気の合う友達に囲まれて、毎日充実した学生生活を送る。
仕事の愚痴や恋の相談など、気の置けない話のできる同僚がいる。
友達とは、人生にとって大きな意味を持つものです。
今回は、友人ができない事に悩む人が、なぜ友達ができないのか?そして、どうやったら友人ができるようになるのか?を突き詰めて考えていきます。ぜひこの記事を読んで、あなたも憧れのリア充生活を手に入れてください!
友達ができない10の原因
ここからは友人ができない根本的な原因を考えていきます。さてあなたはいくつ当てはまりますか?まずは自分の胸に手を当てて、しっかりと現実と向き合ってみましょう
原因①:友達を「作ろう」と焦りすぎている
友達ができないことに悩むあまり、友達を「作ろう」と頑張りすぎてはいませんか?
友達は「できる」ものであって「作れる」ものではありません。
もちろんできる土台を整える努力はいくらでもできます。しかし相手ありきのことなので、100%自分の力だけでどうにかできるものではないのです。
それを理解せずに、友達を「作ろう」と躍起になると、空回りして余計友達ができにくくなる原因になってしまいます。
とりあえず、出会った人と手当たり次第連絡先を交換してみたり、早く親しくなりたくて自分からどんどん距離感をつめようとすることは、友達ができる正しいステップではありません。
友達とは、同じ時間を過ごすうちに、一緒にいて楽しいと感じるようになった、いつの間にか自然に仲良くなっていた相手のことです。胸に手を当てて、友達作りに少し熱が入りすぎているなと感じているなら、一呼吸おいてもっとリラックスして、まずは少し楽に考えてみましょう。
原因②:友達を手段だと思っている
あなたが友達が欲しいと思っている理由はなんですか?
友達がいないと恥ずかしいから。充実した生活をアピールするため。
もしこんな理由で、「誰でもいいから友達が欲しい」考えているなら、あなたは友達を「目的」ではなく「手段」として捉えています。
つまり、自分が恥をかかないため、周りに充実していると見せかけたいために『友人』が欲しいだけという事です。
友達とは、その人と一緒に過ごして楽しい、嬉しい、という気持ちをお互いに共有することが目的です。友達を「その人」として見ることなく、駒や道具のように見なして「〇〇のために友達が欲しい」「友達ができたらに××してほしい」と考えていると、その考えはふとした瞬間に相手に漏れ出ててしまい、不信感や不快感を与えることになってしまいます。
もしこの原因に心当たりがある場合は、一度自分は友人に何を望んでいたのか?そもそもなんでこんなことを思うようになったのかを深く自分に問いかけなおしてください。
原因③:他人に興味がない
友達がほしいけれどなんだか人と話が続かない、関係が続かない……というのは、他人に興味がないことが原因の一つです。
話が途切れたときに、特に話すことも思い浮かばず、会話が終わってしまうのは、相手への関心がそれ以上湧いてこなかったということ。
もっと聞きたいことがあれば、自分から新たな会話につながる質問を投げかけるはずです。もし本当に興味が湧かない相手なら、わざわざ友達になる必要もないでしょう。しかし、誰に対してもそのような態度をとっていると友達ができなくなってしまいます。
原因④:人に心を開けない
人に対して常にどこか壁を作ってしまったり、一歩引いて接してしまうことも、友達ができない原因となります。
友達とは、お互いに信頼し合って気を許せる相手のことです。
相手を知ることはもちろん、自分を知ってもらうことも友達になる過程で重要です。にも関わらず心に壁を作ったり、距離をとったまま関係を築こうとすると、相手に不信感を与えたり「自分と親しくなりたくないのだろうか?」と思わせてしまいます。
これは無意識に行われていることもあり、過去に誰かに裏切られた経験があったり、幼少期からうまく心を開ける環境がなかったことが、心を開けない原因である場合も考えられます。
自分の心を開かなければ、相手も心を開いてはくれない、当り前ですが今一歩親しい友人ができない人はまずこの点を自分に問いかけなおしてみましょう。
原因⑤:損得勘定をしている
誰と友達になると得か、損かを考えすぎると友達ができません。
なぜなら、友達は損得で結びつくものではないからです。また、人間関係の中で、自分は相手に与えてやってるのに、相手は何も与えてくれない、といった損得勘定をすることも、友達ができない理由になります。
