あなたは1人が苦手ですか?
一人で家に居るのがそわそわする。休日は誰かと予定が入っていないと不安になる。こんなことに心当たりがあるなら、あなたはとても寂しがり屋な人かもしれません。
今回はさみしがりやの特徴と、寂しがり屋を克服する方法を紹介していきます。寂しさを紛らわすために、やりたくない事をするのはもったいない!ぜひ一人で過ごす楽しさや良さを、この記事で知ってください!
さみしがりやの10個の特徴!
ここではさみしがりやの人の特徴を紹介していきます。さて、あなたはいくつ当てはまりますか?
特徴①:一人が嫌い、孤独に耐えられない
さみしがりやの人は1人がとても嫌いです。
一人でご飯を食べる。休日に1人で家で過ごす。といった状況は、寂しがり屋の人にとって何よりも苦痛になってしまいます。
それゆえ孤独に耐えられず、常に周りと繋がっていないと落ち着かない傾向があります。
一人で寂しい時の対処法11選を紹介!特徴②:賑やかな場所が好き
とにかく賑やかな場所が大好きというのも、さみしがりやさんの特徴の一つです。
なので飲みに行こうと誘われれば、断る事はめったにありません。そのため、飲み代や交際費にお金を使いすぎて、金欠になってしまうケースも多々見受けられます。
一人で家に居るよりは、多少財布が苦しくとも賑やかな場所に居る事を選んでしまうのです。
特徴③:常に誰かと繋がっていたい
一人で居る時もさみしがりやの人は、常に誰かと連絡をとっています。
コミュニケーションツールが発達した昨今、スマホ無しでは生きられないという人も多いでしょう。
SNSやLINEは誰とでも気軽に連絡が取り合えるため、さびしがりやの人にとっては手放せないツールです。
スマホ中毒ぎみの人も多いですが、常に誰かと繋がっていられるという安心感は、なにより孤独を紛らわせてくれるのです。
特徴④:恋人に依存する
さみしがりやの人は彼女に依存、彼氏に依存など恋人に依存してしまいがちです。
『恋愛体質』なんていう言葉もありますが、結局のところはさみしいという気持ちが、恋人を求める原因になっていることが多いのです。
さみしがりやの人は恋人に依存して、頻繁に連絡を取り合おうとするため、相手は束縛されていると感じ、いわゆる「重い」人と思われがちです。
一人で寂しい時の対処法11選を紹介!特徴⑤:行動的、忙しさを求める
活発で行動力があるというのも、実はさみしがりやさんに多い傾向です。
休みの日に家で何もせずに過ごしたりする事を極力避けたいため、出来る限り外に出かけたり、何か用事を作ろうとする傾向が強く、スケジュールに空きがあると不安になってしまう性質を持っています。
普通の人にから見ると、休んでる暇がないように見えますが寂しがり屋の人にとっては『一人で過ごす時間』が何よりも怖いため、忙しいほうが気持ちが落ち着く傾向があります。
特徴⑥:ハマりやすい
さみしがりやの人は何かに異常にハマってしまう性質を持っています。
アイドルでも海外ドラマでも、とにかく一度ハマってしまうと周りが見えなくなる程に突っ走ってしまうのです。
これは恋愛の場合でも同じですが、寂しがりやの人は常に心の中に空虚さを抱えているため、それを埋めてくれたり、一時忘れさせてくれるような存在を無意識で求めています。
そのため一度何かに熱中してしまうと、とことんはまった物を追求してしまい○○マニアとなってしまいます。
ただ単純に楽しんでいる間は良いですが、アイドルやミュージシャンの追っかけ活動に娯楽費を超える金額を使っている場合は、今一度自分の情況を見つめなおす必要があります。
特徴⑦:自信が無い、不安
寂しがり屋の人は自尊心が低く、自分に自信が持てません。
自分に自信が無いため、何に対しても確信が持てず、選択を他人に委ねたり、他人の言われる事を鵜呑みにしたりしがちです。そうやって周りのものに頼っているうちに、一人で判断したり決断することが怖くなり、より周りに依存するというスパイラルに陥ってしまいます。
自尊心が低い理由と自尊心を高める12個の方法!特徴⑧:周りに孤独な人と思われたくない
あなたが一番恐れていることは、周りに『孤独でさびしい人』とおもわれることではありませんか?
孤独で居る事にはある種の良さもあるのですが、さみしがりやの人には理解出来ない価値観です。そのためそういった人達には孤独でさびしい人というレッテルを貼って、絶対にこういう人になりたくないという恐怖心を抱くのです。
「便所飯」という、一人で堂々と食事が出来ない人達の行動が一時期話題になりましたが、そういった行動の裏には「一人で食事をしている自分は恥ずかしい」という心理が働いてしまっています。
特徴⑨:満たされていない
さみしがりやの人は心に満たされない穴を持っています。全ての行動は、『この心の穴を埋めなければならない』という恐怖心や焦りのあらわれなのです。
誰にでも心にさびしさや空しさを感じる瞬間は少なからずあるものですが、さみしがりやの人はそれに正面から向き合う事が出来ません。
そのため周りにある物や人を手当たり次第使って、その穴を埋めようとしているのです。
さみしがりやな方に知って欲しい12個の克服方法!
