失恋から立ち直る11の方法!辛い今を乗り越える方法教えます!

恋は素敵だけど、その恋が素敵だったからこそ、それが終わってしまった時、人は計り知れないダメージを心に受けてしまいます。

大切な彼女が浮気をしていて、捨てられてしまった。

将来を誓ったはずの婚約者に、実は本命の彼氏がいた。

結婚してもう10年以上お互いを尊重してきたのに、ある日「離婚したい」の一言で全てが無に帰してしまった。

どの場合が一番辛いかなんて言い表せないほど、恋や愛に敗れてしまった時、大切な人に裏切られた時、失恋の衝撃は計り知れません。誰にでも起こりえる『失恋』について、今回は失恋から立ち直る方法をできるだけ多く紹介していきます。

辛いなら泣きましょう、悲しいならグッと我慢してはいけません。

感情を表に出して、悔しい悲しい辛い苦しいと表現して初めて人は前に進んでいけます。この中にあなたの心に寄り添う対処法が1つでもあることを願っています。

失恋からなかなか立ち直れな人の特徴

まずは、失恋から立ち直ることが難しい人は、どんな特徴を持っているのかを考えてみましょう。
自分自身に近い特質があるかどうか、チェックしてみてください。

特徴①:恋愛依存体質

失った恋をいつまでも忘れることができない、という人に一番多く見られる特徴はやはりこの、恋愛依存的な体質という特徴があります。
この依存体質の人というのは、年齢性別問わず好きになったひとにどっぷりとのめり込んでしまい、それが自分の人生のすべてになるタイプの人のことです。

  • 朝起きてから夜眠るまで、常に好きな人のことを考えてしまう。
  • 一日に何度も、相手のSNSをチェックしてしまう。
  • 数時間おき、酷くなると数分おきに電話やメール、LINEで連絡しないと気が済まない
  • 相手の行動に目を光らせていて、自分以外の人といることを許さない

恋愛中にこのような「あなたしか見えない」生活を送っている依存型だと、その恋が終わりを告げた途端、自分の人生がほぼゼロになってしまうのです。

ですから朝起きる気になれないし、出かける気力も出ない、ということになります。そして今まで恋人との連絡に使っていた膨大な時間が空白になることで、非常に強い寂しさを覚えるでしょう。

このように、彼女や彼氏といった恋愛に依存してしまう性格そのものが、失恋から立ち直れない人の多くが持っている、代表的な特徴と言えるでしょう。

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特徴②:趣味がない、友達が少ない

元々趣味を持っていない人、友達ができない人というのは、恋人を失ってしまうと非常な孤独を感じるものです。
やることがなく、ひとりで部屋にこもっている時間が長ければ長いほど、愛し合っていた時の思い出が胸をえぐるでしょう。
これでは、以前の恋を忘れるのが難しいのも頷けます。

このパターンには、本来は自分だけの楽しみも持っていたのに、恋人ができてその人と一緒にいることだけに夢中になり、自分の趣味をやめたり、同性の友達との付き合いをシャットアウトしたりしてしまったという人も含まれます。

こういう人にとっては、誰かを好きになってその人が世界のすべて、という蜜月期間というのは、本当に夢のような幸せな時間です。だから友達も趣味も必要ない、と思うほどにのめりこんでいたのでしょう。
でもその人がいなくなってしまった今、やる事も共に過ごす相手もいなくなってしまった、というわけです。

このように、自分だけで楽しむ趣味がないことや、恋人以外の人間関係が希薄、という特徴も、失恋からの立ち直りを遅くしている要因となっているのです。

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特徴③:SNSで元彼、元カノを追い続ける

お付き合いが順調だった時には、お互いのSNSを見ることは毎日の楽しみだったと思います。離れている時間に相手が何をして、何を感じているかが分かるつぶやきや投稿は、きっとあなたの気持ちをアップさせていたことでしょう。

しかし、この状況は失恋によって一変します。もう会えないあの人が、今どこで何をしているか、そのページを見れば分かってしまう状況というのは、SNSがこれほど一般的になるまでは考えられないことでした。

  • あの人、誰とあの店にいるんだろう。もしかして○○と?じゃあ○○のSNSをチェックして・・・?!
  • 僕には「あのミュージシャン興味ない」って言ってたのに、ライブ行ってる。誰と行ったのか・・・?!

