自分がわからない5つの原因と対処法!本当の自分の探し方教えます

「あなたの意見を聞かせてください」「将来何になりたいですか?」
そんな突然聞かれたとしたら、あなたは即答できますか?

「自分の考えが分からない」「何をしたいのか思いつかない」
そういう自分に不安を覚え、「自分を知りたい」と思う人が増えています。

この記事では、「自分のことがよく分からない」という原因と、自分を知るための手掛かりについて探っていくことにしましょう。

自分のことがわからない原因とは?

まずは、「自分がわからない」と感じてしまう人に共通した、幾つかの原因を考えてみます。

原因①:決定を否定され続けた子供時代

子供は本来、欲求が強いものです。食べたいものを主張して手に入れ、寝たいときにはすぐに眠りたいと言うのが普通です。

それは当たり前のことですし、子供時代から「自分の気持ちを伝える」ことは、「選択と決定」を覚えていくステップとなるはずです。

でも幼いころに、親から気持ちや主張を否定され、押さえつけられたまま育ってしまうと、物心ついてからも、自分の気持ちを言えない性格になってしまうのです。

「赤いスカートが履きたいな」
「ダメ、黒いのにしなさい!」→「自分の着たいものなんて考えちゃダメなのよ」

「おなかが痛いよー」
「どうせ仮病だろう」→「黙って学校に行けばいいんだ、気持ちなんて関係ない」

この「否定された」という刷り込みが恐ろしいのは、「欲しいものが何か言えない」だけでなく「何を欲していたのか、それすら分からなくなる」ということ。
自分の気持ちを押し殺すあまり、感情そのものに鈍感になり、「感じない大人」として成長してしまうのです。

ですからあなたが、「自分の気持ちって何なのだろう」というような、本心がつかめない気がするなら、子供の頃の経験が尾を引いている、ということが考えられるのです。

原因②:人に合わせる癖がついている

これも原因①に関係して、親からの育て方にも当てはまることが多いのですが、「自分の意見を言うよりも、周りに合わせなさい」と教えられた人に、多くみられる原因です。

この「行き過ぎた協調性」は、〈空気を読む〉という日本人独特の文化もあり、ほとんどの人が子供の頃から教えられてきています。

もちろんこれはいいことでもあるのですが、「人に合わせなければならない」となると常に「人の顔色を窺う」ことになり、「自分の言いたいことは二の次」にしがちです。

このやり方が「こころのクセ」になってしまうと、何を考えるときにも
「周りの人はどうしているんだろう」「誰かと同じことをしよう、そうすれば浮かない」
という思考回路が働きます。これでは自分の意見がなくなり、本当は何がしたかったのか、分からなくなってしまうのも当然でしょう。

このように、「合わせすぎるクセ」というのも、ありのままの自分になれない原因となっていきます。

ありのままの自分になれない原因と自分を取り戻す5つの対処法!

原因③:辛くても我慢、頑張るのが当たり前

原因①、②と並行して、これも親の教えに大きく関係しています。
何でも我慢すること、辛くても頑張ることを強要されてきたこと、これが「本来の自分を分からなく」しているのです。

例えば大声で泣いている時、「うるさい!泣くんじゃない!」と親から怒鳴られていると、成長してからも、泣きたくても声を出して泣けない、そんな大人になってしまいます。

また、「もっといい点が取れるはずだろう!がんばりなさい!」と努力を認めず、もっともっとやるのが当たり前、と教える親もいます。
そんな風に育てられると、体を壊しても仕事を辞められない、辞めたいとすら思わない、そんな大人になってしまう可能性が高くなるのです。

「辛い、と感じることは悪いこと」
「我慢するのが正しい、辞めるのは認められないこと」

この恐ろしいインプットが、「本当はこれをやりたくてやっているのか分からない、けれど途中で降りることもできない」という無限ループを生み出してしまいます。

以上が、「自分がわからない」原因が「親の育て方」にある場合の、主な3つになります。

原因④:頭でっかちになりすぎて、「感じる」ことを封印している

真面目できちんとしている人ほど、何に対しても良く勉強し、「あるべき姿」や「一般的に○○だ」という知識を取り入れているものです。
でもその予習が邪魔をして、自分のこころで感じ取る、ということが出来なくなってはいませんか?

