自分がわからない6つの原因と対処法!本当の自分の探し方教えます

「あなたの意見を聞かせてください」「将来何になりたいですか?」
そんな突然聞かれたとしたら、あなたは即答できますか?

「自分の考えが分からない」「何をしたいのか思いつかない」
そういう自分に不安を覚え、「自分を知りたい」と思う人が増えています。

この記事では、「自分のことがよく分からない」という原因と、自分を知るための手掛かりについて探っていくことにしましょう。

自分のことがわからない原因とは?

まずは、「自分がわからない」と感じてしまう人に共通した、幾つかの原因を考えてみます。

原因①:決定を否定され続けた子供時代

子供は本来、欲求が強いものです。食べたいものを主張して手に入れ、寝たいときにはすぐに眠りたいと言うのが普通です。

それは当たり前のことですし、子供時代から「自分の気持ちを伝える」ことは、「選択と決定」を覚えていくステップとなるはずです。

でも幼いころに、親から気持ちや主張を否定され、押さえつけられたまま育ってしまうと、物心ついてからも、自分の気持ちを言えない性格になってしまうのです。

「赤いスカートが履きたいな」
「ダメ、黒いのにしなさい!」→「自分の着たいものなんて考えちゃダメなのよ」

「おなかが痛いよー」
「どうせ仮病だろう」→「黙って学校に行けばいいんだ、気持ちなんて関係ない」

この「否定された」という刷り込みが恐ろしいのは、「欲しいものが何か言えない」だけでなく「何を欲していたのか、それすら分からなくなる」ということ。
自分の気持ちを押し殺すあまり、感情そのものに鈍感になり、「感じない大人」として成長してしまうのです。

ですからあなたが、「自分の気持ちって何なのだろう」というような、本心がつかめない気がするなら、子供の頃の経験が尾を引いている、ということが考えられるのです。

原因②:人に合わせる癖がついている

これも原因①に関係して、親からの育て方にも当てはまることが多いのですが、「自分の意見を言うよりも、周りに合わせなさい」と教えられた人に、多くみられる原因です。

この「行き過ぎた協調性」は、〈空気を読む〉という日本人独特の文化もあり、ほとんどの人が子供の頃から教えられてきています。

もちろんこれはいいことでもあるのですが、「人に合わせなければならない」となると常に「人の顔色を窺う」ことになり、「自分の言いたいことは二の次」にしがちです。

このやり方が「こころのクセ」になってしまうと、何を考えるときにも
「周りの人はどうしているんだろう」「誰かと同じことをしよう、そうすれば浮かない」
という思考回路が働きます。これでは自分の意見がなくなり、本当は何がしたかったのか、分からなくなってしまうのも当然でしょう。

このように、「合わせすぎるクセ」というのも、ありのままの自分になれない原因となっていきます。

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原因③:辛くても我慢、頑張るのが当たり前

原因①、②と並行して、これも親の教えに大きく関係しています。
何でも我慢すること、辛くても頑張ることを強要されてきたこと、これが「本来の自分を分からなく」しているのです。

例えば大声で泣いている時、「うるさい!泣くんじゃない!」と親から怒鳴られていると、成長してからも、泣きたくても声を出して泣けない、そんな大人になってしまいます。

また、「もっといい点が取れるはずだろう!がんばりなさい!」と努力を認めず、もっともっとやるのが当たり前、と教える親もいます。
そんな風に育てられると、体を壊しても仕事を辞められない、辞めたいとすら思わない、そんな大人になってしまう可能性が高くなるのです。

「辛い、と感じることは悪いこと」
「我慢するのが正しい、辞めるのは認められないこと」

この恐ろしいインプットが、「本当はこれをやりたくてやっているのか分からない、けれど途中で降りることもできない」という無限ループを生み出してしまいます。

以上が、「自分がわからない」原因が「親の育て方」にある場合の、主な3つになります。

原因④:頭でっかちになりすぎて、「感じる」ことを封印している

真面目できちんとしている人ほど、何に対しても良く勉強し、「あるべき姿」や「一般的に○○だ」という知識を取り入れているものです。
でもその予習が邪魔をして、自分のこころで感じ取る、ということが出来なくなってはいませんか?

