離婚してスッキリするはずだったのに、なぜか夜になると「これで本当に良かったのか?」とか、無性に寂しい気持ちに苛まれることはありませんか?
離婚を成立させるためには、結婚した時以上に大きな精神的負荷がかかります。そのため正式に分かれることができた時には、やっと離婚が成立したとほっとしたという人が多いはず。
それなのに、なぜか今になって寂しい気持ちに襲われてしまっている・・・。
スッキリするはずだったのに、なぜか寂しさがこみあげてしまう。これで良かったはずなのに、今になって自分のしたことは正しかったのかわからなくなってしまった。
こんな気持ちを抱えているなら、ぜひその気持ちの原因を探り、どうしてそんな気持ちになってしまうのか?そして、その気持ちから脱却するにはどうしたらいいのか?を知
離婚したのに寂しいと感じてしまう原因とは?
離婚が成立してスッキリすると思っていたのに、何故寂しさを感じてしまうものなのでしょうか?自分に当てはまる原因がないか探りながら読んでいきましょう。
原因①:ひとりに慣れていないから
あんなに「ひとりになりたい!」と思っていたのに、いざ離婚が成立して相手と別れてみると、自分ひとりで何をどうしていいのか、まったく分からない。
そういう人は、特に離婚後の寂しさを感じてしまいます。
元々夫や妻と常に一緒にいるタイプだったという人だと、ひとりでは買い物に行くのも、食事に行くのも躊躇われる、ということがあります。特に離婚した後は、友達も気を使ってあまり連絡してきてくれないものです。
友達に関して言えば、結婚していた時期に付き合っていた友人というのは、やはり既婚者の場合が多く、自分だけが独身に戻ったとしても、その友人たちには、休日を自分と一緒に過ごしてくれる余裕がない、という現実に直面することもあります。
このように、ひとりで行動しなければならないことというのが増えることが、離婚した後の寂しさを産む最大の原因といえます。
原因②:時間を持て余してしまうから
結婚していた時に、夫婦で一緒に行動することが多かった人や、子供も交えて時間を過ごすことが多かった人というのは、ひとりになると何より「ヒマ」になってしまうものです。
こういう人は、ぼんやりと一人の時間を持て余し、仕事からの帰宅後や、休日にひとりで過ごすスキルを持ち合わせていません。
特に今まで家族で旅行などをして過ごしていた、年末年始や夏の連休などには、何をして時間をつぶせばいいのか、思いつかずにボーっとしてしまうので、寂しさに押しつぶされそうになってしまうのです。
結婚していた時には、面倒くさいと思いながらも、相手の実家に行ってご両親や親せきと付き合うこともあったはずです。でも離婚してしまえば、そういう付き合いは半分になるのですから、時間が過ぎるのが遅く感じてしまうのも当然のことです。
このように、暇を持て余してしまこと、時間が余って何をしていいか分からないということも、離婚後の寂しさを募らせてしまう原因となります。
原因③:いい思い出がよみがえってくるから
あれほど憎み合ってけんかをし、ようやく別れた相手なのに、どうして寂しいときというのは、一緒にいて楽しかった時のことを思い出してしまうのでしょうか。
恋愛時代のデートで行った映画の、甘い内容を思い出して切なさを噛み締めたり、プロポーズの瞬間の、相手の笑顔を想い浮かべてため息をついたりしている人も多いはずです。
人間の記憶というものは、非常に曖昧で勝手なものです。あんなに辛くて、悲しくて、大変だったのに、記憶は自分自身を守るために、嫌な記憶をいち早く忘れさせ、自分が幸福だった時の記憶をより鮮明にするという働きをしてしまいます。
あの頃はよかった、この時は幸せだった、という記憶の美化によって、現在の状況がより惨めに感じてしまうため『離婚して寂しい』という気持ちになってしまうのです。
原因④:自分を可哀そうだと思ってしまうから
自己憐憫というのは、寂しさや切なさを一層強くしてしまうものです。
「私は、なんて可哀そうな人間なんだ」と、ぐっと涙を堪えるたびに、あなたは自分のさみしさの底を掘り返し、より深い哀しみに沈んでしまいます。
この自分を憐れむ気持ちというのは、相手が不倫や浮気、借金などのいわば分かりやすい「悪事」を働いたことで離婚になった場合に、非常に強くなります。
自分には非がない、相手だけが悪いんだという気持ちは、自分をますます可哀そうな悲劇のヒロイン(ヒーロー)に仕立てていきますから、そう簡単に寂寥感が癒えるわけはありません。
この自己憐憫が強ければ強いほど、人は落ち込む度合いが深まってしまいます。
