人の話を聞く方法!人の話を聞けない人の特徴と原因も併せて解説!

人の話を聞かずに、いつも自分の話をしてしまう人に、あなたはどんな気持ちを抱きますか?

反対に、いつも穏やかに人の話を聞きそして、うまい相槌を打ついて話し手の真意を引き出す人をあなたはどんな風に思うでしょうか?

本来人というのは「自分の話を聞いて欲しい」「自分のことを話したい」と先天的に感じる生き物です。そこで人の話を聞くのがうまい人に対して、多くの人が好意的な気持ちや、親近感を抱くことになります。

今回は、そんな人の話を聞き人たらしになるための方法をご紹介していきます。

人の話を聞く方法!

まずは「人の話を効果的に、良く聞ける人になるための方法」について考えてみましょう。

自分はまずこれをやってみよう!という感じで、ぜひひとつずつチャレンジしてみてください。

方法①: 相手の目を見て話を聞く

まず相手の話を聞く時、「目を見て話す」という事を心がけましょう。

子供の頃、学校の先生に「先生の顔を見て話を聞きなさい!」と言われた記憶がある人は多いでしょう。
注意力が散漫になりやすい小学生などには、まず顔を向けて聞いてもらうのが第一段階。そうでなければ聞いているかどうかすら、怪しいものですから。

これは大人でも、話を聞く姿勢の基本中の基本となります。相手の目を見ながら『私はあなたの話を聞くつもりがありますよ』と示しておかなくてはなりません。

そして目を見ていれば、話しの内容だけでなく、相手が悲しい気持ちでその話をしているのか、または嬉しかったことを話そうとしているのかという「感情」も、同時によく理解できます。つまり相手の立場にたって話を聞くことができるのです。ですから照れずに、目を見て相手の話を聞いてあげるようにしましょう。

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方法②: 短いうなずき、あいづちを挟んでいく

いくら相手の目を見ながら話を聞いていたとしても、あなたがずっと黙りこくっているなら、話している人はだんだん不安になってしまいます。
「僕の話は面白くないのかな?ちゃんと伝わってる?」と心配されないためにも、適度にそしてタイミングよく、頷きやあいづちを挟んであげてください。

ここで大切なのは、あくまで「短い」あいづちに留めておくこと。
「そうなの?それは大変だったね」とそこまではいいのですが、
「それってもしかして○○?うそー!?」と引っ張ってはいけません。

あなたに今話している人には、自分なりの話のテンポや、たどり着きたいまとめ方があるはずです。それを長々しいあいづちで遮ってはいけません。
それは相手の気分を害してしまいますし、最終的に何を話したかったのか、その要点がずれてしまいますから。

方法③: タイミングをみて、質問をしていく

人が話しているのを聞いている時には、じっと黙って聞いているだけではいけません。話の区切りのところで、質問をしていきましょう。
この質問の目的は

  • そこまでの話の内容を再確認するため
  • 自分には理解できなかったところを尋ねて、話を正しく理解するため
    この二つです。

「・・・ということは、実際間に合わなかったということよね?」
「・・・その時彼女が怒ったのは、君に対してではなく、別の友達に対してかな?」

こんな風に質問していくと、自分もその話を勘違いすることなく聞くことが出来ますし、相手も「ちゃんと伝わっている」と安心して話を進めることができるでしょう。

この時大切なのは、

  • 質問は短く、YESかNOかくらいで簡単に答えられるものにすること
  • 話が横道に逸れない内容にすること

の2つ。 あまり別の方向に話を発展させてしまうと、元々何の話だったのか、分からなくなってしまいますので気を付けましょう。

方法④: 相手の言葉を繰り返す(ミラーリング①)

ここから、会話術の基礎であるミラーリング(反復)の方法も覚えておきましょう。これらは初心者にもトライしやすく、「人の話を聞ける」人になるために、とても有効な方法ですので、ぜひチャレンジしてみてください。

