虚しい時の8つの対処法!心の空洞の埋め方教えます!

虚しいと感じる時、人は心に埋められない大きな空洞を抱えています。

仕事をしていても成果が出ない。評価をしてもらえない。

勉強を頑張っても、点が上がらない。試験に落ちた。

婚活を頑張っているのに、全然成果がでない。

頑張っているのに、努力が実らなかったり、成果が出ない現状はあなたの心をどんどん蝕んでいきます。

あなたの「こころの燃料」が尽き、虚しさがすべてを覆ってしまったのはなぜでしょうか?

今回は『虚しい』という空っぽの気分から抜け出して、また歩き出せるためのヒントを綴っていきます。

虚しいと感じる瞬間とは?

原因①:努力したのに結果が出なかった時

人は努力と結果が結びつかなかった時、猛烈な虚しさを感じます。

毎日死ぬほど勉強したのに、受験に失敗した。

毎日会社に尽くしていたのに、リストラになった。

大半の時間を育児に使ったのに、子供と絶遠された。

『あんなに自分は頑張っていたのに、それはいったい何のためだったのか?』そんな気持ちが胸を占領するとき、心にぽっかりと大きな穴が開き、悲しみよりも激しい虚しさに苛まれます。

原因②:無駄な時間を過ごしたと感じた時

学生時代からずっと付き合ってきて、彼からプロポーズされるのを心待ちにしていた女性がいるとしましょう。

彼女は20代をすべて彼に捧げてきました。それなのにそろそろ30代に差し掛かるという頃に、彼から突然別れを告げられてしまいました。

こんな時、この女性の心を占めるのはどんな言葉でしょうか?

「私の20代は何だったのか。彼に合わせて仕事もプライベートも調整をして、作ってきた時間はすべて意味のないものだったのか…」彼女が虚ろな気持ちになるのも当然です。

過ぎてしまった時間は取り戻せません。この女性のように、多くの時間を費やしてきた事柄が、全く意味のないものだったと感じる時、人は深い虚しさに苛まれます。

原因③:比較してがっかりした時

物事の価値というのは、本来は自分で決めるはずのものです。

しかし他と比べて、自分がそれに劣ると感じる時には、人は自分の価値を見失い、どうしようもない虚しさを感じてしまいます。

受験勉強を頑張ったけど、友人は合格して自分は落ちた。

婚活を頑張っているけど、友達は早くに素敵な旦那様をゲットして、自分は今だ彼氏もできない。

この世の中はジャッジに溢れ、誰もかれもが他人を評価しようとしています。比較することで「もっとがんばろう」と奮い立つ人もいるでしょう。しかし多くの人は、自分が周りよりも劣っていると錯覚した時、がっかりして虚しさを覚えるものです。

原因④:ひとりぼっちを痛感したとき

「祭りのあとの静けさ」という言葉があります。楽しかった時間が過ぎ去った後に、ぽつんとひとり残されている感覚というのは、とても虚しいものです。

他にも、大ファンだったアイドルが引退したとか、可愛がっていたペットが死んでしまったというような、いわゆる「○○ロス」という状態もこれに当てはまります。

これらもまた、自分が世界にひとりぼっちで取り残されてしまったかのような、深い虚脱感をもたらしてしまうのです。

孤独と虚しさには密接な関りがあります。なかなか抜け出せない、あなたが今感じているその虚しさも、「ひとりぼっち感覚」から来ているものなのかもしれません。

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虚しい時の対処法!

方法①: こころを「しあわせの方に向ける」

心の向きを見直してみましょう。

寒い冬の朝、公園にひとりの男性がいる光景を思い浮かべてみてください。すっかり葉が落ち、静まり返ったその公園で、ベンチにぽつんと座る男性です。さて、この人は今、一体どんな気分だと思いますか?

恐らく、この人は孤独で「虚しさ」を感じながらそこに座り込んでいるのだろう、と想像する人が多いと思います。「寒い」「ひとり」というシチュエーションは、無力感や虚無感を連想させるからでしょう。

しかし、そうではない可能性もあります。彼はベンチに座り、微笑みを浮かべながら、昨日お孫さんから受け取った可愛い手紙のことを考えていた、としたらどうでしょうか。
もしそうなら風が冷たく、実際には一人でいたとしても、彼は虚しくはありません。同じ状況でも、「心がしあわせの方を向いている」それだけで、人は空っぽではなくなるのです。

あなたが今感じている虚しさは、上がらないお給料から来たものでも、恋人がいない休日がもたらしたものでもありません。
その虚しさは、あなたの「こころ」から出ているものなのです。

ですから、「こころの向き」を調整し、光の差す方向へと導くことができれば、あなたはその虚しさから必ず抜け出すことができます。今の状況を変えることができなくても、それを受け止める「気持ちの角度」を変えてみましょう。幸せになるためのヒントはいつも身近に潜んでいます。