こんな風に、いくらでも元カレ元カノを追いかけることができてしまうわけですから、自分のこころの中からあの失った恋を、いつまでたっても追い出すことができません。
ですからこのSNS追跡という行為もまた、失恋からの立ち直りができない人の大きな特徴と言えるでしょう。

特徴④:感情を切り替えるのが苦手

ひとつの感情に取りつかれ、そこから抜け出すことが難しいタイプの人というのは、失恋が殊更こたえてしまいます。
あの人と一緒にいた時間に感じていた幸せ、あの幸せを味わうことはもうできないんだ。この無力感、孤独感を脱出するためには、非常に大きな力が必要でしょう。

こういった粘着気質といいますか、ひとつのことを突き詰める性格の人というのは、何かの技術を習得するような時には、非常に役に立つ辛抱強さを持っています。
しかしこれが失恋に関してとなると、恋に執着していたが故に、気持ちをそこから切り離すことはとても難しいものです。

ですから失った恋の悲しみから、自分の感情を引き離すことができない、気持ちの切り替えが苦手な性格というのも、失恋からの立ち直りを難しくしていると言えます。

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特徴⑤:別れ自体に納得できていない

これは相手が浮気をして、それが原因で別れることになった場合や、分かれた原因が良く分かっていない、という場合に起こるものだと思います。
しかし明確な理由があったとしても、それに納得しないタイプの人というのも存在するのは確かです。

・もっと私が言うことを聞いていれば、分かれずに済んだのかもしれないのに
・もっとこまめに連絡をすればよかった、もう一度やり直せるなら頑張るのに

このように、例えどのような別れ方をしたとしてもそれをいつまでも考え、「こうすれば分かれずに済んだ」というパターンを思いついてしまう人だと、なかなかその別れを飲み込んで消化することができないものです。

このように考えると、分かれそのものに対して気持ちの踏ん切りがついていない、納得できていないというのは、失った恋を諦められない人に共通している特徴となるでしょう。

特徴⑥:プライドが高く、頑固

元々プライドが高い人が、振られたり相手に浮気されたりしたことが原因で失恋すると、そこから這い上がるのは容易なことではありません。

プライドが高く、自分は常に上から目線で自信満々に恋人を従えて、洋服やメイク、話し方や食事の仕方にまで口を出していた人。
または頑固に自分の好みを打ち出して、相手が自分にふさわしい恋人でいるようにと強制していた人もいるかもしれません。

そんな人が「他に好きな人ができたの、ごめんなさい」などと相手から言われてしまったら、プライドはズタズタ、今までの自分は何だったのかと一気に落ち込むことになるでしょう。

それでも元来のプライドが邪魔をするので、他の人には振られた悩みを打ち明けることはできませんし、自分は悪くないと思いたいので反省もできません。
これでは恋人を失ったという事実から、目をそらしているのと同じですから、その落ち込みから立ち直っていくというのは、非常に難しい作業になるはずです。

このような理由から、プライドが高い人、頑固な人は失恋をいつまでも引きずることになりやすいのです。

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特徴⑦:思い出の品を捨てられない

これはどちらかというと男性に多い特徴のようで、結婚してから旦那さんの荷物の中に「元カノBOXを見つけた」といった話を聞くことがあります。

この箱には、以前お付き合いしていた人人の写真やもらったプレゼント、一緒に行った旅行のパンフレットなどが入っているそうです。
もちろん奥さんとしては、気分が悪いので処分してほしいのですが、ご主人さんに全く悪気はないものの、処分したくないと言い張るそうです。

こういった「もの」を手放せないという性格も、失った恋を忘れられない人の性質なのでしょう。

失恋から立ち直る11の方法

ここまでで、失恋から立ち直れない人の特性を見てきました。
ではどのようにすれば、早くその悲しみから抜け出すことができるのでしょうか?
すぐに試すことができる、具体的な方法について考えていきます。

方法①: とにかく泣いて最底辺まで落ち込みましょう

できるだけ早く忘れる、ということにばかり焦点を合わせすぎて、失った恋に最初からぎゅっとフタをしてしまう人がいます。
もちろん、もう思い出したくないというその気持ちはよく分かりますが、その失恋からすっぱり立ち直りたいと思っているなら、まず初めに「たくさん泣いて落ち込む」ことをお勧めします。

自分の辛い気持ちを自分が認め、抱きしめてあげなければ傷は癒えません。
ですからとにかく号泣して、とことんまで落ち込んでください。
どん底まで落ちたなら、そこからはもう、上っていくだけなのですから。