ではまずひとつ目は、簡単な「復唱」です。

「ねえ、昨日の休みに、映画に行ったんだけどね」
「あら、映画行ってきたのね?」

「だからもうどうしていいか分からなくなってしまったんです」
「そうなの、どうしたらいいのかしらね」

このミラーリングをしていくと、相手は「自分は分かってもらえている」と確信することが出来ますし、話を聞く上で欠かせない「同調」を示すこともできます。

人が自分のことを話すときと言うのは、90パーセント以上「ただただ受け入れて欲しい」と思っているものです。
ですから相談がある、とかアドバイスしてください、とかという前置きをされた時以外は、とにかく「反復して同調」するのが聞き上手には必須のスキルといえます。
これは子供から大人まで、簡単な会話から入り組んだ話にも使える方法ですので、ぜひ意識して「繰り返して」みてください。

方法⑤: 相手の行動を繰り返す(ミラーリング②)

次はちょっと上級者向けの、ミラーリングを使った聞き方テクニック。
これは相手がしている「行動」を真似していく、というミラーリングです。
もちろんあくまでもさりげなく、相手の動きから「ほんの少しタイミングをずらして行う」のがポイント。

分かりやすいのは、二人が向かい合って話をするとき、コーヒーやワイン、クッキーやナッツなどの軽い飲み物やスナックを用意しておく、カフェでの雑談のようなシチュエーションです。

相手がコーヒーを一口飲んだら、自分も一口。
ここで少し話に耳を傾けます。
そしてちょっと会話が途切れて、相手がクッキーをつまんだら、自分も同じものをひとつ。
こんな風に繰り返していくのです。

人には、「好意を持っている人の行動を、無意識に真似してしまう」という本能があります。例えば赤ちゃんが笑うと、お母さんもつい笑ってしまいますし、恋人が指を怪我したところをみて、自分の指を押さえてしまう、そんな経験はあなたにもあるのではないでしょうか。

ですから意識的にでも相手のすることを「真似」していくと、話をしている人は、その同じ行動の度に「自分は好意的に見られているな」と感じるのです。ただこの方法は「モテテク」として、多くの人が知るところになってしまったため、過度に行うと相手にミラーリングしていることがばれてしまうことがあります。あくまで自然に、をぜひ頭の片隅に置いておきましょう。

方法⑥: 相手の言葉を、少し違う言葉で置き換える(ミラーリング③)

ミラーリングの3つめは、もう少し上級の技術になるでしょうか。
相手の言葉を「同意語で置き換える」というテクニックをご紹介しましょう。

「それでね、○○さんのプレゼン、長くて飽きちゃって、眠くなっちゃったの」
「そうだね、私も退屈だとそうなるわ」

「最近よく眠れなくて、朝起きるのが辛いことが多いんだ」
「あら分かるわ、睡眠不足ってほんとキツイわよね」

いかがですか?
相手が言った言葉を、「同じ意味の違う言葉で言い換えて」それをあいづちに使っていくのです。

このミラーリングのいいところは、単なるオウム返しより一段階深い会話にすることができる、という点です。
話している人が「私の話をきちんと理解して咀嚼し、自分の語彙に置き換えてくれているな」と感じることができるので、話し手はますます気分良く、話を展開していけるでしょう。

方法⑦: ボディーランゲージを挟む

体を使って共感や同調を示すことも、聞き上手になるのにおすすめの方法です。

「本当に困っているんです」
「そう、それは大変ね」(相手の腕にそっと触れる)

「これでもう大丈夫ですね!」
「そうだね、やりましたね!」(大きな笑顔とガッツポーズ、ポンとハイタッチ)

もちろんこれは同性同士か異性の相手か、上司か後輩か、といった「相手の見極め」がある程度必要になる行為です。
でも、辛いときに優しくされて嫌がる人はいないでしょうし、自分の喜びを相手も感じてくれている、と思えるのはとても嬉しいはずです。

