自尊心が低い理由と自尊心を高める12個の方法!

今回は自尊心について、お話します!

自尊心とはそもそも何か。自尊心が低い理由や、それを高める方法など、様々な面から自尊心について解説します。

自尊心が低く、生き辛さを感じている方、具体的な自尊心を高める方法を知りたい方は、是非参考にして頂ければ幸いです!

以下、目次となります。

自尊心とは一体何か

自尊心とは、読んで字のごとく「自分自身を尊ぶこころ」のことです。

己という存在が、唯一無二の貴重なものであるという考えを持って生きていく、それが自尊心を持つということになります。

自分を振り返って「私は自分を尊い存在としているだろうか」と考える機会は、あまりないかもしれません。しかし、ふとしたきっかけで、「この悩みがずっと解決しないのは、私の自尊心が低いからではないだろうか」と気付くことがあります。

自尊心の低さは、人生で壁にぶつかったときに初めて問題となります。漠然と「自分を大切にする」などといっても、それはうわべだけの言葉にすぎません。

「わたし」は世の中で最も尊ぶべき存在である。自分自身が「わたし」を、絶対に失いたくない大事なものだと感じるこころ。それが「自尊心」です。

自尊心とプライドの違いは?

「プライド」という単語をそのまま日本語訳するなら、それは「自尊心」となります。

しかし、私たち日本人が「プライド」というとき、それは「自尊心」とは違うニュアンスを持たせています。

「自尊心」は、自分で自分を高く評価している状態、つまり「自己承認」していることを指します。他からの意見には関係なく、自分を自分で重要としている心のことです。

これと比較して「プライド」は「他者承認」となり、他からの高い評価で自分を保っている状態です。何かと比較して、それより上であることに重きを置いているのがプライドということになります。

自尊心の高い人は適度なプライドを持っていて、それをひけらかす必要がないので、他者を受け入れる余裕があります。

一方、自尊心の低い人で、プライドが高い場合は、他者を蹴落としてそれを保つ必要があるので、態度が攻撃的で上から目線になることが多くあります。

プライドが高い方の特徴については、以下のエントリーに詳細にまとめてある為、そちらを参考にして下さい。

プライドが高い人の14個の特徴とそれを直す10個の改善方法!

自尊心が低い人の7つの特徴!

自尊心が低い人はあなたの周りにいますか?

自尊心が低い場合、どのような行動をしてしまい、どのような特徴が現れるのでしょうか。以下に詳細に説明していきますので、是非参考にしてみて下さい!

特徴1.他人を批判して、上に立とうとする

自尊心が低い人は、言葉や態度が横柄で、批判的です。

どれだけ社会的に地位が高くても、いつも他の人をこき下ろしたり、弱点をあら探ししてそれをつついたりしている人は、本当は自分に自信がないのです。

元々持っていない自分への評価を高めようとすると、他の人を悪く言うしか方法がありません。常に相手と自分の関係を、上か下かで考えるタイプも、本当は自尊心をあまり持っていない人です。

平等な立ち位置に置かれてしまうと、価値のない自分を辛く感じてしまうので、上下関係を相手に押し付け、どんな小さなことでも「私の方が出来る」と尊敬されようとします。

普通の会話をしている中で、いちいちマウンティングしてくる人がいたら、その人はきっと自分に自信がなく、自尊心が低い人だと言えます。

特徴2.ブランド品や高級品で武装している

自尊心が低い人は、他からどう見られているかが自分の価値を決めるので、外見を極端に意識します。

「みんな持っている」ブランドは持っていないと自分の価値が「みんな」より低いことになってしまいますから、一生懸命手に入れて持ち歩きます。

見た目で高級と分かりやすい、誰もが知っているブランド品ほど、武装を固めやすいものです。あなたってそれほどでもないですよね、と攻撃されないために、その鎧兜で身を守っているのです。

同級会やママ友の集まりなど、対等の立場がベースの場面で、身分不相応な高級品を見せびらかす人がいたら、実際その人は自分に自信がなく、自尊心が低いということになります。

すごいね、と特別扱いをされること、ちやほやされることが自分の評価だと感じている人ほど、自尊心を持ち合わせていません。

特徴3.悪口や陰口、自虐ネタを言う

「どうせ私なんかダメ」「私みたいな人がやってもうまく行くはずない」そんな風に言うのが癖になっているなら、あなたの自尊心は低めかもしれません。

もちろん謙遜の意味合いが込められていたり、冗談のつもりで口に出すのですが、いつもそのように言っていると、自分は無価値だと自分に言い聞かせているのと同じです。

女性に多いのが、本人のいないところで悪口をいうタイプでしょう。相手のことを思って助言するという親切心があるなら、そっと本人に言ってあげれば済むことですが、自尊心が低い人は、ただその人の立場を貶めるためだけに、いないところで弱点を突きます。