方法②: 失くした恋についてとことん思い出し、それを書いて、破って捨てる

この方法は、過去に感じた怒りを手放したり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を治療したりするときにも使われる方法で、今感じている嫌な思いや辛い気持ちを紙に書き出して行く、という対処法です。

人の記憶というのは曖昧なもの。
自分ではとてもショックだったと覚えている出来事が、実はそれほど重要ではなく、もうあまり思い出さなくなっているような古い記憶の方に、その恋に踏ん切りをつけることができない原因があったりするものなのです。

ですから今あなたが覚えているその恋の記憶すべてと、感じている悲しみや怒り、憎しみや後悔など、ありとあらゆる気持ちもノートに書いていってください。

その中には実際のデートの思い出、ロケーションや話した内容まで、できるだけ詳細に書いてみましょう。
そして自分の気持ちについても同じように、その順番は思いつくままでいいので、もう書くべき気持ちがない、というところまで書き尽くします。

そしてそのノートをビリビリに破いて、袋に詰めてごみ収集日に出してしまいましょう!
実際にやってみると、この爽快感がわかります。ぜひお試しください。

方法③: 70パーセントの人は3か月以内に立ち直れている現実を知っておく

ある女性誌のアンケートによると、失恋からどのくらいの期間で立ち直りましたか?という問いに対して、約70パーセントの人が「3か月以内」と答えているそうです。

もちろんこれより早く忘れることができる人もいるでしょうし、もっと長引く人も当然いるでしょう。
しかしあなたがもし今、「もうこの哀しみから抜け出すことは一生できないんだ」というような極端な気持ちになっているとしたら、このアンケート結果は一筋の光となるはずです。

ほとんどの人が、3か月くらいたつと、今の悲しみが癒えてくるのを感じるんだ。今は本当に辛いけれど、きっと私も季節が変わるころには元気になれるだろう。

そんなふうにぼんやり思うだけでも、真っ暗なトンネルの先に、小さな明かりが灯ったような、そんな気持ちになるに違いありません。

方法④: 規則正しく生活する

あの人とはもう一緒に過ごせない。そう思うだけで眠れなくなり、食欲も出ない。この反応は当然です。
きっとあなたは普通の生活リズムがめちゃくちゃになってしまい、お肌が荒れたり忘れ物をしたり、ボーっとしてバスを乗り過ごしたり、そんなことを経験しているのではないでしょうか。

ですからできるだけ規則正しい生活をしたほうが、失恋からの復活が容易になります。朝の早起きから始めて、きちんと栄養のあるものを食べてください。
体が健康でいれば、あなたにはまた笑顔が戻ってくるはずです。

方法⑤:自分は幸せになる価値があると信じる

あの人が私を選ばなかったのは、私に魅力がないからだ。
あなたは恋を失って、今そんな風に思っていますか?

夢中になっていた愛から引き離された時、感じるのは途方もない「無力感」です。
自分には生きている意味などあるのだろうか、いやたぶんないんだ、
もう笑ったりはしゃいだり、誰かと抱き合うことなどもう一生ないだろう・・・

もし今、こういう気持ちを今あなたが抱いているとしても、それは失恋のせいです。
実際のあなたの価値が、下がってしまったというわけではありません。

その恋をしている時もしていない今も、あなたには生きて人生を楽しむ権利があります。今までもこれからも、あなたは幸せになる価値のある人間なのです。つらい時こそ、これを忘れないようにして下さい。

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方法⑥: スマホ・PC・SNSから元彼・元カノを締め出す

携帯電話がなかった時代には、交際をやめると同時に、相手の情報はほとんどゼロになったものです。
家にある固定電話の受話器を取り、分かれた人の電話番号を最後まで押してしまう。
あるいはフラフラと、あの人の家の近くに行ってしまう。
その2点だけを我慢すれば、もうその人が何をしているか分からなくなるのが普通でした。

こういった時代には、自分の中から失ったあの人の記憶を消すことは、今よりも少し簡単だったと思います。それは相当近所に住んでいるとか、同じ学校や職場でない限り、その人の影を感じることがなくなったからです。

でも自分が幼いころから、ひとり一台以上の携帯電話を持っているのが普通、という現代では全く事情が変わってしまいました。
さようならと言ったからと言って、元カレ元カノの影は消えません。あの人の写真が、つぶやきが、メッセージが、いつでも見られるところにいくらでもあるのですから。