友達になりたい人を「容姿」「金銭面」「社会的地位」「自分に利益をもたらしてくれるかどうか」などといった相手の一部だけを見て選ぶと、鏡のように相手も自分に同じような「損か得か」という判断で友人関係を続けるか、やめるかを判断するようになります。
もちろん上記のような相手の特徴を、魅力の一つに捉えるのは悪いことではありませんが、そこだけを見ていては、いつまでも相手の本当の姿を知ることはできないでしょう。
また、人間関係の中で過剰に損得勘定をすると、自分自身が疲弊してしまって関係が長続きしません。
例えば仕事の関係の上では、雇い主と雇われている側、という立場のはっきりした契約がなされているので損得勘定は必要です。
しかし友人関係は対等で、契約ではありません。自分が相手に合わせるのは損だ、相手ばかり得をしているのでは?という思いで関係を続けていると疲れてしまい自然と友人関係が保てなくなってしまうのです。
原因⑥:自分が一番えらい・すごいと思っている
高すぎる自己肯定感も、友達を作りづらい原因となります。
自分に自信を持つことや自己肯定感を持つことは、良い人間関係を築く上でも大切です。しかし、過剰な自信や自分への過大評価は、友達ができない原因となってしまいます。
例えば、自信過剰で「自分が一番えらい・すごい・賢い」などと思っている人は、自分以外の人間を見下してしまう傾向にあります。
友人関係は対等で、お互いを尊敬し合うものなので、相手を下に見ていては友達になれません。上から目線、自慢ばかり、バカにされている気がする、という印象は、仲良くなりたいという相手の気持ちを削いでしまいます。自分だって、バカだと思っている人を魅力的に思ったり興味を持ったりできないでしょう。
本来自信とは、何かを成し遂げた経験や周りからの評価から来るものなので、確かにある意味では、自分を優れていると思うことは間違っているわけではありません。その優秀さに人が集まってくることもあるでしょう。しかし、「優れた自分」と「自分に寄ってくる、自分より劣った存在」という立場で関係を続けても満たされる『本当の友人』は現れてはくれないでしょう。
原因⑦:自分に自信がない
上記の例とは反対に、自分に自信がなさすぎることも友達ができない原因になります。
自分に自信がない人の特徴として、すぐに自分を卑下してしまう、相手の機嫌ばかり伺ってしまうという特徴があります。これらの行動は友達をできにくくしてしまうのです。
まず、すぐに自分を卑下してしまうと相手からの印象も下がってしまいます。半分冗談、くらいの気持ちでも「私はどうせ〇〇だから」を繰り返していると、相手の中でどんどんそのイメージが膨らんでしまうのです。
そして相手の機嫌ばかり伺っていると、対等な友達関係を築くことができません。過剰に気を遣われると、気を使われている側もストレスに感じたり、主体性のなさにうっとおしく思われたりするものです。また自分自身も、常に相手に合わせなきゃいけないという強迫観念に駆られて精神的に消耗します。
このような行動をしていると、たとえ友達になりたいと言ってくれる人がいたとしても、それは自己肯定感の低さにつけ込んで自分が得をしたいと企む人だけ、という状況になってしまいます。そんな人との関係は本当の意味での「友達」ではないのです。
自信が持てない5つ原因と対処法!あなたを変える方法はコレだ!原因⑧:ネガティブな話ばかりする
自分のことだけでなく、会話全体を通して話をネガティブな方向に持っていこうとする人は友達が人の特徴です。同じように人の意見に対してなんでも否定から入る人も、楽しい会話ができる相手だとは思われません
会話の中で話題になった事象に対して「それって◯◯(ネガティブなこと)じゃない?」とすぐ雰囲気を盛り下げたり、人の意見に必ず「いや、でも」と反論していると相手はいい気はしません。
もちろん、何か有益な情報としてネガティブなことを添えたり、意見が食い違っている場合に反論したりすることは大切です。
しかしこの行動は習慣になってしまっている人も多く、つい癖でネガティブで否定的な反応ばかりをしてしまう場合は人を遠ざける原因になっているでしょう。
原因⑨:気持ちを伝える努力をしていない
人間関係で最も大切なのはコミュケーション、つまり気持ちを伝え合うことです。つまり、それを怠っていては友達は作れません。
誰かと共に過ごしているとき、人は誰しも「相手は自分と一緒にいて楽しいのだろうか。なにか不愉快にさせていないだろうか」と疑問に思います。
なぜなら、自分が楽しんでいるだけでは友達関係が成立しないからです。この疑問が湧かないときは、仕草や雰囲気でお互いが「一緒に過ごせて楽しい」と思っていることが明らかな場合か、相手を省みずに自分が楽しんでいるだけの一方的な関係です。