さみしがりやは気持ちの向き合い方や、状況の捉え方で改善することができます。寂しがりすぎる自分を変えたい人は、一つでも心に引っ掛かった克服方法を試してみましょう。
克服①:自信を持つ
自分に自信を持てるようになりましょう。
自分に自信がある人は心が自立しているため、他人を頼る事を必要としません。ファーストステップはまず自分で自分を褒めることからはじめてください。
今日は夕ご飯美味しくできたね!
学校大変だけど、頑張ってるね!
仕事で嫌なこと言われたけど、よく我慢したね!当たり前のことを、当り前と流さずに、自分で自分をたくさんたくさん褒めてあげてください。
褒めて、褒めて、褒めた先で初めて自分に少しだけ自信が持て、その心構えがさみしさを克服する力となります。
克服②:コミュニティに入る
趣味を通じたコミュニティに入ってみましょう。
日本人も数十年前まではムラ社会で、近所付き合いの盛んなコミュニティの中で暮らしていました。近代化する過程で、そういった繋がりを解体してしまったため、多くの孤独な人達を生んでしまったのです。
ご近所付き合いのコミュニティは別のトラブルを呼びかねませんが、カラオケ好きが集まる、ランニング好きが集まるなど趣味のコミュニティなら気軽に始めることができます。
そして何より集団に所属しているという気持ちが、あなたに安心を感じさせてくれるでしょう。
克服③:ペットを飼う
さみしさを無くすためにペットを飼うというのも一つの手段です。
「一人暮らしでペットを飼い始めると婚期が遅れる」とは良く言われますが、逆に考えれば、ペットを飼えば一人の時間を過ごす事も苦痛で無くなるという事です。
動物は何も喋りませんし、何より純粋です、その姿を見ているだけで癒され、さみしさを忘れさせてくれます。さみしがりやだけど、人とのコミュニケーションが煩わしい、という方は人生の良きパートナーを探してみてはどうでしょうか?
克服④:一人で出来る趣味を作る
アクセサリー制作。映画鑑賞。など1人でできる趣味に没頭してみましょう。
何かに夢中になっている時、人は自然とさびしさを忘れ夢中になっていることに没頭してしまいます。
興味があることならば何でも良いですが、モノづくりやスポーツは自分と向き合う時間を作れるという側面もあるためオススメです。
趣味を作れば、そこから人の繋がりを広げる事も出来ますので、さらに豊かな時間を過ごすきっかけにもなります。
克服⑤:一人旅に出る
さみしがりやの人は、一人で行動することが苦手ですが、思い切って一人で普段行かないようなところや、一人旅に出かけてみましょう。
さみしがりやの人はひとりの時間に慣れていないため、強制的に一人にならざるを得ない状況に自らを追い込んでみる事で、吹っ切れた気持ちになれます。また旅先なら、自分の見知った人に『一人でいる自分』を見られることもありません。
一人旅の中で寂しさに向きあう時間を作ることで「一人も悪くない」という新しい感情が芽生えかもしれません。
一人旅は結婚したり子供ができれば非常に難しくなります。もしあなたが一人旅できる状況なら、今しかできない寂しさと自分を見つめなおす克服方法だと理解し実行してみてください。
克服⑥:SNS、スマホに依存しない
TwitterとFacebookなどSNSを開くのをやめてみましょう。
SNSは手軽にヒマやさみしさを埋めてくれますが、常に更新され続けるため、見始めると止まらなくなる時間泥棒です。
そして友人たちが楽しそうに飲み会をしている写真や、生き生きと生活するのを目の当たりにすることは、余計あなたの焦りや寂しさを加速させます。
手持ち無沙汰でスマホに手が伸びる気持ちはわかりますが、一旦そういった物から離れて、勉強や読書の時間を作ってみてください。一人で豊かに過ごす時間が今のあなたを変えてくれるはずです。
克服⑦:周りを気にしない
人目を気にするのはやめにしましょう。
「周りから孤独な人間、さびしい人と思われているのではないか」という不安感が、さびしさを助長する原因となっています。周りを気にせず自分の価値観を持ってください。
特に日本人は同調圧力の強い国民性なので、集団から距離を置いた存在や周りと違う価値観を持った人間に冷たい視線を向けがちです。
ですが過剰に人目を気にする性格を直せば、世界は変わります。
あなたが思うより、実はみんなあなたのことを詳しく見て居たりはしません。1人焼肉だって、1人居酒屋だって、1人カラオケだって、今は当たり前で、そしてそれが恥ずかしいと思われることもなくなっています。
自意識過剰気味ぎみの自分を、今一度見つめ直してください。あなたが思うより、みんな自分以外の人にそこまで関心はありません。さてじゃあ、まずは1人吉野家くらいからはじめてみませんか?
