスクが一つあるとしたら、さて、あなたはどうするでしょうか。

もしこの質問に、「すぐに相手にマスクを渡して、付けるように言う」という答えを出すなら、あなたにはコントロールフリークの傾向があると言えます。

なぜなら、あなたはその状況を悪くしているのは相手だと決めつけて、相手のこれからの行動をあなたが決定し、あなたの思う通りに相手を動かそうとしているからです。

これはつまり「あなたが相手をコントロールするのが当たり前だと思っている」ということの表れです。こう考えてしまったなら、ここでぜひ、感じ方の方向転換をしてみて下さい。

そのマスクは、自分で付ければ済むことだった、ということに気付いてください。

相手の次の行動を決める権利は、あなたにはありません。重症のコントロールフリークになってしまう前に、あなたが示す反応の仕方を、変化させていくことは十分に可能です。

コントロールフリークの6個の特徴!

本項では、より詳細にコントロールフリークの特徴についてお話していきます。自分がコントロールフリークかどうか不安な方は、以下の特徴に当てはまっているか確認していきましょう!

特徴1.最初は親切で情熱的な態度を示す

コントロールフリークの人は基本的に、出会ってしばらくの間は、優しく丁寧な立ち居振る舞いをします。

言葉遣いも柔らかく、感じのいい印象を醸し出している人がほとんどです。

そして、積極的に相手に近づいて、その人が欲しかった言葉を言います。そのため最初は、「この人はコントロールフリークだな」と見破ることが出来ません。

コントロールフリークには、情熱的で親切心を表に出してくるという特徴もあります。

例えば、異性から「あなたの為に」「あなたは特別だから」と言われたら誰でも嬉しいですよね。その言葉に感動し、お付き合いをするようになるかもしれません。

しかし、その人がもしコントロールフリークだったとしたら、その人の言う事に耳を傾けているうちに、いつの間にか行動の全てを支配され、がんじがらめにされていた、というようなことが起こるのです。

特徴2.頼りになる、外面がいい、社会的に成功している人にも多い

コントロールフリークという言葉は、元々ビジネス社会の中で、主にマネジメントに関する考え方を中心に使われていました。

部下を育てるために必要な、指示や説明はどのようにするのが効果的か、何処まで社員の気持ちや動きを統制(コントロール)するべきか、というようなことを考える時に用いられています。

ここからも分かるように、仕事とは直接関係ない日常生活でも、上の立場にある人、例えば子供から見た親、学校で言う教師や先輩などは、コントロールフリークになりやすいと言えます。

このような人たちは社会的に高い立場にあって、周囲からの支持を得ていますし、相手に強く物を言ってもおかしくない人物である、というのが大きな特徴です。

また、コントロールフリークの人は外面が良く、飲食店での立ち居振る舞いや、ショッピング中の店員さんへの対応などは、落ち着いていて大変紳士的です。

つまりコントロールしたい相手以外の人には、いつも穏やかに接しているので、他人からはその人がコントロールフリークであることは見抜けません。

特徴3.褒められること、おだてられることを極端に好む

コントロールフリーク傾向のある人は、いつも賞賛されることを望んでいます。

元々自分に自信がないので、認めてほしいという「承認欲求」が強いのです。もし相手より、自分が劣っていると感じてしまうときには、猛烈に相手を攻撃し負けを認めさせることによって、自分の心の平安を保とうとします。

コントロールフリーク傾向があると、お世辞を言ってくれる人、おだててくれる人、尊敬していると言ってくれる人が大好きになりますから、そういう人を追い求めて一生を終える人もいるほどです。

金銭面や精神面で自分に女性を依存させ、そういう女性を何人もそばに置くことで、「立派な自分」を保っている男性などはこの典型的な例ですね。

特徴4.トラブルの原因は常に自分以外の人間であると考える

「この世の中が間違っている」「私に責任はない」という思い込みを、コントロールフリークの方はよく行う傾向があります。

何かのトラブルがあった時、「だからやめておけと言っておいたのに、無理に行ったあなたの責任だ」と相手を非難する上司は、部下を支配下に置こうとして、そのような発言を行います。

自分は正しく、相手は間違っているというスタンスを決して曲げようとしません。

また、コントロールフリークの分かりやすい例として、「これは正しいことなのだ、ただ今の世の中が認めていないだけ」と集団の前でいう指導者がいます。

誰もが知っているアドルフ・ヒトラーは、今なら考えられないような恐怖政治で人々を支配しましたが、当時は熱狂的な支持者の中で認められ、「悪」を「善」にしていたのです。