また、お互いがポジティブな感情を伝え合うことも大切ですが、相手の行動で嫌なことや傷ついたことを伝えることもまた重要です。ポジティブな感情を伝えるよりもネガティブな感情を伝えることの方が難しく感じるでしょう。
しかしこれも友達関係を良好に築いて行く上で必要なことなのです。我慢をしているとその関係はいつか破綻します。加えて、気持ちを素直に伝えることで誤解や認識の違いが明らかになるかもしれません。
原因⑩:会話のが苦手
友人関係を作っていくには、コミュニケーションが欠かせませんがその一番のツールである会話が苦手な場合は友達ができない大きな原因となります。
人は全てを分かり合うことはことはできません。
しかし、会話というツールを使うことで、できるだけお互いのことを知りそして少しずつ距離を縮めていき、始めて友となることができるのです。
このコミュニケーションをとるうえで重要な『会話』が苦手な場合は、自分の気持ちを思うように伝えられないだけでなく、相手から受けた言葉のキャッチボールをうまく投げ返せず親しい友人ができないといった原因となってしまいます。
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さてここからは、友達を作るのが苦手な人へ、どうやったら友人を作ることができるのか?について具体的な対処法を示していきます。
友人とは人生の満足度を高める大切な存在です。ぜひ、自分に合った方法を試して、まずは心から分かり合える友を1人ずつ作ってみてください。
自分のことを知る
友達を作るには、まず自分を知るところから始めましょう。
「人と仲良くなりたいのに、なんで自分を知る必要が?」と思うかもしれませんが、自分のことすらもわからない人が、他人のことを理解したり尊敬したりすることは難しいです。
また、人と知り合っていく中で「あなたはどんな人?何が好き?」と聞かれて、上手く答えられないと関係が築いていけません。せっかく相手が自分を知ろうとしてくれているのに、曖昧でブレブレな自分ばかりを見せていると捉えどころのない人だと思われてしまいます。
人と関わる上で「自分の性格」「好き嫌い」「得意不得意」などを把握しておくと、相手との共通点や相違点を見つけることができ、友達作りに役立ちます。
自分を深く知ることは、友人を作る以外にもたくさんのメリットをあなたにもたらしてくれます。ぜひまず、友達が欲しいと思ったら、ここから始めてみましょう。
心に余裕を持つ
友達を作るためには、心に余裕を持つことが大切です。
心に余裕を持てと言われてもピンとこないかもしれませんが「心に余裕のない状態」ではないことをイメージするとわかりやすいかもしれません
「心に余裕がない状態」とは、焦燥感からくる過剰な自信や、低すぎる自己肯定感、裏切られるのでは?という疑心、嫌われたくないという不安感などのネガティブな感情を常に心の中に抱いていることです。
誰しも少しは持っている感情だと思いますが、これらのことばかりに気を取られているのは、友達を作る上で良くありません。
なぜならまず、心に余裕のない人は魅力的には見えないものです。もっと知りたい、仲良くなりたい、と思ってもらうには心の余裕が必要なのです。
また、自分の中で、人を魅力的に感じるかどうか判断するときも、心の余裕は大切です。心に余裕がないと「この人は素敵な人かどうか」の感覚が鈍ってしまいます。人のいいところになかなか気が付けなかったり、後々考えるとどうしてあんな人を、という人を魅力的に思ってしまったりしまうのはそのせいです。
そして、心に余裕がない人に近づいてくる人は、その「余裕のなさ」を悪用しようと企む悪い人です。そんな人に狙われないためにも心に余裕を持って友達を作ることは重要なのです。
焦燥感にかられた時の解消法12選の紹介!人のいいところを見つける
ではさっそく人と仲良くなってみよう!自分を知ってもらい、相手のことを知ろう!という段階になったら、まず相手のいいところを見つけ褒め上手になってみましょう。
相手のいいところを見つけるには、日頃から人をよく見ておく必要があるので、自然と他人を気にする癖がつきます。人のことをよく見ているうちに、自分と合いそうな人や仲良くなりたいと思う素敵な人を見つけられるでしょう。
そうしたら、自分から話しかけてみたり、話しかけられたときに積極的に会話をつなげて、どんどんお互いのことを知って仲良くなっていけば、その人と友達になっていけます。
また見つけたいいところも、話しかけるきっかけや話題のネタにしましょう!