話を聞く、その基本は「相手の気持ちを知る」こと。
そのためにはあなたが感じた、相手の喜びや悲しみを、素直なボディーランゲージで分かち合うようにしていきましょう。

方法⑧: 否定しないでとにかく最後まで聞く

人の話を聞ける人になりたいなら、ぜひ「否定」の言葉は封印しましょう。

「それでね、私そこで謝ったのよね、で・・・」
「えー!?どうしてあなたが謝るのよ?おかしいわよ、だって悪いのはあなたじゃないでしょ?」

こんな風に、人の話に割り込んでそれを否定し、話を中断させる人、よくいます。

もちろん、そうしたくなるような、どう考えても間違っている話というのも、中にはあるでしょう。それでも、「話を聞ける人になりたい」と思うなら、その否定したい気持ちをグッと堪えなければなりません。なぜなら相手は会話の中で「良い悪いについて、あなたに答えを求めていないから」です。

相手の話だけを聞いて、それを間違っていると決めつけるのは簡単です。
でも大切なのは、「あなたがそれを正しいかどうか決定する」ことではありません。
一番大切にするべきなのは、「それを話している相手が、話したいことを全部話すこと」と「誰かにわかってほしいと感じる承認欲求を満たすこと」なのです。

あなたの意見は、相手に求められた時点で言うようにしましょう。
そうすれば話し手は、最後まで自分の気持ちを話し切ることができます。とにかく、「否定せずに、遮らず、最後まで」話を聞くのが大切です。

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方法⑨: 褒めるところを探しながら聞く

話のつまらない人へも聞き上手になるには、褒める所を探しながら聞くように心がけてみてください。褒め上手は誰からも好かれます。

人によっては、非常に退屈な、同じ話を何度もしてくることもあるでしょう。これは職場でも家庭でも、時々あることです。

どんな脈絡のない話にも、いいところはあります。ですからあなたは「またこの話?」と思わずに、良く聞き耳を立てていてください。そしてどんな小さなことでも、その都度褒めてみるのです。

「今日も寒いわねー嫌になっちゃうわー!今日も子供のお弁当3つも作ったのよー」
「凄いですねー、早起きしてお弁当作ってくれるなんて、いいお母さんですね!」

「私が若い頃は、夜中まで働くのが普通だったよ」
「凄いですね、そういう働きが今の日本を作ってきたのですね!」

もちろん、心にもないことをいう必要はありません。でも、相手の話を聞かなければいけない立ち位置にいるなら、そのことでストレスを貯めるよりは、いい関係を築くために活用するほうがいいに決まっています。

もし次にまた同じ話を聞かされた時には、「褒めるところ探しゲーム」のようなつもりで、相手の「話したい気持ち」に寄り添ってみてください。

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方法⑩: メモを取りながら聞く

この「メモ」は特に、仕事上で大変役に立つ話の聞き方です。

相手の話をメモする、という行為は、それだけで「聞く」「書く」そして自分の書いた文字を「読む」ことの繰り返しをすることになります。ですから聴覚、視覚、触覚など、いろいろな刺激を用いて、ひとつのことを脳にインプットできる方法なのです。

聞いたことを一度メモしておけば、作業の段取りを後から自分で確かめることが出来ますし、分からなくなって何度も同じことを聞く羽目になる、という気まずさもありません。

この時、メモは要点だけを簡潔に、順序良く取っていきましょう。
そしてできれば相手にそのメモをみせ、「これで間違いないでしょうか?」と確かめれば完璧です。
そうすれば話してくれた人は「ちゃんと聞いてくれた」と安心しますし、その真面目な態度を頼もしいと思ってもらえるでしょう。

その上、「あの人はよくメモを取っていて、やる気がある。」と高い評価を得ることもできるはずです。
そういったやり取りが、双方にとって「はなし」を生きたものにしていくのです。