例えば、紅葉狩りにいったとしましょう。
色とりどりの紅葉に染まった山を見て、「きれいだなー、いい色だなー」と感じ、素直に笑顔になれるのが、観光旅行のいいところのはずです。

ですが心で感じるよりも先に、「あれは○○という樹木だ」「色は何色あるか」などと頭で考えてしまうなら、せっかくの景色は色あせてしまうことでしょう。

こんな風にフィーリングを忘れ、頭でばかり考えてしまうというのも、「自分が本当は何を感じているのか」が分からなくなる原因です。

原因⑤:うつ病の初期症状

色々なことが重なり、うつ状態になってきたとき、初めに見られるのが「自分が何をしたいのかわからない」という症状です。

家族の食事メニューが決められず、スーパーで何時間も思案したり、お風呂に入るかどうか迷いに迷って、辛くなって大泣きしたり。
こんな風に、うつになると「欲求と決定」「自分と他の人の意見」が入り乱れ、毎日が急速に泥沼化していきます。

もしあなたが、「自分自身がわからない」ということで、泣きたいほど苦しいとか、「何をしたいのか、決めたいのに決められない」と辛くなるほど悩んでいるなら、それはうつ状態の始まりかもしれません。

うつになるのは、優しくて頭がよく、人を気遣う「自分がわからなくなりやすい良い人」です。自己主張が強く、人を蹴落としても何とも思わない人は、うつになりません。

ですから「うつかもしれない」と考えることは、決して恥ずかしいことではない、ということを忘れないでください。それを踏まえ、うつに対処するための情報を集めていきましょう。

自分がわからない時の対処法!

ここまでの5つの原因には、あなたに当てはまるものがありましたか?

それでは、「自分を知っていくためにできるヒント」をいくつか提案していくことにしましょう。

方法①: 自分に許可を出す

自分の気持ちが何なのか、何が欲しくて、何がしたいのかわからない。そういう時のあなたのこころには、完全に「ストッパー」がかかっています。

「考えちゃいけない」「自分の意見なんて持ってはいけない」
このようなストッパーは、もう外しましょう。そのストッパーはちゃんと自分の力で外せます。あなたは自分を変えることができます。

やり方は簡単です、自分で自分に、全面的に「許可」を出すのです。

「何を感じてもいいよ」「どうやってもいいよ」「何処で何を食べるのも自由だよ」
その許可は、あなたを根本から解放するフリーチケットとなり、もうあなたを縛る制約はなくなります。

わかってもいい、わからなくてもいい。知ってもいいし、知らなくてもいい。
心底そう思えた時、あなたはきっと、
「自分の気持ちが見えてくるかもしれない」そう感じることでしょう。

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方法②: 今の気持ちを受け止める

あなたは今、何を思っているでしょうか。
その気持ちを丸ごと、受け入れてあげてください。

「自分の気持ちがわからない」と思っているなら、「そうそう、分からないんだよね、私って」とそのままでいいのです。

「分からなくてはいけない」「知るべきだ」「何故分からないんだろう」そんな風に思うなら、そういった苦い感情もすべてそのまま、「あなたの思考」です。

気持ちに正しいも間違っているもありません。考えてはいけないことなど、ひとつもないのです。自分の感じ方をそっくりそのまま、ジャッジせずに優しく受け入れましょう。

「これでいい」と思う、その自分への優しさが、自分を知るエネルギーになっていきます。

方法③: 理想を膨らませてみる

今すぐには、自分の気持ちを知ることが出来ない。
そんな風に思うなら、いっそ「理想」を「妄想」してみるのはいかがでしょうか。
想像の世界でなら、あなたの思考は自由に働くかもしれません。

例えば、「将来どんな人になりたいのか分からない」人なら、「こんな職業についたらどうなるだろう」とイマジネーションを膨らませてみます。

もしお医者さんになった自分ならば、何歳ぐらいで、どんな白衣を着ているでしょうか。何科のドクターで、どんな規模の病院に勤めていますか?

