逃げる必要がある時、と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
怖い人が近づいてきた、大きな犬が追いかけてくる、上から物が落ちてきて・・・!!
そんな時、つまり「自分を守るべき時」には、備わっている防衛本能があなたを「逃げる」という行動に駆り立てるはずです。
では、「現実逃避」とは、どういうことなのでしょうか。
あなたにとって、「今、この時」は、そこから逃げ出さなければなければならないほど、危険なものなのでしょうか?
この記事では、現実逃避とはなんだろう。そして現実逃避をしてしまうその原因とその対処法を探っていきます。
現実逃避とは?
では一般に、「現実逃避」とはどんなことを指しているのでしょうか。
- やらなければならないこと、課題などから逃れようとする行動
- 今ある問題に対処せず、先延ばしにする行為や、意識しないようにするその気持ち
- 求められていることから、意図的に自分の注意や意識を逸らしたいという心理状態
このようにまとめてみると、目の前にあることから逃げ出すための
- 考え方、気持ちそのもの
- そこから引き出された実際の行動
この2つが「現実逃避」である、ということが分かります。
現実逃避の原因とは?
現実逃避とは何かが分かったところで、今の状態から逃げ出そうとしてしまうのはなぜなのか、その原因を6つ挙げてみましょう。
原因①:「今」が辛すぎる
職場で陰湿ないじめにあっている。
別れた元カノに学校で会いたくない。
「現実逃避」ときいて一番始めに思い浮かぶのが、こうした「辛い現実」から逃れたいがために、仕事に行けない、家から出たくない、という例でしょう。
それでも、行きたくないなーと思いながらも重い腰を上げ、なんとか電車に乗り込むことが出来るうちはまだましです。
もっと「現実逃避」が酷くなってくると、気持ちだけでなく身体に反応が出てきます。
「出かけなくては」と思うだけで嘔吐してしまったり、原因不明の過呼吸のような症状がでたりすることもあるのです。
こころと体には密接なつながりがあります。
嫌なことを考えるだけで、実際に血管が収縮し、血流は阻害されます。そのせいで体が冷たくなったり、頭痛がしたりしてくるのです。
その上気管までがグッと細くなりますから、酸素が十分に脳と体に行き渡らなくなってしまいます。これらは「仮病」「気のせい」ではなく、本当に起こってくる体の変化なのです。
このように、辛い「今」があなたを追い詰めているせいで、現実逃避をしなければならない、これが原因の一つと言えるでしょう。
原因②:理想と現実にギャップがある
本当はA大学に行くのが夢だった。でもB大学に入学することに・・・
○○職に就くために努力してきたが、結局○○にしかなれない・・・
真剣に愛したから結婚したけれど、彼の束縛やDVが酷い・・・
理想を高く持ち、努力してきた人に起こりがちなのが、この「ギャップ型」の現実逃避でしょう。
頑張ってきた自分、ここまでくる道のりを考えると一層、その「成しえなかった現実」が辛いものに感じるからです。
それでも今の時点からさらに努力し、自分の理想を追い求めることが出来るなら、「現実逃避」はしなくても済みます。
でももう走り疲れ、逃げるしかないと思うのは、「もう頑張れない」と落胆してしまった場合や、「こんなに努力してきたのに、どうして認めてもらえないんだ!」というような強い自己嫌悪を募らせた場合です。
この「ギャップ型」の現実逃避をする人によく見られるのが、「依存症」です。
アルコール依存、ゲーム依存、薬物への依存など様々なものがありますが、そういった「自分の心を麻痺させてくれるもの」に溺れることで、苦い現実とそれに対する怒りや不満を紛らわせて現実から逃げるのです。
「こんなはずではなかった」
「幸せになれるはずだったのに」
こういう気持ちは、人を深く蝕んでいきます。
このように高い理想を掲げてきた人と言うのは、元来意志が強く、能力の高い人が多いので、現実逃避する場合も徹底してしまう可能性が高くなってきます。
そして強い依存症に苦しみながら、人生を棒に振ってしまう、あるいは酷くなると自殺を試みてしまうなど、極端な現実逃避行動をとる場合もありますので、ギャップ型に当てはまる人には細心の注意が必要です。
原因③:完璧主義になりすぎているから
完璧主義という考え方も、現実逃避の原因となります。
自分にとっての「現実」に対して、非常に厳しい見方をしている場合も、「現実逃避」してしまう事があります。
「これじゃだめだ、自分はもっと出来るはずなんだ」とか「あと○○キロ痩せなくては美しくない」というような、強迫観念にも似た気持ちになることはありませんか?