原因⑤:新しい出会いがない、次の恋愛がうまくいかない
離婚というのは結婚の数倍もの、気力・体力を使う行為です。
その為に別れた後というのは、気落ちしていることに加えて体の調子が悪かったり、行動力が出なかったりするものです。
それでも人はやはり、誰かを愛したいものですし、誰かに愛されたいと願うもの。
次はきっといい恋愛を、と新しい恋を探し始めるかもしれません。
そんな中で運よくいい人と巡り合い、順調に恋愛関係が続くなら、離婚したことは過去の出来事になっていきます。うまくその関係が続けば、再婚という形を取ることになるでしょう。
しかしそうとばかりは限りません。離婚した後なかなかいい人に巡り合わない、誰かを好きになったとしても上手くいかないとすれば、離婚したのが間違いだったのか、という気持ちになってしまうのも無理はありません。
そのため新しい出会いや恋愛がうまくいかないというのも、一層寂しさが募らせる原因となるのです。
原因⑥:未来が怖いから
これから来る未来への恐怖も、離婚して寂しいと感じてしまう原因となります。
例えば子供を引き取って育てるシングルマザーになった人は、これから自分が頑張って仕事も育児もして、子供を立派に育てなければと一層自分を奮い立たせているかもしれません。
男性の場合も、女性から浮気をされ女性不信になってしまったとしたら、これから自分はもう恋もせず、一生1人で生きていくことになるかもしれないと、覚悟を決める人もいるかもしれません。
どんな場合にしろ、離婚というのはあなた自身が想定していなかった大変な状況です。そのため次に訪れる未来に対しても、前向きに捉えることができずに、また不幸が訪れるのではないか?この先もずっと1人で生きていかなくてはいけないのか?と自問自答し、心に木枯らしが吹いてしまうことになるのです。
未来は誰にもわかりません。
もしあなたが、来るかもわからない「不幸な未来」怯えているなら、自分の杞憂であることを自覚してください。未来が怖いのは、そして未来がわからないのは、全ての人に共通する問題だという事を自覚してください。
女性不信とは?原因・特徴・克服法まで完全解説!離婚して寂しいと感じてしまう時の対処法
あなたの寂しさの原因は分かりましたか?それではその寂しい気持ちを、積極的に取り除いていくのにはどうしたらよいのでしょうか?以下に具体策を対処法を紹介していくので、自分が試したいと思えるものだけ選び、寂しい気持ちを和らげてください。
方法①: 離婚で得たメリットを書き出してみる
随分と時間と労力を費やして、成立させた離婚なのですから、自分にとって正しい選択だったと思えなければ辛いもの。
ですから何だか寂しいと嘆くのは一旦止めて、ここでもう一度「離婚して正解だった点・自分にとってのメリット」を目に見える形で思い起こしてみてください。
これには紙に書き出す方法のほかに、スマートフォンのメモ機能に記録しておくことや、PCで保存しておくのがおすすめです。時々見返すことができるようにしておくと、気持ちが沈んだときや離婚に対して疑問を持ってしまった時にとても役立ってくれます。
例えば
〈離婚して私が得たもの〉
- 言い争いをしなくて済む
- 相手の世話をする時間がなくなり、家事が楽になった
- 無駄遣いをするパートナーがいないので、家計が助かっている
- 気を使わなくて済むからストレスが減った
- 日常のことを、自分の意志だけで決定できる
- やりたいことに、余計な口出しをされないので、スムーズに出かけられる
- 機嫌が悪い相手に、びくびくしないですむ
- 今までより、朝の時間がのんびりできる
- 相手の親や親族と付き合わなくて済む
- 子供のしつけや将来について、争わなくていい
いかがでしょうか?あなたにも、これらと似たようなメリットがありましたか?
人間は流されやすい生き物です。その時にワーッと覆いかぶさるような感情があると、それでいっぱいいっぱいになってしまいがちです。
でもこうしてあなたが決めた離婚という現実が、自分にもたらしてくれている利益を時折思い出せば、一時的な寂しさに流されて離婚を後悔してしまう、ということは起こりにくくなります。
ですからぜひ、このような「離婚のメリットリスト」を作成しておいてください。
方法②: 適度に忙しくする
ぼんやりしてしまう時間を持て余していると、いつまでたっても寂しさは消えません。
ですから今日からは、どうにかしてその無駄な時間を、自分や家族のためになる時間に変えましょう。
あなたなら、そのためには何をするのが良いでしょうか?