自分の努力や魅力に気がついてくれていて、それを褒めてもらって嬉しくない人はいません。自分を気にかけてくれていることが相手に伝わり、相手も自分を気にかけてくれるようになるかもしれません。
ただし、「外見」や「個人的な・デリケートなこと」を直接的な表現で褒めるのはお勧めしません。人を褒めるのが得意じゃない、これから上手くなっていきたい、と思っている人は特に避けた方がいいでしょう。
まだあまり仲良くないのに、距離感を測り間違った褒め方をしてしまうと相手にネガティブな印象を与えてしまうからです。
褒めるということは「あなたを見ていますよ、気にかけていますよ」と伝えることです。ぜひ、何気ない仕草や気遣いなど「本人が気をつけておこなっていたり」「素直に自分が感心しているところ」を見つけて褒め上手を目指してみましょう。
褒め上手になる為の8つのコツを紹介!積極的に友達作りの場に出かける
趣味の教室、同窓会、イベントなど積極的に人と関わる場にでかけてみましょう。
大人になってから友人を作るのは、実はとても難しい事です。仕事や家庭に追われていると、待っていても友人はなかなかできないので、それなら自分から新しい世界に飛び込んでみるのです。
この時、必ず自分の趣味・好きなことなど話題に事欠かない場に出ると、会話が弾みやすいため、人と親しくなるハードルが下がります。
友人が欲しいけど、出会いがないという場合はSNSを使うという方法もあるため、ぜひ自分に合った『新しい出会い方』を探してみましょう。
先入観や損得勘定をやめる
損得勘定や先入観を手放して、人を見てみましょう。
相手を知らないのに先入観で人を判断するのは良くないことです。「こんな感じの人なのかな?」というイメージや予測が思い浮かぶのは悪いことではありませんが、真偽を確かめずに相手をシャットアウトすることになりかねません。
一方で、先入観で相手に近づいて、自分のイメージを相手に押し付けていても、良い友達関係は築けません。
また、友達になる相手を損得勘定で選んでしまうと、それは友達ではなくただの「利益でつながる関係」となってしまいます。メリットがなくなるとその関係に必要性がなくなってしまうし、相手もまた常に自分に利益を求めてくるので、その関係は心が休まる穏やかな関係とは言えません。
何かのための友達ではなく、知っていくうちに素敵だ・気が合いそうだと思ったから仲良くしたい、という思いが大切なのです。
話を聞く力をつける
聞く力を身に着けると、人は自然と集まります。
誰でも自分の話を聞いて欲しいという願望を心に抱えているため、聞く力をつけると「ああ、この人は自分のことを知ろうとしてくれていう」「この人は、自分のことをわかってくれる」と感ず、親しくなるきっかけを作ることができます。
聞く力をつける一番簡単な方法は相手に『共感』することです。
例えば、「昨日、帰り際に部長につかまって30分もくだらない話をきかされたの」
こんなことを同僚が言ってきたらあなたはなんと返しますか?