このように考えると、常に自分が正しいと押し付けてくるのがコントロールフリークの特徴である、という事が分かりますね。

特徴5.弱い立場の人を周囲に置く

「御山の大将」でいることで、自分を保っているコントロールフリークの人は、いつでも自分より弱い相手に囲まれていないと気がすみません。

自分の家庭より年収が低いママ友、成績が低い同級生、大人しくて従順な彼女、口答え出来ない子供などを、常に身近に配置しておきます。

そして相手の行動を把握するために、スマホの履歴をチェックしたり、それをネタに相手を責め続けたりします。「私以外の誰とどこに行っていたのか、説明しなさい」というわけです。

自分の支配が及ばないことに、怒りを感じているのです。

他にも、相手の予定を聞き出して、「あら、そのレストランは美味しくないから、違う場所に行きなさいよ」などと発言し、相手の行動を操ろうとします。

コントロールフリークになっている人は、このように過去、現在、そして未来においても、相手の考えや行動を「コントロール」したいので、周囲には常に、それに反発せずに許してくれる、「弱い相手」が必要ということになります。

特徴6.常に不満に満ち、イライラしている

コントロールフリークの人は自分の心を制御することなく、いつも相手だけを完全に統制しようとします。相手の行動が逐一、自分の気持ちを揺らしているのです。

そのため、常に精神が不安定で、イライラしていますし、満足するということがありません。

例えば、小さいわが子に向かって、「なぜそうしなければならないのか」をきちんと説明することなく、「静かにしなさいって言っているでしょ?」と何度も怒鳴る母親を見たことがあるでしょうか。

子供は何かに夢中になっていれば、意味もなく騒いだりしません。ただ退屈で、誰も自分に構ってくれないから騒いでいるのです。

しかし、その時の母親は、コントロールフリーク状態に陥っていますから、理由などどうでも良くなってしまっています。「あなたは、私の言う事を聞いていればいいのだ」と、力で子供を支配しようとしているのです。

自分でも気付かないうちにコントロールフリーク化してしまっているので、「本当にあなたはダメな子ね!」と怒りが収まらなくなり、その場合、子供は泣き叫ぶか騒ぎ続けるかのどちらかしか出来ず、悪循環に陥ります。

コントロールフリークを改善する5つの方法!

ここまで、コントロールフリークの原因や特徴を振り返ってみましたが、細かくあてはめてみると、ほとんどの人が「このようなところが、私にも少しあるかもしれない」と感じたのではないでしょうか。

以下には、コントロールフリークを改善するための、様々な方法について記載しています。

改善1.まずはパーソナル部分を振り返ってみる

まず、あなたのパーソナル部分の再確認をしてみましょう。

特に、人との関りに不満が多いと感じている人、いつも孤独感を感じている人、イライラすることが多いと思う人は、自分の心の「奥底」を覗いてみることが、改善の第一歩です。

幼いころに味わった思いというのは、人の脳の一番原始的な部分に埋め込まれています。そこは呼吸のように、「ほとんど無意識であなたが行っている行動」を司っている場所です。

自分でもなぜ、この人の行動に口を出したくなるのかよく分からない、しかし、帰宅時間が気になって何度も電話して小言を言ってしまう。

そんなとき、あなたは、その心の奥底の見えない「見捨てられ不安」に「コントロール」されているのです。

それに気付くことさえ出来れば、あなたは自分をコントロールする努力を始めることができるはずです!

改善2.日記をつけて、自分の心の動きを確認してみる

家族とのコミュニケーションが上手くいかない、職場で孤立している、友達やパートナーが出来ても長続きしない、と悩んでいる人は多くいると思います。

その原因がもし、コントロールフリークに関係しているかもしれないと思うなら、日記やブログを付けて、毎日感じたとこを書いてみる、という方法がおすすめです。

「自分が感じたこと、やったこと」を書き、後から読み返して、チェックしてみましょう。人から何を言われたときに、自分がどう感じたのか、どんな人にそれをされた時に怒りを覚えたか、どんな行動を取ったのか、などを記載します。

数日書いてみて読み返すと、あなたの思考と行動のパターンが分かってきます。

あなたは目下の人から指摘を受けた時、強い拒否反応を示していませんか?子供や年下の友人がやっていることを、間違えだと勝手に決めつけて、そのやり方を変えるように強制していませんか?