もしもスポーツ選手になった自分なら、どんな競技を極めているだろうか。
もし結婚しているなら、どんな奥さんかな?
そんな風に想像するのは楽しいですし、その色々なパターンの中には、特に気に入る場面が出てくるかもしれません。

そして、そのお気に入りのシチュエーショは、たぶんあなたの「理想」です。あなたはそうなりたいと、こころの底では思っているのかもしれないのです。

ですから気分を楽にして、様々な想像の世界を歩いてみましょう。きっとその中にはあなたのまだ見ぬ「希望」が含まれているはずです。

方法④: 優先順位を変えてみる

あなたの今の暮らしの、「優先順位」は何を元に決めたものでしょうか。
たぶん「やらなければならないことがファーストプライオリティ」となっているのではありませんか?

もし「自分の本心を知りたい」と思うのなら、その優先順位を変えてみるのはいかがでしょうか。
そうです、「やらなければならないこと」を二番目に回して、「やりたいこと」をひとつ、最初に行うようにするのです。

例えば休日。
いつものあなたなら「洗濯しなくては」「掃除をしなければ」「仕事の残りを片付けなければ」と、TO DOばかりを気にして過ごしているでしょう。
でも「やりたいこと」なら、何を始めにやりたいですか?

なんでもいいよ、と自分に言ってあげた時、コーヒーが飲みたい、美味しいものが食べたい、あの映画が見たかったんだ、そんな風に沸いてくる「最初にやりたいこと」。
それが、あなたの「自分の気持ち」です。

そう感じたあなたはきっと、「こんな普通のことを考えていたんだ」と驚くかもしれません。やりたいことをひとつ、初めにやる。
そう決めた時あなたは、「○○がやりたい」という自分の気持ちをひとつ、知ることができたのです。

方法⑤: ゆっくり自分を見つめる

毎日の生活の中で、「自分の気持ちに関心を寄せる」という時間を取るのは、なかなか難しいものです。ですから時にはしっかり時間を作って、自分のこころを見つめてみましょう。

例えば一日の終わりに、鏡を見ながら
「今日は言いたいことが言えただろうか」「何を感じたか」と振り返ってみるのはいいことです。

「何処に行きたい?って聞かれたけど、思いつかなかったなぁ」
「あの子と話せて、気分が明るくなったな」

そんな小さなこころの変化に、目を留めてあげましょう。
あなたは「自分の気持ちがわからない」と思っていても、実は結構、気持ちは色々と感じているものなのです。

この「振り返り」を日課にして、自分のこころの変わり様に敏感になってください。そうすれば自ずと、自分自身が理解できるようになっていきます。

方法⑥: 気持ちを伝える練習をする

ここまで、幾つかの方法で、自分の気持ちが分かってきたでしょうか。
では次に、それを口に出して、相手に伝えてみましょう。
人が怖いと感じるならベイビーステップで、徐々に言えるよう「練習」あるのみ。次第に、スムーズに言葉が出るようになってきます。

「何が食べたい?」→「私は今日、麺類が食べたい気分です」
「残業できる?」→「ごめんなさい、疲れてきたので、ここで帰りたいと思います」
「こちらでよろしいですか?」→「リボンはその色でなく、青いのにしていただけますか?」

こんな風に、最初は心の中で、そして慣れてきたら実際に言ってみてください。

言ってしまえば案外、それはあっさりと相手に受け入れられるもの。
拍子抜けするくらい、あなたの気持ちはあっさり伝わるものなのです。

自分が話している相手は、怖い鬼ではありません。普通の、ごく普通の自分と同じ人間です。怖がらずに自分をオープンにすれば、その人もきっと笑顔で答えてくれるでしょう。

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方法⑦: 「ダメ」を恐れずに敢えて飛び込む

今まであなたが、自分に「これはダメ」と言い聞かせてきたものの中には、実はダメでも何でもない、本当は「あなたらしいこと」が隠されているかもしれません。

あなたが「絶対ダメと決めつけていること」には、何がありますか?
白い洋服を着ること、一人で飲みに行くこと、ペットを飼うこと、自分から告白することetc・・・

ちょっと勇気がいりますが、自分を知るために、「これは無理!」と思っていることにこそ、敢えて挑戦してみましょう。そこにあなたの「気持ちを揺さぶる出会い」が待っているかもしれないのです。