知っておきたい、異性の話を聞くコツを紹介

男の人の考えていることが理解できない、女性は不思議で一杯だ。子どもと会話すると何か食い違う。そんな風に男性なら女性のことを、女性なら男性のことを『理解しがたい』と考えている人は少なくありません。

また親でも自分の子どもの考えていることが分からない。ということがあります。そこで、ここでは異性や子供の話を聞くコツを紹介していきます、上記の方法と合わせてぜひ、人の話を聞ける人へ成長してみてくださいf。

男性の話を聞くコツ

通常男性は、あまり長々と話をしない人が多いかもしれませんが、だからこそ話をしてくれるときには、きちんと耳を傾けたいもの。

男性の特徴として、理論的な展開が好き、起承転結がはっきりした話が好き、相手が自分の求めている「結論」を理解したかどうかが大切といった傾向があります。

  • ですから男性の話を聞くときには、
    「・・・ということですね」
  • 「・・・でいいでしょうか」
  • 「分かりました、○○をやっておきます」
  • 「了解、明日は○○でいいんだね」

と言う感じで、「あなたの話を聞いて、きちんと理解しました」ということを、要約や復唱で伝えるとより相手に聞いていることをアピールできます。

 女性の話を聞くコツ

女性は一般に、物事の起承転結よりも、自分の「気持ち、感じたこと」を伝えたいと思って話をしていく傾向があります。
ですから会話の結論がどんどん後回しになり、聞いている方としては「いったい何が言いたいの?」と突っ込みたくなることもしばしば起こります。

「それでね、○○って言ったら、あの子ったら☓☓なんていうから、私もムカッときて・・・」
「そうなの、その言葉は嫌な感じね」
「で、次の日は普通だったんだけど、でもやっぱりさぁ・・・」
「そうなのね。今日はどんな態度だったの?そろそろ仲直りできるといいねー」

こんな風に、全面的に話し手の「感情」に寄り添うことがコツとなります。

女性はほとんどの場合、話に結論や答えを求めていません。自分が話したことを分かってほしい、同調してほしい、それだけなので、的確なアドバイスをしようとすると、本人の気持に寄り添えず会話に満足感が生まれません。

男性が女性の話を聞く時
「そんなこと、□□すればいいじゃん」
「□□なんて言うから悪いんだよ」
などと結論付けをしたり、アドバイスをしたりしているのは、つまり女性にとっては大きなお世話であり、自分の感情に寄り添ってくれない忌むべき行為といえるのです。

女性の話を聞く時に一番重要なのは「感情に寄り添う事」ぜひ、男性はそのことだけは頭の片隅に置いておきましょう。

子供の話を聞くコツ

子どもの話を聴く一番の方法は、どんなにまどろっこしくても、なかなか理解できなくても「とにかく話を最後まで聞くこと」です。

「あのね、今日ね、○○ちゃんに叩かれてね、それでね・・・」
「ちょっと、またあの子にぶたれたの?頭にくるわ、親に電話するわ!」
↳なぜ喧嘩になったのか、どういう気持ちだったのか、聞けていない

「今日忘れ物しちゃってね、それで・・・」
「また?いい加減にしなさい、どうしてちゃんと準備しておかないの?」
↳何を忘れたのか、どうして忘れたのか、どう困ったか、全く聞けていない

親と子供の会話としては、こういった受け答えは珍しくありません。ただ、こういう話の聞き方を続けていると、思春期になったとき、子供が親に何かを相談してくることはなくなります。

なぜなら、子供は「自分の話など、どうせ最後まで聞いてもらえないし、気持ちを分かってもらうなんて無理なんだ」と学習してしまうからです。

ですから、気持ちが不安定になり、意思の疎通が難しくなる時期であっても、親と子が太いパイプでつながっていられるようにするには、幼いころから「うちの親は話を聞いてくれる人たちだ」と信用しておいてもらわなくてはならないのです。

「あのね、今日ね」「あら、今日どうしたの?」
「○○ちゃんと喧嘩しちゃってね」「あら、○○ちゃんと?」
↳ミラーリングを駆使して、子供の話を繰り返し、安心して話せる姿勢を示す

こういう聞き方は、慣れてしまえばそれほど難しいものではありません。子供の話を押さえつけるのも引き出すのも、親の聞き方次第です。親子の心のパイプを詰まらせないためにも、子供との会話をぜひ大切にしてください。

人の話を聞けない原因とは?