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方法②: 身体的なバランスを振り返る

こころを整えようとするときに、まずよく見つめ直してほしいのは、「身体のバランス」です。

虚しさを感じて気力がなくなっている人は、食欲が落ちていたり、よく眠れていなかったりして、いつの間にか体が悲鳴をあげていることが多いからです。

女性に多い貧血は、無気力さを助長してしまいます。鉄分が不足すると、体がだるくて判断力が鈍ってしまい、少しのショックも大きく感じるようになるのです。そうなると、細かいことにまで喪失感を募らせがちです。100円玉を落とした、そんな小さなアクシデントにさえ、「はー、なんてことだろう、何をやっても虚しい人生だ」などと感じてしまうかもしれません。

他にも、ビタミンやミネラル分の不足が脱力感を生みます。新鮮な野菜やフルーツをたくさん摂り、抗酸化作用のあるオリーブオイルを使うなどして、バランスを整えるようにしてみましょう。市販のサプリメント、すぐに飲めるスムージーなども取り入れやすいものです。

体の巡りが良くなり少しすっきりすれば、今よりもどっしりと正面から「虚しさ」に対処することができるようになります。

方法③: 人生に「無駄」はない

人生には無駄というものは存在しません。

長い時間をかけて就職活動をしてきた学生さんは、希望の企業に入ることができないと、「これまでの努力はすべて無駄だった」と感じてしまうかもしれません。結果がついてこないなら、それまでの過程は意味のないもののように思えるからです。しかし、本当にそれは無駄なことだったのでしょうか?

希望の職種に就職するために努力した勉強の時間。毎日自分を励ましていた言葉。そんな小さなこと全てが、1つの結果だけで果たして本当に無駄だったといえるでしょうか?

全ての経験にはいずれ何かの意味があり、そして全ての事柄はいずれどこかで繋がります。今はまだ思うような結果が出なかったとしても、その頑張りが芽を出すのがもう少し先なだけです。

だから「何の意味もなかった」と虚しく落胆するようなときには、一歩離れて自分を客観的に見てみてください。人生において、どんな辛いことも嫌な経験も、無駄になることなどありません。

方法④: その「意味」や「目標」は適切ですか?

あなたは今、何かに取り組み、努力をしているのに何だか虚しい、そう感じているでしょうか。頑張っているのに報われないと思うのは、とても辛いものです。ですからそういう時には、その努力の先にあなたが何を望んでいるのか、一度考え直してみることをおすすめします。

例えば、定年退職してからスイミングスクールに通うようになった人達は、オリンピック選手に選ばれなくても虚しさを感じたりしないでしょう。それは、自分の泳ぎにおける「目標」や「目的」が、「世界一になること」ではないと分かっているからです。

そのような方々は、健康的な老後を送ること、日々の楽しみになること、ステップアップの喜びなど、自分にとって適切なところに目標を据えています。「泳ぎ」という努力に対して、金メダルのような無謀な期待を持ったりしません。ですから当然、虚しさなど感じないのです。

もしあなたが、何かを成し遂げられないことを虚しく感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
あなたが掲げている目標は、あなたにとって適切ですか?ただ自分を苦しめているだけの、棘の冠になってはいないでしょうか。

上げすぎた人生のハードルは、あなたらしさを失わせます。それは本来ののびのびした笑顔を「虚しさ」で曇らせる、危険なストレスになってしまうということを知っておきましょう。

方法⑤: 「自分らしさとは何か」を見つめ直す

「一社会人として」「一般的に」「普通なら」「みんなやっていることなんだから」
こんな言葉で、人はあなたに、やることなすことを決定させようとします。あなたは何か違う、上手く言えないけど私は上手く「世の中」にはまっていかない、そんな風に感じてはいないでしょうか。

そこそこの成績を取るために、万遍なく試験勉強をしてきた人もいるでしょう。自分の好きな、得意科目を掘り下げることよりも、5教科全体で一定のラインを超える方が「一般的に」受け入れられるからです。

でもそんな風に、他人から見た「普通にいい子」になるよう努力してきたことは、あなたの今の満ち足りた生活に役立っているでしょうか?
あなたが抱えている虚しさは、「本当に自分がやりたいことが分からない、人生がうまくいかない」そんなところから来ているものかもしれません。

こころのカタチは人それぞれです。

あなたにはあなたらしい、しっくりとハマる、あなただけの「自分らしさ」が、必ず何処かに存在しています。
それを探してみることで、虚しさを埋めていきましょう。自分というジグソーパズルに、ぴたりと収まるピースを見つけるのです。

例えば、好きなファッションを極めてデザインを学び、それを仕事に繋げていく人もいるでしょう。また、旅行好きが高じて旅行サイトのライターになる、そんなことも可能なはずです。そう考えれば、自由で「あなたらしい」人生も見えてきませんか?