そういう時と言うのは、「完璧な現実」以外は受け入れられない、という考え方に凝り固まってしまっているので、「高い理想」と「現実の自分」に隔たりが出来てしまいます。
もちろん広い見方をすれば、完璧な自分になることなどできないということが分かるでしょう。
しかし現実逃避の癖がついてしまった人は、「理想の○○になれないなら、逃げだして忘れよう」という思考回路に陥ってしまうのです。
このように、理想が高すぎるということも、現実逃避したくなる原因のひとつでしょう。
完璧主義の10個の特徴について!改善方法も合わせて解説!原因④:「今そのもの」がストレッサーとなっている
時には、他の人から見るとそれほど大きな問題とは思われないことでも、本人にとっては「現実」そのものが「ストレッサー化」しているために、現実逃避行動をとってしまう場合もあります。
分かりやすいところでいえば、「学校に行く」という毎日の「現実」です。
ある子供にとってそれは楽しみであり、ワクワクの種となっているのですが、ある子供にとっては全く違っています。
そうです、「登校する」ということ自体が強いストレッサーとなっているせいで、眠りにつくことが出来ないばかりでなく、朝ベッドから出られない、お腹や頭が本当に痛くなる、といった「現実逃避反応」が起こってしまうのです。
このように、子供だと特に、はっきりとした原因がよく分からない、つまり何故学校に行くのが嫌なのか、その問題点が本人にも思い当たらない、といった場合もあるでしょう。
これは何が原因なのか、本人にも分からないのですから、家族や教師にも理解するのは難しいものです。
ですからその子の「ストレッサー」を理解し、取り除くにはかなりの時間を要することも考えられます。
現代の中学校では、30人に一人が不登校状態にある、という統計さえあり、このような解決しづらい「現実逃避」が、子供のその後の人生に、深い影を落としているといえるかもしれません。
こうして考えてみると、現実の毎日そのものがストレスの原因になり、そこから逃げたいと思うことが「現実逃避」という行動に繋がっていることがわかるでしょう。
原因⑤:飽きっぽく、継続した行動が取れない
現実逃避しがちな人の中には、責任感がないために始めたことを続けられず、すぐ嫌になって「逃げだしたい」と思ってしまう人やサボり癖がある人もいます。
例えば与えられた仕事をするために、少し早く出社すると決めたのに、それが三日も立たないうちに飽きてしまって、「もう現実逃避したい」とベッドでグズグズするような人です。
こういうタイプの人は、自分がやっていることに喜びや意味を見出していません。「やらなければならない、面倒くさいこと」としか物事を捉えないので、それに対する熱意がなく、すぐに投げたくなってしまうのです。
こんな風に、やるべきことに意味を見出さず、いつもやらされている感のある人というのは、現実逃避をしがちだと言えるでしょう。
サボり癖を克服するための13個の方法!原因⑥:「新型うつ病」になり始めている
ここ数年、うつ病にも色々な種類があることが分かってきました。
あなたの学校や職場でも、「うつ」を理由に休職したり、退職したりすることになった人がいませんか?
そしてもしかするとあなた自身も、「よく分からないけど、この苦しさは『うつ』なのかもしれない」と、不安に思っているところかもしれません。
この記事で考えている「現実逃避」に関して言えば、いわゆる「新型」のうつ病が注目され始めているのをご存知でしょうか?