例えば、紅葉狩りにいったとしましょう。
色とりどりの紅葉に染まった山を見て、「きれいだなー、いい色だなー」と感じ、素直に笑顔になれるのが、観光旅行のいいところのはずです。

ですが心で感じるよりも先に、「あれは○○という樹木だ」「色は何色あるか」などと頭で考えてしまうなら、せっかくの景色は色あせてしまうことでしょう。

こんな風にフィーリングを忘れ、頭でばかり考えてしまうというのも、「自分が本当は何を感じているのか」が分からなくなる原因です。

原因⑤:たくさんのことに疲れてしまった

人は頑張りすぎて疲れてしまうと、自分が目指していたはずの夢や目標を見失い、今自分がどこに向かって走っているのか?こんなに苦しいのに、なぜ走るのをやめられないのか?が、わからなくなってしまいます。

親や周りが「頑張れ」「まだやれる」「他の人や子はもっと頑張っている」そんな言葉ばかり投げかけてくるなら、あなたは頑張ることに疲れ自分の気持ちを見失っているのかもしれません。

永遠に頑張り続けられる人はいません。どんな天才も秀才も、ずっと頑張り続けていたのではなく、人に見えない所で趣味の時間を楽しんだり、誰にも見つからない所で手を抜いたり、その人ならではの出征術を身に着けています。

だからもし、今あなたが自分の気持ちや感情を見失っているなら、少し頑張りすぎて疲れていないか考えてください。

最近ちゃんと眠れていますか?ご飯は3食たべていますか?仕事で誰にも言えない悩みを抱えてはいませんか?

原因⑥:うつ病の初期症状

色々なことが重なり、うつ状態になってきたとき、初めに見られるのが「自分が何をしたいのかわからない」という症状です。

家族の食事メニューが決められず、スーパーで何時間も思案したり、お風呂に入るかどうか迷いに迷って、辛くなって大泣きしたり。
こんな風に、うつになると「欲求と決定」「自分と他の人の意見」が入り乱れ、毎日が急速に泥沼化していきます。

もしあなたが、「自分自身がわからない」ということで、泣きたいほど苦しいとか、「何をしたいのか、決めたいのに決められない」と辛くなるほど悩んでいるなら、それはうつ状態の始まりかもしれません。

うつになるのは、優しくて頭がよく、人を気遣う「自分がわからなくなりやすい良い人」です。自己主張が強く、人を蹴落としても何とも思わない人は、うつになりません。

ですから「うつかもしれない」と考えることは、決して恥ずかしいことではない、ということを忘れないでください。それを踏まえ、うつに対処するための情報を集めていきましょう。

自分がわからない時の対処法!

ここまでの6つの原因には、あなたに当てはまるものがありましたか?

それでは、「自分を知っていくためにできるヒント」をいくつか提案していくことにしましょう。

方法①: 自分に許可を出す

自分の気持ちが何なのか、何が欲しくて、何がしたいのかわからない。そういう時のあなたのこころには、完全に「ストッパー」がかかっています。

「考えちゃいけない」「自分の意見なんて持ってはいけない」
このようなストッパーは、もう外しましょう。そのストッパーはちゃんと自分の力で外せます。あなたは自分を変えることができます。

やり方は簡単です、自分で自分に、全面的に「許可」を出すのです。

「何を感じてもいいよ」「どうやってもいいよ」「何処で何を食べるのも自由だよ」
その許可は、あなたを根本から解放するフリーチケットとなり、もうあなたを縛る制約はなくなります。

わかってもいい、わからなくてもいい。知ってもいいし、知らなくてもいい。
心底そう思えた時、あなたはきっと、
「自分の気持ちが見えてくるかもしれない」そう感じることでしょう。