これに対抗して別れた人を自分のこころから締め出すには、もう徹底的にその人に関連しているSNSを遮断するしかありません。
あなたが今までその人と繋がっていた、すべての部分をシャットアウトしましょう。
そして元カレの友達とか、そういう外堀も消すのを忘れないでください。そうすれば思いがけずアップされていた集合写真に、あの人を見つけてしまう、といった失敗も避けられるはずです。

方法⑦: 「あの人は運命の人ではなかった」作戦

これは今忘れたいと思っている人に対して、否定的な思いを抱くようにすることで、記憶を操作するという作戦になります。

この方法を分かりやすく説明しましょう。例えば電車に傘を忘れたとき、その傘について、あなたがいつまでも

  • あの傘、高かったんだよな
  • すごく気に入っていたのに、失くすなんてほんと悔しい
  • もうあれと同じ傘は売ってないんだよ、あー失敗したなあー!

こんな風に繰り返し思っていたとしたらどうでしょうか?
きっとあなたの中で、失くした傘の価値は日に日に上がっていき、「傘を忘れた」という小さな事実さえも、とんでもない不幸に思えてきてしまうことでしょう。

しかし、気持ちを切り替える手段として

  • あの傘、もう古かったから買い替え時だったな
  • 今の自分には、それほど似合う色でもなかった
  • 次の休みに○○へ行って、模様の入った、軽いやつを探そう

こんな風に考えるようにするなら、失くしたのは同じ傘なのですが、あなたの中でその傘の価値が非常にちっぽけなものになっていきます。
そして傘の置忘れという自分の行動が、どうでもいい些細なことに変わっていくのです。

これは思考の制御、セルフマインドコントロールとしてカウンセリングでも使われる方法ですから、失恋からの立ち直りにも使わない手はありません!

セルフマインドコントロールを活用して、あなたの中にある以前の恋人の価値を、自分の都合のいいように変化させてしまいましょう!

  • あの人は優しくて、何でも言うことを聞いてくれた
  • もうあんなに素敵な人には出会えないに違いない
  • あの人以上に誰かを好きになるなんで、できっこない

きっとあなたの心の中には、このような相手を美化する言葉が渦巻いていると思いますが、それを、
彼は自分の意見がない人だった、もし結婚したら苦労したかも

  • 私は元々、もっと積極的な人が好みだったんだ
  • あの人は「私の運命の人ではなかったんだ」、この先にもっと素敵な、運命の出会いがあるはず!

いかがでしょうか?これはかなり効果的な立ち直りのきっかけになると思いませんか?もちろん最初から本気で、相手を否定することは難しいかもしれません。

しかし意識的に自分の考える方向を矯正していくのがセルフマインドコントロールですから、「運命の人ではなかった」という言い聞かせが、あなたをその失恋からの立ち直りを手助けしてくれるのは間違いないでしょう。

方法⑧:没頭できることを探す

今まで恋人と一緒に過ごしていた時間を、そのまま空白にしておくと、そこには寂しさや不安、憤りや恨みなどが蔓延してしまいます。そうならないためには心して、空っぽの時間を作らないようにしてみましょう。

できるなら自分にプラスになることをして、その空白を埋めるように出来たらいいですね!この際思い切って、今までできなかったことにチャレンジし、それにハマってみるのはどうでしょうか?

例えば、日本刺しゅうやレザークラフトのような「手」を使う趣味は、程よく「頭」も使うのでおすすめです。「没頭」という熟語に「あたま」という字が入っているのは、頭脳を使わないと人はそれにのめり込めない、ということですから。

手と頭を使うならゲームもおすすめです。仮想の空間で楽しい冒険にでるのもよし、癒される育成系をやるもよし、この際やり込み系のアクションゲームをやって爽快感を得るもよしです。

あなたに与えられている時間は、あの人がいてもいなくても、あなた自身のものです。1度過ぎればもう戻ってこない、時間という貴重な自分の財産をどうか大切に自分のために使ってください。

方法⑨:「名前を付けて保存」せずに「上書き保存」する

人の記憶そのものを完全に取り去る、ということは自力では不可能です。

あなたが自分の記憶や思い出を、自分にとってプラスになる形で残したいと考えるならば、ぜひ「名前を付けて保存」するのをやめ、「上書き保存」するようにしてください。

この2つの記憶保存方法の違いというのは、

  • 「名前を付けて保存」→思い出のひとつひとつに見出し(相手の名前)をつけて、あたかもこころという部屋の本棚に、ファイルして並べるようなやり方
  • 「上書き保存」→忘れたい記憶を箱に入れて床に置き、その上に新たな思い出を入れる箱を乗せてしまうようなやり方