- 家の中を徹底的に断捨離する。→気分も部屋もスッキリ!
- 水回りを掃除する→家全体が明るくなり、気分も明るくなる!
- 車の中を掃除して、カーアクセサリーを変える→気分を変えて、ドライブへGO!
- 料理のレパートリーを増やす→健康的で、家族も大喜び!
このように、少し工夫してみるだけで建設的に、忙しくすることができるのです。
この時注意したいのは、自分や家族がいい方向・いい気分になる時間の使い方をするということ。「時間をつぶさなくては」とばかりに、仕事の後でお酒を飲みすぎたり、ストレス発散のつもりで高価な買い物をしたりしてしまうと、体を壊したり、経済的に苦しくなったりしてしまいます。
これではせっかくの自由な時間のある生活が台無しになってしまいますので、ぜひ笑顔をポイントにして、楽しく忙しい日々を送っていってください。
方法③: 別れた相手の悪いところを思い出す
これは少しネガティブな考え方かもしれませんが、相手を否定する部分を思い返すようにすることで、自分が選んだ「離婚」という事実の正当性を、時々再確認するのもおすすめです。
時間の経過とともに記憶は風化していくものですが、この時あなたがお人好しで優しい人だった場合は、特に「相手の悪いところを先に」忘れてしまいやすいもの。
もし嫌だったところを忘れてしまい、あんないいところもあったのに、という事ばかり思い返すようになると、自分が我慢すればよかったのかもしれない、と自分を責めるようになってしまうかもしれません。
ですから時には、相手に募らせた不満や憎しみを思い返してみましょう。
- あの人は、私の話を全然聞いてくれなかった
- 記念日を忘れてばかり、期待して損した
- 必要ないものばかり買って、買い物が下手だったな
- 俺の気持ちなんて、考えてくれた事なかった
- 自分では何にもできなくて、手のかかる人だった
- すぐ大声を出して、怖かったな
- 休みの日も寝てばかり、楽しくなかった
- いつもけんか腰で、そのくせすぐに泣くから面倒くさいやつだった
こんな風に思い起こしてみると、やっぱり分かれて正解だったんだ、だから今は少し寂しくても、寂しいほうがまだましだ、と思えてきます。
一緒にいる人と絶えず問題がある日常生活というのは、本人にしか分からない大きなストレスがかかるものです。
これは方法①と関連させて、時折思い返せるように、メモ機能に保存しておいてください。
寂しいと感じた時でもこのメモを見れば、私には離婚してこんなひどいことから解放されたんだ!再確認できます。
そして、もしあの時離婚しなかったら、私は今でも彼(彼女)のこういうところに、振り回されていただろう、離婚は当然だったんだ正解だったんだ、と思い返すことができます。
そうすれば今感じている辛い寂しさにも、なんとか折り合いをつけることができるはずです。
方法④: 自分をグローアップさせることに力を注ぐ
離婚したことであなたが何となく喪失感を抱き、こころにすきま風が吹くように感じているなら、その気持ちを放置せずに、ぜひ「自分を高める」努力に置き換えてください。
人間は生きている限りは、成長し続けることができる生き物です。
決して「もう○○才だから」「子供がいるから」などと思わないでください。人がより良くなるタイミングに、年齢や境遇は関係ありません。
どうせなら、この離婚という人生の節目を、自分のターニングポイントにしてしまいましょう。これまでの、結婚していた時期にはできなかった、自分を磨き成長させるための具体的な行動を、今から取るようにするのです。
あなたは今より、自分をどうしたいと思いますか?
自由に思いを巡らせて、なりたい自分を想像してください。
- 腹筋の割れた、かっこいいスタイルになってみたい
・「あの人、賢いな」と言われるような、頭のいい人になってみたい - あのブランドの服を、着こなせるようになりたい
- 世界中を旅行する夢を果たしたい
- 憧れの街にマンションを持ちたい
- 動物の保護施設を立ち上げられたらいいな
- こども食堂をオープンして、地域でボランティアできないだろうか
どうでしょうか?
これらのことを実現するためには、体を鍛えたり勉強したり、資料を集めたり経験者に話を聞いたりと、やることがいくらでもあります。そう考えたらワクワクしてきませんか?
離婚した今のあなたには、新しいステージが用意されています。
ですから今まで取り掛かることのできなかった、自分をより良い人間にするための準備に入ってみてください。
そうすれば寂しいなんて、言っているほど暇ではなくなりますよ。
方法⑤: 新しい趣味を持つ
誰でも同じことの繰り返しをしていると、それがどんなに素晴らしいことだったとしても、そのうち気分が慣れてしまい、惰性的になってしまいます。そこで、今までの趣味に加えて、新しい習い事や趣味を初めてみるのはどうでしょうか?