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方法②:まずはゆっくり休んでみる

もし自分の気持ちがわからなくなってしまったら、まずはゆっくり自分を労わる時間を作ってみましょう。

毎日遅くまで残業し眠気が取れないなら、休日はとにかく寝てスッキリした気分で起きるのも贅沢です。

なかなか子供たちがいてゆっくりできない時は、実家を頼ったりファミリーサポートを利用して、たまにはカフェで1人豪華なランチというのも、ホッとくつろげる時間になります。

自分がわからなくなってしまう瞬間は、多くは疲労や焦りから訪れる感情です。だからこそ、日々の中で少しのゆとりを持ち、一息つける時間を設けることで、絡まった糸をほぐすように自分の中に渦巻く感情を、一つずつ丁寧に拾い上げてください。

もし自分は何がしたいのだろうか?自分の真意は何なのだろうか?と考えずにはいられなくなったら、「あぁ、今の自分は少し疲れているんだな。少し手を止めて休もう」そう考える癖をつけてみましょう。

方法③: 今の気持ちを受け止める

あなたは今、何を思っているでしょうか。
その気持ちを丸ごと、受け入れてあげてください。

「自分の気持ちがわからない」と思っているなら、「そうそう、分からないんだよね、私って」とそのままでいいのです。

「分からなくてはいけない」「知るべきだ」「何故分からないんだろう」そんな風に思うなら、そういった苦い感情もすべてそのまま、「あなたの思考」です。

気持ちに正しいも間違っているもありません。考えてはいけないことなど、ひとつもないのです。自分の感じ方をそっくりそのまま、ジャッジせずに優しく受け入れましょう。

「これでいい」と思う、その自分への優しさが、自分を知るエネルギーになっていきます。

方法④: 理想を膨らませてみる

今すぐには、自分の気持ちを知ることが出来ない。
そんな風に思うなら、いっそ「理想」を「妄想」してみるのはいかがでしょうか。
想像の世界でなら、あなたの思考は自由に働くかもしれません。

例えば、「将来どんな人になりたいのか分からない」人なら、「こんな職業についたらどうなるだろう」とイマジネーションを膨らませてみます。

もしお医者さんになった自分ならば、何歳ぐらいで、どんな白衣を着ているでしょうか。何科のドクターで、どんな規模の病院に勤めていますか?

もしもスポーツ選手になった自分なら、どんな競技を極めているだろうか。
もし結婚しているなら、どんな奥さんかな?
そんな風に想像するのは楽しいですし、その色々なパターンの中には、特に気に入る場面が出てくるかもしれません。

そして、そのお気に入りのシチュエーショは、たぶんあなたの「理想」です。あなたはそうなりたいと、こころの底では思っているのかもしれないのです。

ですから気分を楽にして、様々な想像の世界を歩いてみましょう。きっとその中にはあなたのまだ見ぬ「希望」が含まれているはずです。

方法⑤: 優先順位を変えてみる

あなたの今の暮らしの、「優先順位」は何を元に決めたものでしょうか。
たぶん「やらなければならないことがファーストプライオリティ」となっているのではありませんか?

もし「自分の本心を知りたい」と思うのなら、その優先順位を変えてみるのはいかがでしょうか。
そうです、「やらなければならないこと」を二番目に回して、「やりたいこと」をひとつ、最初に行うようにするのです。

例えば休日。
いつものあなたなら「洗濯しなくては」「掃除をしなければ」「仕事の残りを片付けなければ」と、TO DOばかりを気にして過ごしているでしょう。
でも「やりたいこと」なら、何を始めにやりたいですか?