名前を付けて保存のように、思い出にラベリングをして、いつでも取り出せる記憶にしてしまうと、何か行動を起こすたびに関連したファイルが引き出されてしまいます。
そうすると今自分がしていることと、以前恋人と一緒にしたことが比較されてしまいますから、いつになっても今のほうが不幸だと思わざるを得ません。

ですから恋愛に関しては、今後すべての記憶を「上書き保存」していきましょう。下になった箱はもう開けられないくらい、どんどん上に素敵な思い出を積み重ねていってください。
そうすれば必ず、その失恋の悲しみは意識から消えていくはずです。

方法⑩:「あの人は死んだ」作戦

ここまで挙げた色々な方法を試してみて、それでもどうしても元カレ元カノを忘れられない、辛い気持ちから立ち直ることができないと思う人には、最終的な方法を伝授しましょう。

それは「あの人は死んでしまった」と思い込む、という作戦です。

縁起でもない、と言われるかもしれませんが、背に腹は代えられません。失ったあの恋愛を忘れることができない、というその大きな要因は、
「あの人は、今でも同じ地球に生きている。今日もまた同じように生活しながら誰かを愛し、笑ったり幸せになったりしているんだ」という想像からくるもの。これでは自分の気持ちを過去から切り離すことができません。

ですからこの際、以前のお相手は「死んでしまった」ということにしてしまいましょう。
死んだ人にはもう会えませんし、これからの人生もありませんから、あなたはその人について新たな想像を膨らませる必要がなくなります。これはかなりあなたのストレスを軽減するはずです。

どうでしょうか、ここまででだいぶ立ち直れるような気がしてきたのではないでしょうか?

方法⑪:引きずる時には心療内科

あなたが失ったその恋が、他人から見てどの程度のものだったにせよ、以下のような症状があらわれている場合には、できるだけ早く専門家に相談するのが賢明です。

  • 何年たっても悲しみが薄れていかない
  • 食欲に異常がみられ、体重が10キロ以上増減している
  • リストカットなど、自分を傷つける行為をしてしまう
  • 何に対しても全くやる気がおきない、入浴や身づくろいに関心がなくなっている
  • 怒りや憎しみが収まらず、暴力的な行動がやめられない

このような行動に陥ってしまうのは、あなたが恋愛を大切にしていたことの現れでもあるのですから、決して恥ずかしいことではありません。
それでもその失恋が引き金となり、今のあなたの脳内と身体には既に大きな影響が出てしまっているのでしょう。ここからあなたを、元通りの快活な状態に引き戻していくのは、自分の力だけでは難しいはずです。

失恋うつ、という病名がふさわしいものなのかは分かりません。でも誰かの助けを借りることでその落ち込みから立ち直れるなら、そのほうがいいに決まっています。
辛いと感じるのであればぜひ、勇気を出して心療内科を尋ねてみてください。

失恋から立ち直る時におすすめの本

太陽のパスタ、豆のスープ

婚約を破棄されてしまった主人公が、立ち直っていく過程を丁寧に描いている物語です。
自分は恋を失ったことで、何もかも失くしてしまったのか。人生が分からなくなった時、主人公はひとつのリストを作ることから、自分という人間を再構築していきます。

恋人を失ったあと、自分を見つめなおす気持ちが芽生えてきたなら、ぜひ読んでみてほしい一冊です。

失恋から立ち直るのが辛いあなたへ

きっとこの記事を読んだって、あなたがすぐに辛い失恋から立ち直るのは難しいでしょう。だって、あなたは悲しくて苦しくて、この記事を探してしまうほど、失恋に苦しんでいるんですから。

でも、一つだけぜひこの記事を読んでくれた人に一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。

人は記憶を美化してしまう生き物です。

楽しかった思い出ならなおさら、別れた彼や彼女の記憶はきっとかけがえのないものになっているでしょう。ですが、その思い出にすこーしだけ思い出補正がかかっているとしたら、そしてそれに気付くことができたらあなたは少しだけ前に進んでいます。

思い出は美化され、あなたの中で輝き続けるかもしれません。

それでも、失恋から立ち直るには、あなたが『新しい幸せ』や『自分なりの生き方』を見つけるしか方法はないんです。人生を楽しむために、笑って生きるために、ぜひ今回紹介した対処法で少しでも気になるものがあれば試してみてください。

この記事が、あなたの辛い気持ちに寄り添いそして、乗り越えるきっかけになれることを願っています。

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