さあ、人と同じでいることに虚しさを覚えているなら、今いる「人生の枠」を取り払ってみましょう。そこには、人から与えられたのではない、あなたなりの満足感あふれる将来が見えてくるはずです。

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方法⑥: あえて「空っぽ」の時間を作る

何をしても虚しさが消えない、心が満たされないと思うときは、一度思いっきりこころを空っぽにしてみるのもいい方法です。

大きな池を全部綺麗にするには、一度全部の水を抜いてあげます。それと同じように想いをクリアにできるよう、澱んだ思考をすべて抜き出してしまうのです。

それにはどんなやり方がいいでしょうか。
おすすめは、「単純作業」を「結果を期待せずに楽しむ」ことです。

家中の窓をピカピカに磨き上げる、黙々と庭の草取りをするなど、お掃除系は今すぐにでも始めることができるいい方法です。無心になってひたすらそれに打ち込んでいると、「虚しさ」でどんよりしていたこころが、少しずつ澄んでくるのが分かります。

細かいことが好きな人なら、ビーズ手芸やパッチワークも「黙々作業」に適しています。小さなビーズに透明なテグスを通していき、そしてそれが連なって形になっていくのを楽しみましょう。その時あなたはもう既に、今まで立ち止まっていた「虚ろ」な空間から、脱出することに成功しています。

ここでのポイントは、完成品の出来栄えにはこだわらないことです。

テキスト通りの物が出来なかったことで、虚しさを感じてしまったのでは本末転倒です。無心でいるその時間は、こころが回復する良い「休憩タイム」となります。編んでいる過程、縫っている時間を楽しむことが「空っぽ」を活用したこころのリハビリなのです。

方法⑦: 「香り」でスイッチを切り替える

人間の脳は、香りにとても敏感に反応します。例えば、あなたが今レモンの香りを感じたとしましょう。すると脳は、レモンを実際食べているわけでもないのに、あなたの口の中に唾液を溢れさせます。そして気分まで、なんだか爽やかになったりするのですから不思議なものです。

そんな香りの力を、あなたの気分調節に活用してみましょう。

香料の中でも、自然の素材から抽出されたアロマオイル(精油)は、とてもパワーが強いものです。自律神経に直接作用して、あなたの虚ろな気分を引き立たせ、満たすために動き出す活力を与えてくれるのです。
ここで、初心者にも始めやすいベーシックな香りを紹介しましょう。

【孤独で不安な時におすすめのアロマオイル】

  1. ラベンダー
  2. イランイラン

これらにはリラックス作用があり、虚しく寂しいと感じる心のストレスを取り除いてくれます。

【虚ろで脱力感があるときにおすすめのアロマオイル】

  1. オレンジ
  2. ベルガモット

このような柑橘系の香りは、気持ちを元気にし、もう一度立ち上がろうという気力を奮い立たせてくれます。

アロマストーンやハンカチに、オイルを数滴たらしてお部屋に置いてみてください。マスクに付けたり、お風呂に浮かべるのも簡単で効果的な方法です。

あなたが虚ろに、ぺたんと座り込んでいた時間が長かったとしても、こんな香りのパワーを借りてみてください。きっとこころのスイッチが、カチッと切り替わる音を聞けるはずです。

方法⑧: 絵本を読んで童心に帰る

虚無感を感じた時にはぜひ、何十年も読まれてきた絵本を手に取ってみてください。

子供の心を満たし続けている良い絵本には、大人が見失いがちなシンプルな幸せが描かれています。あなたの気持ちに空いてしまった大きな凹みに、そんな絵本は温かなぬくもりを注いでくれるでしょう。

以下の2冊の本は私が特におすすめしたい、大人の方に読んで欲しい絵本です。

奥さんと古い愛車、そして息子家族や迷い犬まで、大切に慈しむもりたろうさん。彼の優しい表情とほのぼのとしたストーリーは、見ているだけで微笑んでしまうほどです。物が溢れる世界にいても満たされない、そんなあなたの乾いた気持ちもきっと満たされます。

野原で草を食む生活に、真の満足を見出しているうさぎの姿が、美しいタッチで描かれている絵本です。モノトーンの中に咲く黄色のタンポポは、二人の単純でかけがえのない愛情の証。「生きていく上で本当に必要なものは、そう多くない」そんなことを気付かせてくれるお話になっています。

「あー虚しい」と呟く幼い子供はいません。あなたも幼いころは、自分が持つ小さな世界を、少しの幸せの粒で、常に満たすことが出来ていたはずです。大人になるにつれ、虚しさを感じるようになったということは、「本当はなくてもいいものに執着している」ということではないでしょうか?

ぜひ絵本を読んで、童心に帰ってみてください。子供の頃、あなたの心を満たしていたほんのりとした愛情、絵本にはそんな「満足感の原点」が詰まっているのです。

まとめ

「虚しい」「空しい」の反対語は「満足」「充実」です。

虚無感というのはとても辛い感情です。胸の真ん中にぽっかりと大きな穴が開いて、冷たい風が吹き抜けていく度に、あなたはささくれて傷つき、今も涙を流し続けていることでしょう。

そのこころの穴を、日の当たらない暗い洞窟のままにしておいてはいけません。気持ちの中に生い茂った、雑草のような「無駄」や「比較」を取り除き、その入り口に、「勇気」という強いピンスポットライトを当てるのです。

そしてその光を浴びながら、新しい知識や出会いの機会を捉えていきましょう。まずは自分に優しく接し、次に人に優しくすることにこころを砕いてみてください。

自分を大切にでき、周りの人を笑顔にできるようになった時、あなたは虚しさからもう解放されているはずです。

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