なんでもいいよ、と自分に言ってあげた時、コーヒーが飲みたい、美味しいものが食べたい、あの映画が見たかったんだ、そんな風に沸いてくる「最初にやりたいこと」。
それが、あなたの「自分の気持ち」です。

そう感じたあなたはきっと、「こんな普通のことを考えていたんだ」と驚くかもしれません。やりたいことをひとつ、初めにやる。
そう決めた時あなたは、「○○がやりたい」という自分の気持ちをひとつ、知ることができたのです。

方法⑥: ゆっくり自分を見つめる

毎日の生活の中で、「自分の気持ちに関心を寄せる」という時間を取るのは、なかなか難しいものです。ですから時にはしっかり時間を作って、自分のこころを見つめてみましょう。

例えば一日の終わりに、鏡を見ながら
「今日は言いたいことが言えただろうか」「何を感じたか」と振り返ってみるのはいいことです。

「何処に行きたい?って聞かれたけど、思いつかなかったなぁ」
「あの子と話せて、気分が明るくなったな」

そんな小さなこころの変化に、目を留めてあげましょう。
あなたは「自分の気持ちがわからない」と思っていても、実は結構、気持ちは色々と感じているものなのです。

この「振り返り」を日課にして、自分のこころの変わり様に敏感になってください。そうすれば自ずと、自分自身が理解できるようになっていきます。

方法⑦: 気持ちを伝える練習をする

ここまで、幾つかの方法で、自分の気持ちが分かってきたでしょうか。
では次に、それを口に出して、相手に伝えてみましょう。
人が怖いと感じるならベイビーステップで、徐々に言えるよう「練習」あるのみ。次第に、スムーズに言葉が出るようになってきます。

「何が食べたい?」→「私は今日、麺類が食べたい気分です」
「残業できる?」→「ごめんなさい、疲れてきたので、ここで帰りたいと思います」
「こちらでよろしいですか?」→「リボンはその色でなく、青いのにしていただけますか?」

こんな風に、最初は心の中で、そして慣れてきたら実際に言ってみてください。

言ってしまえば案外、それはあっさりと相手に受け入れられるもの。
拍子抜けするくらい、あなたの気持ちはあっさり伝わるものなのです。

自分が話している相手は、怖い鬼ではありません。普通の、ごく普通の自分と同じ人間です。怖がらずに自分をオープンにすれば、その人もきっと笑顔で答えてくれるでしょう。

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方法⑧: 「ダメ」を恐れずに敢えて飛び込む

今まであなたが、自分に「これはダメ」と言い聞かせてきたものの中には、実はダメでも何でもない、本当は「あなたらしいこと」が隠されているかもしれません。

あなたが「絶対ダメと決めつけていること」には、何がありますか?
白い洋服を着ること、一人で飲みに行くこと、ペットを飼うこと、自分から告白することetc・・・

ちょっと勇気がいりますが、自分を知るために、「これは無理!」と思っていることにこそ、敢えて挑戦してみましょう。そこにあなたの「気持ちを揺さぶる出会い」が待っているかもしれないのです。

考えてみれば、今のあなたが感じている「タブー」と言うのは、子供の頃の経験や、世間の常識など、周囲の人が勝手に決めたことです。それを、本当のあなたがどう感じるかは、やってみないとわかりません。

あなたがいままでの殻を破り、新しいステップを踏み出すたびに、あなたには今まで感じることのなかった、新しい感覚が舞い降りてくることでしょう。

「かわいい!私は猫がこんなに好きだったのね」
「初めて会った人と、楽しく話せた!私は接客業に向いているのかも」

それらはすべて、あなたが「今、本当に感じている気持ち」です。
ほらまたひとつ、あなたは自分を分かってきたのではありませんか?

方法⑨:夢ノートを作ってみる

自分だけの夢ノートをつくってみましょう。

そのノートには書いてはいけないことはありません。30代で家庭があっても、世界一周の一人旅にでる。上司の頭に辞表を叩きつけてやめる。など、実現できるできないにかかわらず、好きに書いていきます。

すぐには思いつかないなら、ノートを手に取りやすい場所において、思いついたらすぐに書けるようにしておきましょう。夢ノートは自分の気持ちを開放するきっかけをくれるだけでなく、実現するなんて思ってもいなかった場所へ、あなたを連れて行ってくれます。