家庭、職場、友人関係、どんな場面でも「人の話を聞く」と言うのはとても重要です。

これが出来るかできないかで、子供の気持ちが理解できる親になれるか、指示通りの仕事が出来るか、あるいは「またあなたに相談したいわ」と友達に言ってもらえるかが決まってくるのです。

しかし実際には多くの人が「人の話を聴くのが苦手だ」「会話が苦手だ」と感じています。では人の話をなぜ多くの人が聞けないのでしょうか?ここからは人の話を聞けない原因を探ることで、自分の心の中の原因と向き合っていきましょう。

原因①:相手を尊敬していないから

そもそも相手に対して何のリスペクトもない時、人はその人の話を「価値あるもの」として聞くことができません。

どんなにタイミングよくあいづちを打っても、完璧なミラーリングをしたとしても、相手に対する気持ちに嘘がある場合、それはなぜか伝わってしまうものなのです。

そうです、もし話している相手を、どこかで小馬鹿にしているようなときには、「そうなんですかー」と同調の意志を示していても、それは薄っぺらに聞こえてしまいます。

会話の基本は、相手を敬う心です。
相手が年下でも年上でも、大切に思う気持ちがなければ、そのひとの話をちゃんと聞くことはできないでしょう。

原因②:自己中心的な性格だから

自己中心的な性格の人は、人の話を聴くのが顕著に苦手です。なぜなら彼らの一番の関心は自分であり常に自分話題で一杯にしたいと考えているからです。

だから相手の会話を聞くより、すぐに相手から話の主導権を奪って自分の話をしてしまいたくなります。そして、多くの場合そのことで周りが自分を快く思っていないことにも気づけていない場合が多々あります。

自己中心的な性格は人の話を聞けけないだけでなく、人との関係を悪化させる原因の一つともいえるのです。

原因③:ADHDの傾向を持っているから

小さい頃から、人の話を聞くのが苦手だった人、大人になっても、なぜか落ち着いて話を聞けないと感じる人がいます。
そういった人の中には、注意欠陥多動性障害(ADHD)といわれる脳の機能障害を抱えている人も含まれている、ということが最近注目されています。

普通に学校を卒業し就職したけれど、職場での指示が聞き取れず、失敗を繰り返してしまう。
結婚生活で、パートナーにいつも「どうしてちゃんと話を聞いてくれないのか」と怒られる。
こんな風に、「聞けない悩み」を持っている人は、実は結構多いものなのです。

今の時代、子供のうちにその障害が分かれば、適切なカウンセリングや投薬治療で、社会人になるまでにある程度自分なりの解決策が見出せるようです。
ここ数年は「大人のADHD」も話題になっていますので、検査を受ける人も増えていると聞きます。自分が「聞けない」辛さを持ち続けているなら、それが改善の手掛かりになるかもしれません。

人の話を聞けない人の特徴とは?

ここでは、話を聞けない人・会話が苦手によく見られる特徴を、以下にまとめてみました。胸に手を当てて、ご自分もこういう聞き方をしていないか、今一度確かめてみましょう。

会話が苦手な人の11個の特徴とその克服方法6選!