それを指摘できる自分はその人より偉いのだ、みんなそれを認めてね、というメッセージなのです。

もしあなたがこのような会話スタイルに陥っているなら、気を付けないと、いつまでたっても自分を好きになることができません。自分のことも相手のことも認める気持ちを持つようにしましょう。

特徴4.打たれ弱く、落ち込みがちである

こころを柔らかく覆ってくれるはずの自尊心がないと、人の気持ちはいつも剥き出しで、すぐに傷がついてしまう薄い氷のような状態になっています。

少しのことでヒビが入り、心が脆く割れてしまうので、自尊心が低い人は問題が起こると、それに過敏な反応をしてしまうのです。

このように打たれ弱い人が、社会で仕事をしていくのはとても大変なものです。数人が一緒に上司に注意を受けた、というような場面でも、自尊心が低いは、自分だけが特別に強く攻撃されたように感じてしまうので、すぐに必要以上に落ち込み、そしてなかなか立ち直ることができません。

自分が打たれ弱いと感じるなら、自尊心の在り方について考えてみるべきかもしれません。

特徴5.過去のトラウマから自己評価が低い

あなたは自分の事をしっかりと評価出来ているでしょうか。

自尊心が低い方の顕著な特徴として、「自己評価が低いこと」が挙げられます。

日本人として日本に生まれる子供は、主に日本語を話すようになります。それは両親が日本人で、日本語を話し、それを聞いて覚えながら成長するからです。

それと同じように、子供はけなされたり、怒られて暴力を振るわれたりしながら育つと、自己評価の低い人間になります。「お前はダメだ、何もできない、いない方がいい」という言語を教えられ、それを覚えながら育つことになるからです。

それはその子にとっての母国語のように、がっちりと脳の中にインプットされてしまう恐ろしい言語です。

他にも家庭が複雑で孤独だった、ネグレクト(育児放棄)されていたというトラウマも、大人になっても自尊心を持てない大きな理由のひとつです。

あなたは一緒にいる価値がない、放っておいても気にならないほどちっぽけな存在なのだ、というメッセージを受け入れながら成長するしかなかったことが、自尊心が低い原因です。

特徴6.自分を愛せない

人は愛される経験をして初めて、愛することを覚えることができる生き物です。そのため褒められずに育った人は、他の人を褒めことができませんし、ましてや自分のことも、褒めたり労ったりしてあげることができません。

そのように、自分のことを愛せないというのは、自己評価が低い人の特徴の一つです。

自分のことが嫌いだと感じてしまうと、何をやっても自分を認めてあげられないので、どんなに努力しても虚しく感じられます。例え周囲と同じくらいの成績を取っていたとしても、自尊心が低いと全く満足感がありません。

そのように過度に自分に対して批判的なのは、自分を正しく評価された経験がないので、自分自身を客観的に見ることができないからです。自己評価が低すぎる、このような状態では、自分を愛して大切にすることは大変難しいでしょう。

特徴7.特定の行為、人、仕事に極端に依存している

自尊心が低い方の特徴として、何かに対して異常なまでに依存していることが挙げれます。

例えば、恋人がいないと生きていけない、恋愛行為でしか自分の価値を見出せない人いますが、これもまた自己評価が低い人の特徴です。自分で自分を愛する力がないので、恋人が示してくれる行動だけが、自分を保つ全てになってしまうのです。

同様に、ワーカホリックと呼ばれる人たちにも、これと共通するところがあります。社会から必要とされている、と思うことでしか自分を評価できないので、24時間仕事をして、弱い自分を守っている状態です。

このように何かに依存しすぎているなら、自尊心について考え直す必要があるでしょう。

自尊心を高める具体的な12個の方法!

本項では実際に自尊心を高めるための具体的な方法について説明していきます!

上記した自尊心が低い方の特徴に多くマッチしてしまった人は、是非以下の方法を参考にして、自身の自尊心を高めてみましょう!