考えてみれば、今のあなたが感じている「タブー」と言うのは、子供の頃の経験や、世間の常識など、周囲の人が勝手に決めたことです。それを、本当のあなたがどう感じるかは、やってみないとわかりません。

あなたがいままでの殻を破り、新しいステップを踏み出すたびに、あなたには今まで感じることのなかった、新しい感覚が舞い降りてくることでしょう。

「かわいい!私は猫がこんなに好きだったのね」
「初めて会った人と、楽しく話せた!私は接客業に向いているのかも」

それらはすべて、あなたが「今、本当に感じている気持ち」です。
ほらまたひとつ、あなたは自分を分かってきたのではありませんか?

方法⑧:夢ノートを作ってみる

自分だけの夢ノートをつくってみましょう。

そのノートには書いてはいけないことはありません。30代で家庭があっても、世界一周の一人旅にでる。上司の頭に辞表を叩きつけてやめる。など、実現できるできないにかかわらず、好きに書いていきます。

すぐには思いつかないなら、ノートを手に取りやすい場所において、思いついたらすぐに書けるようにしておきましょう。夢ノートは自分の気持ちを開放するきっかけをくれるだけでなく、実現するなんて思ってもいなかった場所へ、あなたを連れて行ってくれます。

自分の気持ちがわからない。そんな時はめいっぱい空想と妄想の世界に浸って、楽しい夢をみてみましょう。

方法⑧: 自分ひとりではできないと感じたら、助けを求めよう

ここまでいくつかの方法を提案してきましたが、「どれも今の自分には無理」とがっかりした人もいるかもしれません。

でもあなたがそんな風に思うのは、あなたのせいではありません。自分を出せない原因が深すぎるか、こころが弱っていて、自分ひとりの力では、自分を探せなくなっているだけなのです。

そんな時には、こころを探す専門家に相談してみましょう。
ケースワーカー・カウンセラー・精神科医は、あなたのように「自分自身が分からなくて苦しい」と悩んでいる人を、沢山知っています。この悩みは、あなただけのものではないのです。

ですから怖がらずに、専門家の門を叩いてみてください。
「求めよ、されば与えられん」の言葉通り、あなたが「一緒に私を探してください」と頼めば、力強く支えてくれる人が必ずいるのです。

「うつ」は今や国民病となっています。成人の15人に一人は、うつ状態を経験している、という調査もあるほど身近なものです。
ですからできるだけ苦しみが軽いうちに、ストレスクリニックを訪れることをお勧めしたいと思います。

自分のことがわからないという人へのおすすめ書籍

「好きなこと」だけして生きていく。

「好きなことだけやっている」と聞くと、なぜか「それほど人生甘くない」といった否定的な言葉が繋がって出てきてしまいます。これはきっと、我慢が美徳とされているから。

これは、今の「我慢するのが当たり前」の生活から抜け出し、「自分の気持ちを知って幸せになる」ために、ぜひ読んでみたい本となっています。

まとめ

英語を学び始めると、根本的な「日本語との考え方の違い」を思い知らされるものです。

日本人は、理由を説明し、自分の意見や結果は、できるだけ後回しに伝えます。
「○○が原因となりまして、とうとう私は☓☓といった結論に達しました。」

でも英語でいう時には、誰が何を感じたのか、それを先に言わなければなりません。
「私は☓☓と決定しました、その理由は○○です」

こんなことからも、私たち日本人がいかに奥ゆかしく、自分の考えを言わないようにしている国民性かが分かります。そして言わないように隠しているうちに、自分の本心がどこかに消えてしまうのです。

ですからこれからは、自分の気持ちを上手く伝えられるよう、自分の意見をはっきり持つ練習をしてみてください。

私たちすべてが、何処にいても、自分らしさを大切にする「練習」を重ねていけますように。

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