これは「新型」という言い方をしていますが、むしろ以前からよく見られた傾向を指すもので、「身動きが取れないほど重症化はしないが、慢性化しやすく再発を繰り返すタイプのうつ病」のことをいいます。
この新型うつ病になると、なんとか自力で日常生活は送れるものの、職場や学校に行きたくない、与えられた課題や仕事がこなせないなど、自分が直面する現実に、脳が拒否反応という「現実逃避」を示してしまうのです。
それでも時々は仕事が出来ることもあり、全く人と話せないというわけではないので、本人も周囲の人も「うつ病」とは気づかずに、治療が遅れてしまうことが多い傾向があります。
「非定形型の気分障害」というジャンルに分類されることもある、この「新型うつ病」には、気分が不安定で不機嫌になりがち、という特徴があります。こうなると職場でも扱いにくい、困った人としてますます孤立していくでしょう。
また、不定期に不安障害としての症状が出てしまい、パニック発作を起こしてしまうことも。
一般にうつ病は、まじめで優しい、一生懸命な人に多くみられる病気です。
ですから、もしあなたや周囲の人が「きちんと会社に行き、普通に仕事をしたいと思っているのに、なぜか現実から逃げたくなってしまう」というジレンマに陥っているような場合は、一度「新型うつ病」という可能性も考えていかなくてはいけません。
現実逃避をやめる対処法!
あなたの「現実逃避したい」という気持ちの、原因が分かりましたか?
それではここから、現実逃避に対処していく方法を考えていきます。
いい現実逃避と悪い現実逃避、その他にも「現実逃避の活用法」なども提案していきましょう。
方法①: 現実逃避すべてが悪いわけではない
まず対処法学ぶ前に『現実逃避は、悪い事だけではない』ということを知っておきましょう。
「私は物事を突き詰めて考えすぎる性格だ」と自分で分かっている人の中には、自分の気持ちを意識的に「分散」させ、ある意味の「現実逃避」を計画的に行う人達がいます。
こういった計画を持つ人の中には、体力的に制限があったり、精神面でのセルフコントロールが必要と自覚していたりする人もいて、言うなれば「逃げ」を有効に活用しているのです。
そのような人は例えば、ひとつの仕事にのめり込みすぎて、体を壊したり、周りが見えなくなったりすることのないように、「主な仕事」という現実から、時々少し自分をずらします。
そして定期的に休暇を取って気分をリフレッシュするとか、体力の必要なメインの仕事とは違う、デスクで出来るサブワークをしながら体調を整える、といった「気持ちの分散」のために、「現実逃避を活用している」のです。
このような建設的な現実逃避なら、上手に活用することで自分本来のポテンシャルをフルに発揮できる方法となりますし、見境なく現実を突っ走るより、人生を楽しむことができるでしょう。
方法②: 迷う時は1歩を踏みだす
今日は出かけるか、それともこのまま部屋に籠っているか。学校に行くか、行かないか。会社に出勤するか、欠勤するか・・。
現実逃避癖のある人は、毎朝毎朝、このような同じことで悩みます。
悩んで悩んで、胃が痛くなったり、吐き気がしたりもしますが、結局出かけようが家にいようが、それほど変わりなく次の日にも同じことで悩むのです。
あなたが迷ってしまうのは、ほんの少しでもやりたい気持ちや、やらなくてはいけないと感じる気持ちがあるからです。
誰でも本当にどうしても出来ないとき、例えば高熱が出ているような場合は、最初から迷ったりはしません。
それが、もしかしたらできるかもしれない、本当はやったほうがいいと分かっている、そういう行動だからこそ、迷ったり苦しんだり「逃げちゃおうかな」と思ったりするのです。
ですから明日からは、その「実はやりたい」気持ちのほうを大切にしてみましょう。
具体的には、続けると決めたスポーツジムに、今回も行くか行かないか悩んでいるなら、現実逃避して動画を見続けるかわりに、「よしっ」と思い切って部屋を飛び出すのです。
学校に行くか行かないか迷っているなら、とりあえず着替えて学校へ向かって歩き出します。
現実逃避は自分から動きださなければ、同じところを延々と堂々巡りをしてしまいます。迷うなら、考えてしまうなら、まずは初めの一歩を踏み出してみてください。
方法③: 逃げて得をするなら、逃げるのもあり
もしあなたが誘拐されていたとして、偶然逃げるチャンスを得たとしたら、その時どう行動しますか?