コントロールフリークの特徴は、特に自分より弱い立場の人に圧力をかけるというところです。

書いた日記から、「私はあなたのためを思って言っているのだから、あなたは私の言葉に従うべきだ」「私を愛しているなら、~してくれるはず」こんな風に思ったり、実際口に出したりしている、ということが分かったら、それは危険信号です。

コントロールフリークは人を遠ざけます。自分にその傾向があることを自覚したなら、その考え方を改善しないと人間関係が上手くいくことはないのだ、ということが実感できるはずです。

改善3.自分で自分を愛することが出来るようにする

コントロールフリーク傾向がある人は、本当は自分が嫌いです。

自信がないので、他の人からの愛情や尊敬がないと、不安で仕方がありません。認めてほしい、と強く望みすぎることは、相手の気持ちを支配したい、と考えていることに繋がってしまいます。

そのため、その気持ちを制御するには「自分で自分を愛して、満足させる」ことが必要です。

自分が今まで成し遂げたこと、得意なこと、好きなことを考えてください。

あなたは十分に価値のある人間です。

もし、幼いころに親に甘えられなかったとしても、それはあなたがいらない子だったからではありません。子どものあなたにはその時理解できなかった、何らかの事情があったのでしょう。あなたのせいではないのです。

まず自分で、己の価値を高く保ってください。そうすれば、例えばあなたのパートナーが、誰か他の人とメールしていたとしても、嫉妬で逆上する必要はなくなります。

改善4.夢中になる趣味、自分なりの楽しい世界を持つ

パートナーや子供の動向が気になりすぎて、それが頭から離れない、ついスマホの履歴をチェックしてしまう、何度もラインしてしまうというのは、裏を返せばそれを考え続ける時間があるということです。

自分の人生の時間は限られていて、それは自分のものです。他の人をどうにかしようと、心を砕くのをやめて、自分が没頭できる別の世界を見つけてみましょう。

推理小説を買い込んで、時間を忘れて読み耽るのはどうでしょうか。気になっていたゲームを思い切って購入し、コンプリート目指して夢中になるのもいいかもしれません。

帰りが遅いご主人を、イライラしながら待ち続けても、何もいいことはありません。帰宅したご主人に怒りをぶつけてしまい、口論になったり嫌がられたりして、関係が今より悪くなるだけです。

相手の帰宅時間を、「コントロール」しようとするのはもうやめましょう。今まで苦しく待つだけだったその時間を、自分を楽しませるために有効に使ってください。

改善5.批判を受け入れる訓練をする

自己愛性パーソナリティ障害の傾向にある人は、人間としての器が小さいので、些細な批判も受け入れることができません。

あなたがもし、小さなミスを指摘されたというだけで、相手に怒りを爆発させたり、「私のせいじゃないわ!」と大声を出したりしたことがあるなら、注意が必要です。

今、この時点で性格の偏りを修正しないと、どんどんあなたの言動が攻撃的になってしまう可能性があります。

批判されてムカッとしたあなたは今、見えない力に支配されそうになっています。しかし、それは幼児期の「見捨てられ不安」があなたを「コントロール」しているせいで、怒りをおぼえているだけなのです。

さあ、それに負けないでください。ここから自分で、「批判を受け入れる訓練」をしてみるのです。

まず、相手の言っていることを受け止めましょう。撥ねつける前に、一旦手にしてみるのです。そして、その批判についてゆっくり考えてみましょう。

きっとそれは大した問題ではないはずです。心に余裕をもってください。一呼吸おいてみれば、それはきっと「あら、ごめんなさいね」と笑いあえる程度の、うっかりミスだったに違いありません。

まとめ

誰もが持っている「コントロールフリーク」の芽は、早いうちに摘み取ってしまいましょう。

この良くない支配欲は、気付かないうちにどんどんエスカレートしやすいものです。コントロールフリーク状態が酷くなってくると、最近大きな問題になっている「ストーカー行為」のような形にまで発展していく可能性もあります。

誰に対しても、その人の行動を決める権利は、あなたにはありません。

相手に何か不満を感じたら、それを思い返すようにしましょう。そうすれば相手にもあなたの心にも、平安と信頼が生まれます。誰かをコントロールしても、本当の満足は得られないという事を忘れないでください。

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