方法1. 「トラウマ言葉」を手放す

今まで使ってきた「自尊心の低い」言語を使うのをやめて、「価値のある私」という新しい言葉を話すことができるようにしていきましょう。古いトラウマという第一言語は手放してしまうのです。

「どうせ」「やっぱり」「でも」などと自分を否定してしまうのは、自信のない言葉のクセですから、極力口に出さないようにしてみましょう。反対に「そうだよね」「すごいね」「出来るものだね」と自分を励ます言葉を、意識して発するようにしていきましょう。

嫌な思い出は人それぞれあり、程度も頻度も違うと思います。少し振り返って、「あの時の言葉が、私の自信を傷つけたのだ」と思い浮かべることが出来る人もいれば、あまりにも長い間踏みつけにされてきたので、もうひとつひとつを思い出すことが出来ない、という人もいるはずです。

そんな方も、心配することはありません。人間にはとても容量の多い脳が与えられていますから、幼いころに覚えさせられた、一種類の言葉しか話すことが出来ない、というわけではないのです。

はじめは上手くいかないかも知れませんが、是非、意識的に自分を励ます言葉を話してみて下さい。きっと少しずつ自分の自尊心が高まることを実感出来るはずです。

方法2.自分の良いところを100個書き出す

今まで持てなかった自尊心を高めるのは、すぐこの瞬間から簡単に、というわけにはいかないでしょう。

それでも自分を好きになりたいと思い、その努力をするのは素晴らしいことです。

自分のことを思い返してみたり、鏡で見てみたりしながら、まず自分のいいところを探しましょう。大人しくて優しい、協調性がある、我慢強いなど、性格面での長所を指折り数えてみてください。

外見的にはどうでしょうか。色白であるとか、髪が丈夫とか、指が長い、そうして数えていくと、良いところはいくつありますか。

何日かかってもいいので、100個探してください。スマホのメモにつけておくのも良いと思います。一日10個見つければ、10日で完成です。

100個書き出した頃には、あなたは自分が今まで思っていたよりも、ずっと魅力的な人間なのだということに気付くはずです!

方法3. 理想の自分を具体的に思い描く

言葉で「自尊心の高い人になる」と聞いただけでは、なんとなく抽象的すぎると感じるなら、具体的にどんな人になりたいのか想像してみると、努力を続けやすいでしょう。

あなたはきっと、優しいけれど人の意見や押し付けに流されない、話しかけやすくてこちらのことを理解してくれる人や、自分の意見をしっかり持っていて、その上で相手の考えも受け入れる、そのような態度の人を思い浮かべるのではないでしょうか。

外見では自分らしさを大切にした物を持ち、惑わされずにオリジナルの生活スタイルを貫いている、そんな様子も想像できます。

あなたが今想像しているのが自分の理想の姿なら、あなたはそうなることができます。なぜなら、人は心の中にないものは想像できないからです。

その理想の自分は、既にあなたの中に存在しているのですから、あなたはこれからその、自尊心の高い素敵な自分を、内側から取り出していくだけでいいのです。

方法4.自分らしい外見を見つける

自尊心が低い方は、外見を改善することで、それを高めることが出来ます。

例えば、あなたに似合うもの、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。鏡で自分を見たときに、これは私らしい、と思えるのはどんなものですか。

思い切ってショートカットにしたら、みんなと同じロングの時より自分が明るく見えた、というような小さなことからでいいのです。

周囲から浮かないように、様子を見ながら決めていた洋服を、少し個性的なものにしてみたら意外とほっそり見えた、そんな嬉しい発見もあるでしょう。

今の自分自身の恰好が何か違うな、と感じているなら、あなたの新しい可能性を見出せる見た目が、他にもあるのかもしれません。

自信をつけ、自尊心を高めるためには、己を良く知ることが不可欠です。自分をよく観察して、一番あなたらしくいられるようにすれば、自分を好きになることは意外と簡単です。

方法5.他の人の評価は必要ないことを知る

「自尊心」とは、上記した様に、自らを自らが尊ぶこころのことですので、周囲の人の意見は全く必要ありません。

今までは、あなたを嘲笑したり、蔑んだり、無視したりするその人たちの態度で、あなたは自分の価値を低く留めていたかもしれませんが、これからはそういう他からの評価に振り回されないと決意しましょう。

ある心理学者は、「自分のこと以上に、誰かを尊敬する必要はない」とまで言っています。世界で一番自分を尊敬する、これはなかなか過激な考えかもしれませんが、「自分でいることに満ち足りる」ためには、そう考えるのも一理あると思います。