これは方法④と合わせて、自分をグローアップしていくことにもなりますし、新しい出会いのチャンスを増やすことにもなります。
スポーツ系、絵や料理、楽器などの文科系、他にもたくさんの教室やサークルがあるため、ぜひ自分の興味のある分野に積極的に参加してみてください。そうしているといつの間にか、寂しいという感覚は過去のものになっているはずです。
方法⑥: 苦手分野に挑戦してみる
これまでの結婚生活では、自分がやる必要がなかったことや、苦手意識があってチャレンジしたことがなかった、そんなことにもこの機会にぜひ取り掛かってみましょう。
- 今まで妻に金銭管理を任せていた→自分で家計簿をつけてみる
- 自家用車のことは夫に頼っていた→洗車やタイヤ交換をしてみる
- インテリアに無関心だった→新しいカーテンを選んで、家の中をイメージチェンジする
- 外食が多かった→手作りのピザに挑戦して、友達を招待する
こうした挑戦は、今まで開発してこなかった脳の領域を刺激していくので、自分でも感じたことがなかった喜びを与えてくれるものです。
やったことがなかったことにこそ手を伸ばし、孤独感や疎外感を感じる脳を変化させてください。
疎外感や孤独感を打ち消し克服する20個の方法を紹介!方法⑦: 古い友人・知人との関係を清算する
あなたの結婚生活がどのくらいの期間だったにせよ、今は分かれたパートナーに関連した、友人・知人はたくさんいるはずです。これらの人の連絡先や情報を、いつまでも手元に置くということは、相手とのつながりが絶てないことにもなります。
ですから自分が今保管している、連絡先、住所録などはきちんと分類して、不必要なものはためらわずに処分してしまいましょう。
クリスマスカード、年賀状、アドレス、ラインなどのSNSでのつながりも含め、今後目にしないほうが自分の気が楽だな、と思う人の物は消してしまって構いません。
そしてできるだけ、実際にそういう人たちと顔を合わせないように、気を付けたほうが自分のためになります。
他にも元々自分の友達で、結婚時代を良く知るひと、というのが案外自分を苦しめることもあります。
「どうしてこんなことになったの?」
「別れないほうがよかったんじゃないの?」
「ちゃんと理由は説明してもらったの?」
こんな風に、終わったことをほじくり返す人だと、同じことを何度も説明しなければならなくなりますし、それはあなたの心のかさぶたを剥がすようなもの。
友人・知人といった人間関係の整理は、勇気のいるものですが、この先自分が付き合っていきたい人を良く考える行為は、あなた自身の未来を明るく照らすために必要な試練でもあります。
方法⑧: 住む場所を変える
離婚したとはいえ、初めは好きで結婚した相手。
その人がいない現実を少しでも寂しいと思うなら、一緒に暮らした場所からは離れてみるのも方法です。
人によって事情は違いますから、すぐに動けないという人もいるでしょう。しかし別れた人の面影が残る街、共に過ごした家にひとりでいれば、寂しさを感じないほうがおかしいというものです。
誰でも生活に変化があれば、そこに気持ちが集中するもの。
ぜひ新しい部屋を新しい街に見つけて、今までと違う電車に乗って、初めての商店街で買い物をして、新しい街の風を感じてみてください。
方法⑨: 同じ経験を持つ人と話す
生涯結婚しない人が増えているとはいえ、現在の日本では3~4組に1組が離婚しています。つまりあなたと同じ経験をしている人は、あなたの周りにたくさんいるんです。
ですからあなたが、「離婚できたのに、どうしても寂しい気持ちが湧いてきてしまう」という悩みを抱えているなら、自分と同じような少しモヤモヤした気持ちを抱えている人を探してみましょう。
もし職場や趣味の教室などで、仲良くなった人が離婚経験者なら、一度その寂しさについて話をしてみるのはいかがでしょうか。こういう話は、誰にでもできるわけではありませんが、もしかするとそのお友達も、誰かに離婚後のメンタルについて、話したいと思っているかもしれません。
また対面では話にくい場合は、匿名の掲示板やTwitterやFacebookといったSNSでも、同じ気持ちを持つ人とつながることができます。寂しさは誰かと共有したり、共感してもらえることで紛らわせることができる感情です。
寂しさを1人で抱えきれない時は、一緒に寂しさに浸ってくれる人や、寂しさを理解してくれる人を探してみてください。
方法⑩: 甘えたり頼ったりできる人を決めておく
離婚をすることになったのは、自分たちの落ち度だった。