もちろん誰でも、迷わず「逃げる」ことでしょう。それは囚われているという「現実」からは、「逃避」したほうが自分にとってメリットが大きいからです。
ここで言いたいのは、「逃げたほうが自分にとって得になるのならば、逃げるのもあり」ということ。
『どんな現実にも、立ち向かってぶつかっていくのが正しい』なんていう人もいるかもしれませんが、その現実が誘拐されているに匹敵する、自分を害する状況ならば、ぶつかって怪我をしたら損というものです。
現実には、言っても良くならないことや、頑張っても無理なこと、どう転んでも上手くいかないことが存在します。暴力を振るう彼氏、嘘を重ねる友人、そんな現実なら今すぐ断ち切るべきです!
ですからあなたの判断で、「これはもう駄目だ、逃げ出そう」と思った時には、無理をする必要はありません。すぐに現実逃避してください。
方法④: 自分を壊す逃げ方はやめる
現実逃避の方法は様々で、ベッドに潜り込んでいるだけ、スマホをいじっているだけ、というものから、アルコールや薬物に逃げるといった極端なものまであります。
あなたがついやってしまう、現実逃避の方法は、あなたの体や心を壊すものではありませんか?もしそうなら、出来るだけ早く、それから離れなければなりません。
もし今アルコールで心身を麻痺させることで、辛い現実から逃れたとしても、あなたがその酔いから覚めた時には、全然良くなってなどいない、同じ嫌な現実があなたを待っています。
そして気づいて欲しいのは、あなたが摂取したアルコールや薬物によって、あなたの今はますます辛い、逃げ出しにくいものになっていく、という「現実」です。
そう考えることができたなら、自分を破壊していくような逃避が、ますます自分の首を絞めるということが理解できるでしょう。
方法⑤: 「現実」に追われるより、「先」を見ていこう
時間というのは絶え間なく流れているので、今この時点で「現実」である瞬間も、一瞬で既に「過去」に移っているものです。
ですからあなたが「逃げたい、忘れたい」と思っている「現実」も、今はもう、あなたの遥か後方に流れ去っています。
それなのにあなたは、いかにも「現実」が、ずっと自分を押しつぶしているように感じているのでしょう。でもそれは錯覚です。「今」は、掴めないほど速いスピードで、その手を通り過ぎていきました。
ですからあなたが「現実逃避したい」と考えていること自体、過去に囚われているのと同じことなのです。今まで経験した嫌なことを思い出し、それに左右されているだけ。
こんな非生産的な時間は、とても無駄だと思いませんか?
後ろを向くのはもうやめて、「この先」のことを見て生きていきませんか?
方法⑥: 「現実」を捨て去れば、それから逃げる必要はない
現実逃避をしたくて、死を選ぶくらいなら自分が直面している『現実』を捨て去りましょう。
学校でのいじめから「逃れる」ために、子供が命を絶つというケースが後を絶ちません。
他人から見ると「それほど嫌だったなら、学校に行かなければよかったのに」と簡単に思うかもしれませんが、本人にはそう出来ない、何らかの理由があるのです。
この「自分の命を絶つ」という、究極の「現実逃避」をしてしまう心理というのは、恐ろしく切羽詰まった、他に選択肢がない精神状態です。そして自殺というのは、その極限から突発的に引き起こされる行動なので、なかなか防止するのが難しいのが現状です。
でもできれば、そんな追い込まれ方になる前に、現実のほうを変えればいいのだと、誰かが教えてあげられたなら・・・そんな風に思ってしまいます。
同じように、毎年のように繰り返される、サラリーマンの過労死問題、これもいわば「死ぬまで働く」現実を変えてしまえれば起きなかったことでしょう。
ですからあなたが今、何かから逃れるために、自分の大切な「じぶん」を捨てようとしているとしたら、少し待ってください。
あなたの命、あなたの体、あなたのこころよりも大切なものなど、この世には存在しません。
究極の選択をしてしまう前に、「現実」のほうをすっぱりと切り捨てていいのです。
現実よりも、あなた自身のほうが、何億倍も価値があるのですから。