「部長は話が長いんだから、早めにあなたがきりあげないと」
「部長にはごますっておいた方が、後々あなたのためになるよ」
どちらも同僚を気遣って発言した言葉でしょうが、きっとこれを聞いた同僚は心の中で「そうじゃない」と思ってしまうでしょう。この時、最も正しい会話のチョイスは
「ええ、それは大変だったね~。帰り際に災難だったね。」
と相手の気持ちに共感してあげることです。今回の会話で相手が一番伝えたかったのは、帰り際という段階で不本意な目にあったという事です。
同僚はそのことに対して共感をえて、気持ちを鎮めたかったのに、前者ではアドバイスをしてしまい、本人に「そういうことじゃない」という気持ちを芽生えさせてしまいます。
共感がうまくわからないという人は、まずは相手の立場に立って考えることをぜひ訓練してみましょう。
相手の立場に立って考える10個の方法!思いやりのある良いコミュニケーションを
友達関係、いや、人間関係全てに一番大切なのは「思いやり」と言っても過言ではありません。
相手を思いやるということは、相手の気持ちを考えて行動するということです。自分の意志を無視したり、自分の気持ちを慮った言動をしてくれない人とは仲良くなりたくないどころか、関わりたくもないでしょう。
それは相手も同じです。
友達関係とは、お互いに対等な立場でコミュニケーションをとる関係なので、互いが互いを思いやることが必要なのです。
まずは、自分がされて嬉しいことをして、されたら嫌なことはしない、という基本的なことから意識して実行してみましょう。もし自分のその感覚と、相手のその感覚がズレていることがわかったら、悪気はなかったのだと素直に謝って、自分の感覚を伝えたり相手に合わせて調整してみてください。そうして、少しずつお互いのことを知っていくことで、さらに互いに思い合ういい関係が築けるようになっていきます。
また、コミュニケーションに大切なのは「言葉」です。阿吽の呼吸、言わなくてもわかるのが親友、なんて言いますが、実際にはそんな関係は稀です。
やはり言わないと伝わらないものですし、わかっていても言葉にすることで再認識できることはたくさんあります。特にポジティブなことは何度伝えても良いものです。本当に相手と長期的にいい関係を築いていきたいなら、素直に自分の気持ちを伝え、相手の話に真摯に耳を傾けることが大切です。
一人に依存しようとしない
「友達が欲しい」と思っているとき、欲しい友達は「何人」くらいですか?多ければ多いほど楽しいから、できるだけ多い方がいい、親密に仲良く出来る友達が2、3人いればいい、など人によってタイプは様々だと思います。
しかし「一人だけいればいい」という発想は改めた方が賢明です。
もちろん「今はまだ一人しか仲のいい人がいない」「今いるこの一人の友達が大切」というのは悪いことではありません。しかしこれから友達を作っていこうという段階で「一人だけでいい」「一人しかいらない」と思い込むことは危険です。
なぜなら、そのたった一人の友達に依存してしまう可能性があるからです。仲良くなり始めのときから「この人だけでいい」と思ってしまうと、距離感の取り方や仲良くなっていくステップを誤ってしまって、上手く関係が積み上げていけなくなる可能性があります。
また、相手には他にも友達がいるけれど自分が頼れるのはその人だけ、という状況ではお互いにバランスが合わずどちらかもしくは両者が無理をしたり苦しむことになりかねません。
お互いにちょうど良い距離感やバランスを保ちながら、楽しく友達関係を続けることが大切なので、それが出来るように友達との付き合い方を常に考えることが大切です。
「自立とは、依存先を増やすこと」という言葉もあります。人によりますが、気の許せる相手が少なくとも2、3人はいたほうが精神的に安定するかもしれません。
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友達作りの前提として、友達は「作る」ものではなく「出来る」もの、という考えてみましょう。
確かに、友達を作ろうと努力することはできるし、そのおかげで実際に友達ができることだってあります。しかし友達関係は相手ありきのことなので、自分の努力ではどうにもならないとある意味で開き直ってしまうのです。
友達になれない・友達がうまくできないのは、自分が悪いのではなく、相手が悪いのでもなく、運や偶然の結果であると考えるのです。
例えば、ピーマンが好きな人もいれば嫌いな人もいます。どちらも珍しいことではありません。しかし、ピーマンが苦くて嫌いだという人に、なぜあなたはピーマンを苦いと感じない人間に生まれてこなかったのか?と責めても意味がありません。好みに理由はあれど、好むか好まないかそのものは運や偶然で、選べないということです。
つまり自分ができる範囲での努力をしていても友達ができない場合は、今はそのときではないと割り切ってしまうのです。
自分自身はもちろん、相手や周辺環境なども日々刻々と移り変わります。その中で自然と友達ができたりするものなので、それを気長に待つことも一つの手でしょう。
まとめ
友人とは人生の色彩を彩る重要な存在です。窮地を助けてくれたり、道を踏み外しそうになったら止めてくれたり、落ち込んでいる時なら馬鹿話をして笑って、気持ちを前向きに変えてくれます。
そんな友人関係に憧れて、友達が欲しいと感じるのは誰でも当たり前です。
ですがぜひこの記事を読んだ人には、人生を豊かにするのは自分次第であり『友達がいるかいないか』『多いか少ないか』ではないことに気づいてください。
人生という大海で、舵に手をかけているのはあなたです。
友人がいてもいなくても、あなた次第で人生はバラ色に変わっていきます。この記事があなたの人生を豊かにする友人を作るきっかけと、そして人生の原点に気づくきっかけになれることを願って。
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