特徴①:相手を見ないで聞いている

人の話を聞かない人の大きな特徴の一つが「アイコンタクト」が下手というものがあります。
人の話を聞く気がない人と言うのは、相手の顔を見ようとしません。これでは「あなたの話を聞きませんよ」と言っているのと同じです。これではいくらあいづちをうっても、「真剣に聞いていない」と相手を怒らせてしまうことになりかねません。

これは家族内でよくみられる光景ではないでしょうか。
無視するつもりはなかったとしても、忙しいからと子供の話を、背を向けたまま聞いたり、帰宅したパートナーが話し始めても、「はいはい」と言いながらテレビを見ていたり。

それでは、「あなたの話など、どうでもいいことだ」と言っているのと同じになってしまいますので注意が必要です。

特徴②:携帯をチラチラ見ている

話を聴く以外の他ごとをしているというのも、人の話を聞くのが下手な人の特徴といえるでしょう。

「目上の人の話の最中に、スマホをいじっていた」ということが原因で、傷害事件に発展した、という有名人のニュースがありました。これはやはり、「人の話を聞いていない」行動の最たるものと言えると思います。

現代の生活には気を散らすものが多くあります。次々に情報が入ってきますから、なかなか集中して誰かの話を聞くのも容易ではありません。

人の話を聞こうとしていない人は、そういった電子音に振り回されているので、相手の「あなたに話を聞いてもらいたい」という気持ちを汲み取ることが出来なくなっているのです。

特徴③:途中で話の腰を折る

これは男女問わず、ついやってしまう失敗のひとつです。
話の途中で、その話を「再起不能」にしてしまう致命的なやり取りですが、あなたもついやってしまっていませんか?

「ニュースで連休の渋滞予想見てたの、で・・・」
「そもそも日本人は、どうして渋滞するってわかっているのに出かけるんだ?」

もちろんこの場合、相手が話したいと思っていたのは、「連休の過ごし方について」という楽しい話題だったはず。
それなのに、聞き手側はこの話の腰を折り、「日本人特有の行動についての議論」に持って行ってしまったというわけです。

これでは話し手はがっかり、連休の予定を決める気もなくしてしまうに違いありません。

特徴④:自分の話にすり替えてしまう

上記の話を聞けない原因にもかいた、自己中心的な人がやってしまいがちな特徴です。

「去年アメリカに行ったときにね、私・・・」
「あー私も昔アメリカ行ったことあるよ、あの時はね・・・」

悪気はないのですが、自分が言いたいことを抑えられずに、「話を横取り」しタイミング悪く話し始めてしまう人です。

これをやられると、話を始めたほうは一気に興ざめしてしまいますし、そもそも何の会話だったのか、訳がわからなくなってしまいます。

特徴⑤:否定する

話していてうんざりする人の中に、どんな話題でもネガティブに返す人はいませんか?この「否定」が、話を台無しにする、一番の原因かもしれません。
「今日は○○に行ってから、☓☓して・・・」
「ダメだよ、○○なんか行っても意味ないよ!」

せっかくいい思い付きを話そうと、テンション高く始めた会話を否定されたら、どんな気分になりますか?

そうです、否定されて、嬉しい人はいません。「ダメ」と言いたくなった時にはグッと堪えて、話を最後まで聞くようにしないと、聞き上手にはなれないでしょう。

人の話を聞くためのおすすめの書籍

社会人として必要な「聞く力、話す力」の高め方

社会人に必須のスキルである「聞く力」「話す力」とはなんなのか?そしてそれをどうやって磨けばいいのか?が分かりやすく解説されています。論理、表現、理解、対応など会話に必要な様々な力を付けながら、聞くことと話すこと両面を高めていける良著です。(個人的にはイントネーションやリズムが分かりやすいオーディオブックがおすすめです)

まとめ

「はじめに『ことば』があった。『言葉は神であった』」
これは聖書の有名な一節です。

言葉というものが、人間だけに与えられた、とても神聖で大切なものである、ということが体現されている言葉といえるでしょう。
いいことがあった時は、それを話すことでもっと嬉しくなりますし、悲しいことがあった時は、聞いてもらうだけで気が楽になる。これも「ことば」の成せる業です。

ですから、自分の「言葉」を伝えることと、相手の「言葉」を理解することの重要度は同じはずです。
この記事が、あなたが「聞き手」として成長する、いいきっかけになることを願っています。

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