自分の気持ちがわからない。そんな時はめいっぱい空想と妄想の世界に浸って、楽しい夢をみてみましょう。

方法⑩: 自分ひとりではできないと感じたら、助けを求めよう

ここまでいくつかの方法を提案してきましたが、「どれも今の自分には無理」とがっかりした人もいるかもしれません。

でもあなたがそんな風に思うのは、あなたのせいではありません。自分を出せない原因が深すぎるか、こころが弱っていて、自分ひとりの力では、自分を探せなくなっているだけなのです。

そんな時には、こころを探す専門家に相談してみましょう。
ケースワーカー・カウンセラー・精神科医は、あなたのように「自分自身が分からなくて苦しい」と悩んでいる人を、沢山知っています。この悩みは、あなただけのものではないのです。

もし精神科やカウンセラーは敷居が高いと感じる場合は、いつでも気軽に相談できるオンラインカウンセリング『cotree』といった選択肢もあります。

自分がわからない、どうしたらいいのかわからない。そんな時でも、自分以外の第三者があなたの状況を見ると、あなたには見えない道や選択肢が見えることがあります。

どうしようもなくなったら、誰かの手を取ることを恐れないでください。立ち上がること、今の状態から抜け出すことが大切で自力で立ち上がるか、助けを借りるかは重要ではありません。

精神科・心療内科・カウンセラー・オンラインカウンセリング、何を選んでも構いません。あなたにあった助けを怖がらず求めてください。

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自分がわからない時の対処法【恋愛変】

自分の気持ちがわからないというのは、日常生活だけでなく恋愛でもたびたび起こる現象です。

例えば、告白され相手は悪い人ではないけど、自分が相手を好きかどうかわからない。長年付き合ってきて、すでに恋人というよりは家族に近く、このまま付き合っていいのか、そもそもまだ好きなのかわからない。

こんな風に、自分の中の『好き』という感情がわからなくなってしまうことがあります。そこでもし、恋愛で自分の気持ちを見失ってしまったら、以下の5つの問いを自分の中で問いかけ自分の気持ちを再確認してみましょう。

相手と別の女性(男性)が歩いていたらどう感じますか?

あなたが相手に嫉妬できるかどうかを判断する質問です。

もし「親しそうに話していたら少し嫌だな」や「仕事など理由があれば仕方がないけどいい気はしない」と感じるなら、あなたは相手に対して、『独占欲』を持ち恋愛対象として認めている可能性が高まります。

反面、「特に何も感じない」「誰と歩いていも気にならない」という回答なら、恋愛面であなたは相手に少し冷めた気持ちだったり、関心が薄いのかもしれません。

相手と自分のキスする姿を想像できる?

さてもしあなたが、相手への自分の気持ちに疑問を感じているなら、この質問が最も効果的です。

もし、相手とのキスする姿を想像して、ときめいたり、顔が赤くなった、肯定的な反応が出ている場合は、深層心理の中では相手への好意を持っていることがわかります。

ですがもし、「気持ち悪い」「想像したくない」と少しでも嫌悪感をもってしまうなら、今の時点ではあなたは相手への気持ちを返せる状態ではないということがわかります。

恋人になればキスやそれ以上のスキンシップも、今後視野に入れた付き合いになります。もし好きかどうかわからない、この気持ちがLoveかLikeか判断できないという時は、この質問を深く自分に問いかけて答えをだしてみましょう。

5年後、相手と自分が一緒にいる姿を想像できる?

今を楽しければいいという生き方ではなく、その人との5年後10年後を想像することはできますか?

5年後なら、もしかしたら2人の間には子供が生まれているかもしれません。10年後なら、すでに子供が3人、一人は思春期真っただ中という可能性もあります。

そんな現在とは大きく違う生活スタイルの中で、相手がどんな風に変化していくか想像できるでしょうか?

例えば新婚さんなら、2人で休日はデートして美味しい料理を食べて回ったり、子供ができたら少し旅行は控えて一生懸命二人で力を合わせて子育てを乗り切ったり、そんな未来の姿をあなたは今の相手と想像できますか?