他の人の考えは、他の人のものです。それはあなたにはどうしようもないことなので、それについて落ち込んだり傷ついたりする必要はありません。

学歴、社会的地位、財産、容姿などで人はあなたを勝手に判断し、あなたという人間を勝手に枠にはめるかもしれませんが、そのような上辺のことには何の意味もありません。

あなたの中には他から見ることのできない、「尊いあなた」が存在するのです。

自分であることを誇りに思い、自分を愛していきましょう。そうすることで、あなたは「もっともっと尊いあなた」にグローアップされていきます。

方法6.自尊心の高い人と一緒に過ごす

自分への評価を正しく出来ている人は、一緒にいてとても寛げる雰囲気を持っています。

変にへりくだることもしませんし、あなたを笑ったり、けなしたりすることもありません。落ち着いていて、包容力があります。

自尊心を高める方法を探している方は、そういう人と多くの時間を過ごすようにしましょう。

その人の経験を聞いたり、自分のことを話したりできれば、きっと沢山の良いことを学ぶことができます。

こんな人になりたい、こんな風に考えられたらいいな、そういう気持ちが、自尊心を持ちたいと願って行動しようとする、あなたの努力を後押ししてくれるでしょう。

もし身近にそういう人がいないなら、本や動画で良い自尊心を持っている人を探すのもおすすめです。何かに長けている人、他の人の為に奮闘している人の話は、きっと正しい自己承認に役立つでしょう。

「自分自身でいることに心地良さを感じている」そういう感覚を持っている事が、本当の自尊心と言えます。あなたもそれを持ちたいと思うなら、心地いい人と過ごしてその考え方や行動を取り入れ、自尊心を学んでいきましょう。

方法7.自分を褒めて、可愛がる

自尊心が低い人は、褒めるということが苦手な人が多いものです。他の人に褒め言葉をかけることが難しいだけでなく、自分のことも褒めて認めてあげるということができません。

その為、自尊心を高める方法を知りたい方は、是非「自分を褒めて、可愛がる」ことを心がけてみましょう。

日本人の多くが、言葉にして人を褒める習慣を持たずに生活しています。

子供を「褒めて伸ばす」というスローガンがわざわざ掲げられるのは、親がそれを今までスムーズに褒めることをやってこなかったことの表れです。

そのため、意識的に、とにかく自分のことを褒めまくりましょう!

「朝いつもの時間に起きることが出来てすごいね!」「食事がつくれるなんて素晴らしい!」「遅刻しないで到着した私って、素敵だな!」と普通に毎日していることを、そのまま褒めていくのです。

そうしていると、何気なく今までやってきたことすべてが、あなたの努力の積み重ねであったということが分かります。

あなたは今、そのままで十分頑張っているのです。それで十分尊敬に値します。これが分かれば、あとはここから、もっと自分を好きになり、自尊心を高めていくだけです。

方法8.自分を高める趣味を持つ

チャレンジしたことのない趣味に、一歩足を踏み入れてみるのはどうでしょう!

仕事以外に興味を持って取り組めることがあると、自分の幅が広がり、もっと自分に自信を付け、自尊心を高める為のいいきっかけになります。

例えば、街に出て今流行のボルダリングに挑戦してみる、というのも良い趣味を持つファーストステージになります。

それほど気負わずに、施設のドアをくぐって様子を見学させてもらいましょう。汗を流して楽しむ人たちは、みなキラキラして、自信に満ちているように見えると思います。

そんな人たちの仲間入りをしてみれば、あなたもそうなりたいと感じるはずです。

自らの手を伸ばし、先を見据えて、上へ上へと進んでいく。そんな風に頑張る自分を、あなたは段々と好きになっていくでしょう。

このようなスポーツに限らず、何か楽器をはじめてみたり、アウトドアサークルに入会しみるなど、自尊心を高める良い趣味はたくさんありますね!

ちょっと勇気を出して、その門を叩いてみるのはいかがでしょうか。

方法9.ステップアップするための目標を立てる

自尊心を高め、自分を好きになるために、まず小さな目標を立ててみましょう!