だからもう誰にも頼らずに、自分ひとりの力で家族を守っていかなければならない。こんな風にあなたが自分を追い詰めているとしたら、それはとても危険なことです。
もちろんお子さんがいれば、責任感から「自分が守らなければ」と頑張る気持ちはわかります。しかし夫婦が別れたからといって、もう誰にも頼ってはいけないというわけではないのです。
ご両親、友達、先生、先輩後輩、同僚、上司その他にもあなたを心配してくれている人はたくさんいるはず。そういう人たちの気持ちを、無下に切り捨ててしまうのはやめて時には全力で『頼る』ことの大切さも知っておきましょう。
頼ることは悪いことではありません。そういう人たちの温かさが、あなたのその寂しさをも和らげてくれるのですから。
方法⑪: 自分で出来ることを増やしていく
今まで夫婦で役割があり、それを互いにこなしていた分野がある時には、そのことをしてくれる相手がいないと感じると、無性に寂しさが襲ってくる、ということがあります。
例えば彼が電球を変える役目だったとか、彼女がアイロンをかける係だった、というような日常のちょっとしたことだからこそ、もうあの人はいないんだ、と時々がっかりしてしまうものです。
そんな時は今まで相手に頼っていた分野にも挑戦して、自分でできることを増やしていきましょう。ちょっとしたことで相手を思い出したとしても、それが自分でできることの日常的な風景に変えてしまえば、相手を思い出し寂しさがこみ上げるということもなくなります。
寂しいからこそ、相手に依存していた部分を自覚して自分でやれるという事を証明していってください。
方法⑫: 新しい出会いを楽しみに待つ
離婚して寂しさを感じるなら、新しい恋を始めてみてはどうでしょうか?
子どもがいるから今は無理。前回の結婚で、男性(女性)との付き合いはしばらくもういい。そう感じるなら、それでも構いませんが新しい出会いや恋は、あなたの心を大きく癒してくれる可能性を秘めています。
確かに不倫や浮気をされたり、借金をされて金銭的に苦しんだりした人は、夫婦生活や異性に対して不信感を抱いてしまっているかもしれません。
しかし全ての人があなたのパートナーのような人とは限りません。そしてもしかしたら、あなたにはまだ出会っていないだけの、素敵な出会いや幸せが待っているのかもしれません。
すぐに恋を始める必要はありませんが、恋をすることを恐れずに、そして出会いを求めることを諦めずにいれば、あなたの寂しさの根本を埋めてくれる『誰か』に出会えるかもしれません。
離婚して寂しいと感じてしまうあなたへおすすめの書籍
読むだけでさみしい気持ちが落ち着く本
神経内科の医師である著者が、長年にわたって脳の研究をする中で、寂しさに光を当てて書かれた本です。
自分を見てほしいと思う気持ちは、誰もが持っている寂しさの根底にあります。
その孤独感や切なさを理解することが、自分の寂しさと向き合うことになる、という理論は分かりやすく誰の心にも染みる一冊です。
離婚して寂しいと思ってしまう君へ
スッキリするはずだったのに、もっと晴れ晴れした気分を想像していたのに、実際に離婚して清々しい気持ちになれなかったら、ガッカリした気分になってしまいますよね。
夫婦でいたからには、確かに最後は『別れる』という形になってしまいましたが、いいことだってあったはずなのです。だからこそ、どんなに手ひどく裏切られて心がボロボロになったとしても、なかなか相手を恨み切ることができません。
そして離婚には、想像するよりもはるかに労力がかかります。浮気をされたなら証拠を集めて、相手に慰謝料を請求する。子供がいるなら親権はどちらがとるか争う。普段では考えられないようなことで、最初はお互いに好き合っていた相手と、壮絶なバトルを繰り広げることになります。
そうしてすべてが終わった時、感じてしまう「寂しい」という気持ちはなんらおかしいことはなく当然のものなのです。
だからこそ、寂しいと感じてしまうことを責めたり、自分に対しておかしいと感じることはやめておきましょう。
離婚して寂しい、虚しい、悲しい、と感じてしまうのは誰もが通る当たり前の道です。だからこそ自分がなぜ寂しいと感じてしまうのか?そしてこの気持ちから脱却するにはどうしたらいいのか?を知って、急がず焦らず心を負のループから解放させる方法を探ってください。
この記事が、離婚して寂しさを感じてしまうあなたの、ほんの少しでも助けになることを願って。
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