今が楽しければそれでいい。その先のことは考えたくもない。そんな生き方も否定はしませんが、あなたがその価値観に、何年も何十年も受け止め続けられるかに焦点を当ててください。

自分の今の気持ちがわからないからこそ、3年後・5年後・10年後の未来の自分を想像して、彼らに「今、幸せですか?」と心の中で問いかけてみてください。

その答えが、今のあなたに必要な『わからない気持ち』を解決する答えです。

今、お別れを告げたら自分はどんな気持ちになると思う?

相手から告白されて、自分の気持ちがわからない。どんな答えを出していいか困っているなら、相手が去っていったら自分はどんな気持ちになるかに焦点を定めましょう。

相手の気持ちを断って、今後相手との接点がなくなると、どんな気持ちになりますか?仲が良ければそれだけ辛いし、元の関係に戻れないことが歯がゆく感じるかもしれません。

ですが、もし会えないことに対して激しい動揺や、どうしようもない悲しさがあるなら、今はそれは『恋』とは呼べない小さな感情かもしれませんが、そこには確かに相手への『情』が存在します。

恋はある日突然芽生えたり、情が愛に変わることだってあるのです。

相手と別れたら辛い、苦しい、耐えられない、その気持ちが真実なら、まだ『恋』という気持ちは育ってはいないけど、それでもあなたの失うことが怖いと、自分の素直な気持ちを大切にしてください。

自分がして欲しいことじゃなく、相手にした上げたいことを想像できる?

自分のしてもらいたいことだけでなく、相手にしてあげたいことを想像することはできますか?

毎日疲れて帰ってくる彼を、笑顔で出迎えあったかいご飯を準備してあげたい。彼のためにお誕生日には、ご馳走とケーキを作りたい。疲れている時は、そっとしておき、時には仕事の愚痴に耳を傾けよう。

子供と家を守ってくれる彼女のために、仕事で嫌なことがあってもひたすら耐える。休みの日は家族で公園にでかけたり、育児から解放してあげるために子供を連れだして遊びに行く。

この先あなたがその人と関係を深めていく中で、こんなことをしてあげたい、こんなことをしてみたいというアイディアが泉のように浮かんでくるなら、あなたはその人との未来を考え、なおかつ自然な好意を抱いています。

人は嫌いな人、嫌悪感を持つ人へ、何かをしてあげたいという感情が浮かびにくい生き物です。だからこそ、あれもしてあげたい、これもしてあげたい、と想像の中で思いつくだけでも、十分あなたは彼(彼女)に好意的な気持ちを抱いていることがわかります。

自分のことがわからないという人へのおすすめ書籍

「好きなこと」だけして生きていく。

「好きなことだけやっている」と聞くと、なぜか「それほど人生甘くない」といった否定的な言葉が繋がって出てきてしまいます。これはきっと、我慢が美徳とされているから。

これは、今の「我慢するのが当たり前」の生活から抜け出し、「自分の気持ちを知って幸せになる」ために、ぜひ読んでみたい本となっています。

まとめ

英語を学び始めると、根本的な「日本語との考え方の違い」を思い知らされるものです。

日本人は、理由を説明し、自分の意見や結果は、できるだけ後回しに伝えます。
「○○が原因となりまして、とうとう私は☓☓といった結論に達しました。」

でも英語でいう時には、誰が何を感じたのか、それを先に言わなければなりません。
「私は☓☓と決定しました、その理由は○○です」

こんなことからも、私たち日本人がいかに奥ゆかしく、自分の考えを言わないようにしている国民性かが分かります。そして言わないように隠しているうちに、自分の本心がどこかに消えてしまうのです。

ですからこれからは、自分の気持ちを上手く伝えられるよう、自分の意見をはっきり持つ練習をしてみてください。

私たちすべてが、何処にいても、自分らしさを大切にする「練習」を重ねていけますように。

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