いきなり自信満々の人になろうとするのではなく、小さな階段をひとつずつ上るように、具体的な目標を立てて、それをクリアしていくのです。

例えばあなたが、人見知りで恥ずかしがり屋である、引っ込み思案であることを、できるだけ改善したいと思っているとします。そんな時、急に大きなステージで歌を歌う、というようなことは難しいですね。

では、どのようなステップを踏んでいくのがいいでしょうか。

最初は、周囲の人に自分から声をかけて、話題をひとつ提供してみる、というのはどうでしょう。

いつもは相手から挨拶されるのを待っているあなたが、自分から笑顔で「おはよう、今日はいい天気だね」と話しかけるのは、あなたの自信に満ちた一日に相応しいスタートになります。

それからは、初めてのカフェにひとりで入ってランチをしてみるとか、洋服を買ったお店の店員さんと軽いおしゃべりをしてみるなど、一段一段「話す自信のある私」という頂上を目指していくのです。

このようにステップアップするための小さな目標を立て、「できる」体験を積み重ねていけば、あなたはいつの間にか色々な人と話せる自尊心の高い人になっていることでしょう。

方法10.レジリエントな人を目指す

「レジリエント」とは「回復力」のこと意味し、しぼんだ風船にまた息を吹き入れるように、柔らかくしなやかな心を保つ人になる、ということです。

自尊心を高めたいと考えている方は、この「レジエントリ」な人を目指してみましょう。

人生の長い道のりの中では、必ずいくつもの問題が起こってきます。平穏な日々を望んでいても、あなたがどんなにいい人間でも、一生何のトラブルもなく過ごすということはできません。

家族や愛する人を失うことや、大切な人との別れがやって来ることもあるでしょう。また、事故に遭遇してしまったり、重い病気になることもあるかもしれません。

他にも金銭面や仕事での人間関係など、数え切れないほどの問題が、これからもあなたに降りかかってきます。

それは避けることができない事柄なので、あなたはそれらに対処できるように、準備しておく必要があります。落ち込んでも踏みつぶされたように感じても、自尊心を保ち、そこから立ち直れるようにしておくのです。

何か起きた時には落ち込んでもいい、しかし、その状態で苦しみ続けるのではなく、そこから回復できる人になっていきましょう。

あなたという存在は、誰も代わりになることの出来ない貴重なものです。それを忘れずにいれば、「私は回復できる」と自分に言い聞かせることができます。

そうすればどんな深い悲しみからでも、自尊心を持って、必ず復活することができるのです。

方法11.広い視野を持つために知識を増やす

今あなたには「これが得意」という何かがありますか?

これに関しては詳しいという、興味のある分野はなんでしょう。

もし今まであまりそういうものがなかったなら、これから見つけてみるのはいかがでしょうか。私って結構すごいな、と思わず笑みがこぼれてしまうような知識を身に着けてみるのです。

努力してそれらの知識を取り入れることは、自尊心を高めることに繋がります。

例えば、本を読んだり映画を観たりして、知識を広げるのも自分に自信をつけるのも良い方法です。

人は知らないことばかりのところではオドオドしてしまい、実力が発揮できません。「見たことがある、読んだことがある」という予備知識はあなたを安心させてくれるので、毎日をリラックスした状態で送ることができます。

自分を高く評価できるようになるために、ゆとりのある気持ちで世界を眺めてみましょう。そのゆとりは、これから身に着けていく知識によって作られていきます。

方法12.体を鍛えて体力をつける

人間のこころは、数々の脳内物質同士の反応で動かされています。一般的に「精神的なもの」というと、気持ちの持ちようで何とかなる、というイメージがありますが、その「気持ち」そのものが、体内の伝達物質の働きによって、良くなったり悪くなったりしているのです。

ですから何日も寝転んだまま、布団をかぶってじっと悩み続けても、自尊心を高めることは出来ません。

なぜなら体を動かさなければ、気持ちを奮い立たせてやる気を起こさせるための「エンドルフィン」や「セロトニン」という物質が放出されないからです。

自信をつけ、自尊心を高めたいなら、まず起き上がって栄養のある食事をし、歩いたり走ったりして筋肉を動かすことによって、「元気の素」を、自らの体の中で作りださなければなりません。

身体と心はつながっています。どちらかだけで上手く生きていくことはできません。「幸せ物質」と言われるエンドルフィンやセロトニンは、リズミカルに体を動かすことでより多く放出されますので、ウォーキングやランニング、筋力トレーニング、音楽に合わせて体を動かすエクササイズなどが効果的です。

体力がついてくると外見も引き締まり、気持ちだけでなく見た目にも自信が漲ってくることでしょう。

そうなればあなたは、もう自分に対して卑屈になることはありません。必ず心地良い自尊心を持った人に成長していけるはずです!

まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

自尊心について様々なお話をしました。この中に、一つでもあなたの自尊心を高める方法があれば、これ以上嬉しい事はありません。

自尊心をしっかりと高めることが出来たのであれば、今までのあなたの周りの世界がきっと違って見えるはずです。

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