方法⑦: 現実を抱き寄せて踊ろう
気に入らない現実、思い通りにならない現実、恐ろしい現実。
こういう「今」からは、すぐにでも逃げ出したいと思うのは、当たり前のことです。
でも中には逃げるのが難しい事柄もあります。
例えば、高所や閉所恐怖症、乗り物に乗れないパニック、身体的な障害、再発する病気、変えられないコンプレックスなどからは、すぐに逃げ出すことができないかもしれません。
そんな時は、そのコンプレックスと手を繋ぎ、抱き寄せてダンスのパートナーにしてしまいましょう。自分の問題点を恨み、突き放そうとするのではなく、欠点をも受け入れ、あるがままの自分を受入れてみるのです。
心理学者のアドラーは、人生とは何かと問われた時、「今この時、この時を、くるくると踊るようにステップを踏んでいくこと」と答えました。
きっと彼も、「現実」という刹那を敵として見るよりも、自分の人生のステージと考え、恐怖心も情けない思いもそのままに、手を取り合って一緒に踊り続けてほしい、生きていってほしい、そんな気持ちを表したのでしょう。
辛い現実が変わらないなら、それを『そのまま受け止め』前へ進む決死をする、あるがままの自分を否定せず、卑下せず受け入れる。そんな風に生きることができれば、現実逃避という行為から抜け出すことが出来るはずです。
ありのままの自分になれない原因と自分を取り戻す5つの対処法!方法⑧: 全く違う世界で生きる
どうしても逃れられない現実から目を背けたいなら、いっそのこと全力で逃げ全く違う世界に身を置くのも方法です。
時間の流れも空気もまるで違う、どこかの島国。大都会、砂漠、湿地帯。
こんなことを想像するだけでワクワクするような人なら、こういう「逃げ場」も悪くないかもしれません。
もちろんこの逃避計画を遂行するにあたっては、綿密な計画や金銭的な準備、言語の習得など、様々な段階を踏むことが必要です。
それでも代わり映えのしない、退屈な「現実」から大きく逃げ出すためにやってみる価値はある、そう思うならあなたはもう既に、狭い「今」から抜け出しているでしょう。
では何から始めましょうか。英会話教室を探そうかそれとも図書館で、行きたい国の情報を集めようか・・・さっきまでのように、スマホをただ眺めて過ごしていたら、時間がもったいない!
こんな風に、今までとは違い俄然やる気を出したあなたは、とても素敵です!
このように、希望や目標、今と違う生活に向けての計画は、あなたの今日をキラキラさせます。ですからぜひ長期的な夢を持つようにして、「いま」をも輝かせてください。
そこにはもう、「逃げる」ことを悶々と考えているあなたはいないはずです。
現実逃避をしてしまう人におすすめの書籍
賢い!現実逃避術
とかく暗いほうに考えがちな「現実逃避」を、面白い切り口から見させてくれる本です。
メンタルコントロールを考えるときに、こういう考え方をしてもいいのか・・。こんな風に考えれば楽になるのか・・・。新しい視点と発見をくれます。
まとめ
現実逃避は、悪いことではありません。
あなたの体や心が『これ以上、現実を直視するのが危険だ!』と判断した時に、起こるいわば防衛本能の一つです。
ですが人生は、全ての嫌なこと、逃げたい事から逃げ続けることはできません。しかしそれでも、世の中には『全力で逃げるべき事』、『時には立ち向かわなければいけない事』に分けられます。
自分はしょっちゅう現実逃避をしてしまう、と感じるならどんな時に自分が逃げてしまうのか?逃げてしまうとどんなことが起こったのか?に視点を移してください。
現実逃避は悪いことではありません。
ただ全ての事から逃げ続けることはできないため、時には立ち向かうガッツも必要です。つい現実から逃げてしまうあなたへ、自分がどんな時に立ち向かい、どんな時には全力疾走で逃げるべきか、この記事を考えるきっかけにしてください。
この記事が、辛い現実から逃げるか戦うかを、判断するきっかけになれることを願って。
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