自意識過剰な人の特徴9個と12個の改善方法を説明!克服⑧:何もしない一日を作る
何の予定もなく、家で1人でゴロゴロしている日を作ってみましょう。
さみしがりやの人はスケジュールが埋まっていない事に不安を感じるため、常に予定を入れがちです。
「何も無い時間を過ごしている事で何か損しているのではないか」とさみしがりやの人は考えがちですが、そういった損得感情をとりあえず捨ててください。
家にいてばかりも健康に悪いので、散歩やランニングに出かけるのも良いでしょう。そういった何も無い時間を過ごす事で、はじめて1人でいることの気楽さ、孤独と自由を感じることができます。
克服⑨:自分と向き合う
自分と正面から一度向き合ってみましょう。
「孤独とさみしさの違いは、自分と会話出来るかどうか」です。そしてさみしがりやの人は一人きりで自分と向き合う事が苦手な傾向があります。
例えばあなたが寂しがり屋になった原因は何でしょうか?
根本的な原因や頭の中でモヤモヤしている事柄を客観的に書き出してみる事で、人の悩みというのは案外解決出来るものです。
必ずしも原因を探し出す必要はありません。ただ今まで周りに向けられていた注意を、少しの間だけ自分に向けてみて下さい。そして頭の中だけで考えていては解決しにくいので、出来るだけ紙に書き出すようにしましょう。
そうやって自分と正面から向き合うことで、自分が何を恐れているのか?なぜ孤独が苦手なのかを見つめなおした時、新しいものの見方や考えが浮かんでくるはずです。
克服⑩:古典を読む
古くから伝えられている古典の世界に触れてみましょう。
本というのは古来より孤独に寄り添ってきたコンテンツです。そして読書とは一人でないと出来ない、孤独な作業です。
古典と呼ばれる本には、数千年に渡る人間の知恵が凝縮されています。例えば吉田兼好「徒然草」には、小さなお寺で隠者として暮らす著者の清貧な暮らし、日本古来の美意識が生き生きと描かれており、孤独の中にも侘び寂びを感じさせるような物の見方を発見出来る一冊です。
数百年単位で受け継がれてきた古典には、必ず人を惹き付ける物の見方や、時代を超えても新鮮に映るメッセージが隠されています。こういった新たな価値観に触れる事によって、さびしさを克服する手掛かりが見けてください。
克服⑪:「人生は物足りなくて当然」と思う
さみしがりやの人は自分に足りないもの、自分の空白の部分を埋めようと過剰に求めすぎる性質があります。
「人生は物足りなくて当然」という言葉は、映画「テイク・ディス・ワルツ」に登場する名言です。(マンネリ化した結婚生活を送る主人公の女性が、偶然出会った近所のイケメンと不倫してしまうという、さみしがりやの哀しさを描いた名作です)
結局ほとんどの人は何かしらの埋められない物足りなさを感じながら生きています。例え友達が自分より輝かしい人生を送っているように見えたとしても、そう見られている当人は、また別の人に対して同じような憧れを抱えているものなのです。
人生がずっと順風満帆な人は稀有で、ちょっと不満があったり誰かの人生が羨ましくなるのは当たり前です。当り前だということがわかったら、物足りなさを無理矢理に埋めようとするのではなく、今あるもの自分の中の大切なものを見つめる目を持ってみましょう。
克服⑫:孤独を受け入れる
どんな人であれ、少なからず孤独を抱えて生きています。
孤独と向き合っている時にこそ、人間の内面は磨かれます。孤独を受け入れ、さみしさを克服した時に、人間は新たな一歩を踏み出せるのです。
孤独な状況をダメなもの、ネガティブなものと排除せずに、自分の一部として捉えるようにしましょう。人生は孤独と上手に付き合えるようになると、新しい色彩を見せてくれます。
まとめ
孤独と自由はコインの裏と表です。
孤独を恐れないでください。人は誰もがある意味孤独です。
あるがままの自分を受入れてください。自分を認めた時初めて孤独と正面から向き合うことができます。
そして孤独を自由に変換できた時、あなたは寂しさから解放され人生に新しい扉を発見できます。
最期に寂しがり屋のあなたに、私が『さみしさ』と言えば思い浮かぶ東北の詩人、宮沢賢治の言葉を贈ります。
もうけつしてさびしくはない
なんべんさびしくないと云つたとこで
またさびしくなるのはきまつてゐる
けれどもここはこれでいいのだ
すべてさびしさと悲傷とを焚いて
ひとはとうめいな軌道をすすむ引用:宮沢賢治「春と修羅」の一節
寂しくない、寂しくないと唱えたところで、また絶対寂しさは押しよせる。だけど、それでいいんだ。人生とは、全ての寂しさと物悲しさを抱いて、進むものだから。
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